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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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ブッシュのイラン政策に変化? [2006年09月15日(Fri)]
9月15日付けのワシントン・ポストで、コラムニストのDavid Ignatiusがブッシュ大統領との単独インタビューについて報告し、ブッシュはイラン核問題の外交的解決と米イランの関係構築を真剣に模索していると感じた、と言っています。

それによると、イラン国民と直接話す機会があったら何を言いたいかと聞かれたブッシュは、
〇イランの歴史と文化を尊敬し、イランの主権を認め、イランが誇り高い国民であることを認める
〇イランが原子力発電を推進する権利を有することは理解する、ただイラン政府の一部に核兵器の開発の意図があるのを深く懸念している、原子力発電については、イラン国民の願望を満たすような解決策を見出したい
〇アメリカはイランとの紛争は望んでいない
〇イランとの意思疎通を図るために、文化交流を促進したい
と述べたそうです。

またブッシュはインタビューの最後で、米政府の真の意図をイラン国民に示すことができれば、問題の外交的解決の可能性は高まるだろうと言ったそうです。

イグネイシャスはこうしたブッシュの発言について、イラン核問題を外交的に解決するという方針を明示したものであり、イランの核武装は許せないが、原子力発電を推進し、中東で重要な役割を果たす先進国になりたいというイランの野心を認めようというものだ、と言っています。

ブッシュの発言はアメリカのイラン政策の変更を示唆するものとして非常に興味深いものです。イラン核問題の外交的解決を志向するのみならず、イランを中東の重要な国として認めようとしており、イランを「悪の枢軸」ときめつけ、テロ支援国家として敵対してきたアメリカのこれまでの姿勢とは大きく異なります。

アメリカとイランの関係は、アメリカ大使館人質事件が起きた1979年以来、こじれにこじれて外交関係すらなく、そうしたイランとの関与には時間がかかると思われます。しかしブッシュが方向性を明らかにしたことで、アメリカのイラン政策も徐々に変わっていくことが期待されます。
Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 18:27 | イラン | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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