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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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核の新時代の抑止 [2006年10月17日(Tue)]
核を使えば、米国の報復を受けて自殺行為となるから、金正日は実際には核を使わないだろうという考え方があります。それに対し、論説編集委員のBret Stephensは10月17日付のウォール・ストリート・ジャーナルで、そう考えるのは単純に過ぎるとして、北朝鮮がミサイルに搭載できる核弾頭と長距離ミサイルを開発した5年後を想定し、核が使われる3つのケースを論じています。

第1は、北朝鮮が韓国を侵略すると同時に、米国の太平洋岸に核弾頭を打ち込み、米国に介入しないよう威嚇した場合、第2は、北朝鮮がアルカイダに兵器級の核物質を売り、デンマークなどの報復力のない国でそれが核爆弾として使われる場合、第3は、北朝鮮がイランとシリアに高濃縮ウランまたはプルトニウムを渡してこれらの国を核武装させ、これら3国が軍事同盟を結んだ場合です。

ベネットは、こうしたシナリオに米国がどう対応するかは、実はそれほど簡単ではない、そしてこれは結局、核抑止の問題であり、北朝鮮の核武装を契機にもう一度抑止を考えてみる必要がある、と言っています。

北朝鮮の核実験で、世界は新しい核の時代に入ったと言えます。これまでと違うのは、テロリストが登場したこと、北朝鮮のような「ならず者国家」の核武装が現実問題になったこと、それによって核武装を目指す国が更に増える恐れが高まったことです。

従って、冷戦の終結と共に、一時は過去のもののように考えられた抑止について、もう一度考えてみる必要は確かに出てきたと言えます。

しかし冷戦時代ですら、抑止はそもそも効くのかという議論がありましたし、テロリストに対して有効ではないことは、今日広く了解されています。簡単に結論が出る問題ではなさそうです。





Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 13:27 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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