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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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オバマ外交評価 [2009年07月19日(Sun)]
ワシントン・ポスト7月19日付でコラムニストDavid Ignatiusがオバマの大統領就任6か月の外交成果を論じています。こうした評論は多数出ていますが、まだ各種懸案について具体的な成果はないので、イメージ論が主であり、これもその一つです。

イグネイシャスの言っていることは、要するに、オバマ政権は、米国が傲慢であり、一方的な行動をするという国際的イメージの払拭には成功したが、中東和平、イラク、イラン、アフガニスタンなどの対処については、まだこれからだ、ということに尽きますが、一つだけ、具体的問題点として、個別の諸問題を特使に投げてしまい、ヒラリー国務長官やジョーンズ国家安全保障顧問は式典にばかり使うような「いささか混乱した場当たり的外交体制」は整理し直す必要があると指摘しています。

オバマ政権が、米国のイメージ改善に成功したことは間違いないが、実際の懸案となると、これからだ(つまりまだ何も進んでいない)と言うのは、客観的な評価でしょう。確かに不運な面もあって、北朝鮮やイランとの対話を標榜していた矢先に、北朝鮮はミサイルや核実験で挑発して来て、まともな話し合いの相手にはならない状況であり、イランは、政権の正統性が疑われ中で、改革派を無視して現政権と話し合いをして良いがどうか、事態を見極める必要が生じています。イラク撤兵やアフガン増派は、戦略に基づくというより、選挙戦の公約の延長上の政策であり、種々の問題と危険をはらんでいます。もちろん中東和平は誰がやってもそう簡単に行く問題ではありません。

そうして見てくると、オバマ政権半年間の最大の成果は、東アジア政策にあったように思えます。それは国務・国防省の東アジア担当の人事にも良く表れており、政策面では、ヒルの六カ国協議偏重を脱して、北朝鮮が不参加なら五カ国で良い、北朝鮮の参加自体にはいかなる代償も払わない、という姿勢を示したことに表れています。また北朝鮮問題を中心に、日米韓の同盟国間の協力関係を強化しました。これは、オバマ政権6か月の最も顕著な成果として称賛されて良いと思われます。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 15:51 | 米国 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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