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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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イランとの対話批判 [2009年01月27日(Tue)]
ワシントン・タイムズ紙1月27日付でAEIのJohn R. Boltonがオバマ政権の対イラン交渉政策を批判しています。

ボルトンは、これはイランが核開発のための時間稼ぎをするのに好都合な上に、米国がガザ問題にかまけている間に、イラン核問題への取り組みの優先順位が下ることになりかねないと指摘し、さらに、イランはオバマ政権の交渉提案に乗ってくるだろうが、楽観論に基づく対イラン外交は案外早く壁に突き当たるだろうと予測しています。

ボルトンは、イスラエルが軍事力を用いてでもイランの核兵器開発を阻止することを期待していたと思われますが、その期待が崩れた上に、オバマの対イラン交渉政策は、結果としてイランに利することになると考えて不満を表明しています。

しかしイスラエルや米国による空爆は、イラン核施設についての情報の不足等から、元々あり得ない選択であり、従って、すべての選択肢が検討可能だとは言っても、現実の政策としては、アメとムチを併用した交渉以外の道はなく、ボルトンの期待には初めから無理があります。

今後のポイントは、交渉におけるアメとムチをブッシュ政権時代より大きくすることと、濃縮停止を交渉の前提条件とするやり方を変えることが出来るか否かでしょう。ただ、そうしたとしても、交渉が成果をあげられるかどうかはわかりません。

なお、イスラエルは、今回のガザ攻撃でハマスに壊滅的打撃を与えるのに失敗したと断じて良いでしょう。ガザは依然としてハマス支配下にあり、また西岸でのある世論調査では、80%近い人がハマス支持になっています。ハマスはガザ再建の問題に直面していますが、政治的には今回の紛争のために強力になったと考えられます。そうした中で、イランが今回、口先だけで実際は何もしなかったことは、イランとハマスの間の距離を示すものでしょう。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:49 | イラン | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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