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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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イスラエル=シリア和平優先論 [2008年11月26日(Wed)]
ワシントン・ポスト11月26日付で、米国務省情報調査局出身の中東専門家で、現在はウッドロー・ウィルソン国際センターに席を置くAaron Millerが、オバマ新政権は、外交の優先課題として、イスラエル=パレスチナ和平に取り組むよう迫られるかもしれないが、これは容易に解決できる問題ではないので、先ずイスラエル=シリア和平の達成を試みるべきだ、と論じています。

ミラーは、シリアに関しては、パレスチナ問題のように、エルサレムの帰属のような困難な問題は無く、ただ、ゴラン高原からの撤退と水利の問題、そしてシリア、イスラエル両国の安全保障の問題があるだけなので、交渉は可能だ。勿論、これも簡単に行くものではなく、最終的には米国による平和維持軍の派遣も必要になるかもしれない。また、シリアは、年来のイランとの関係は容易に切れないので、シリア=イスラエル関係も徐々に進展させるしかないだろう。それでも、もしイスラエル=シリア間に和平が成立すれば、そのことは、過激勢力のハマスやヒズボラ、そして彼らを支えるイランにとって困難な事態をもたらすだろう、と言っています。

イスラエル=シリア和平の話はしばしば浮上して来ます。今年8月にもトルコを仲介とする和平(ゴラン高原返還を含む)の話がありました。確かにアラブ・ナショナリズムによるイスラエル抹殺論は、エジプトが戦線を離脱してから過去の話となっており、水利や安全保障のことも含めて、ゴラン高原の問題を解決すれば、イスラエル=シリアの関係正常化が可能な状況はしばらく前から存在しています。従って、時として希望的観測も浮上して来るわけです。そうしたことを考えれば、確かにイスラエル=シリア和平は、オバマ新政権が真っ先に取り組む課題として適当であるかもしれません。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 11:19 | 中東 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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