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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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ロシア外相の主張 [2008年08月21日(Thu)]
ウォール・ストリート・ジャーナル8月21日付でロシアのSergey Lavrov外相が、今回のグルジア紛争を巡って、米ロ関係の先行きについて懸念を深めさせるような、激しい対米批判を展開しています。

ラブロフ外相は、今回の紛争は、グルジア政府が南オセチアに軍事侵攻したことがきっかけで始まったものであり、ロシアの行動は自国のPKO部隊とオセチア市民を守るためのもので、国際法にも完全に合致している。むしろ、ロシアに非があると批判する米国などの方が、「民主主義」国ならば野蛮な行動も許される、と言わんばかりだ。逆に米国には、なぜ「無責任で何をしでかすかわからない」サーカシュベリ政権を軍事力に強化しようとするのか問いたい。ロシアはこの問題の平和的解決にコミットしており、そのためにグルジア政権がさらに「いたずら」をする能力と資源を持たないよう、先ずは武器の禁輸措置をとっていく、と言っています。

そして、過去16年間、米ロ関係には相互性が欠けていたと不満を爆発させ、米国がロシアとの共同軍事演習をキャンセルしたことや、東欧にミサイル防衛体制を展開しようとしていることは、米ロ関係の将来についての「不吉なサイン」だと警告し、米ロ協力が必要だと思うなら、米国はグルジア大統領の言い分だけに基づいて物事を判断すべきではない、民主的に選ばれた指導者も嘘をつくことがあるのを認めよ、などと迫っています。

このラブロフ外相の対米批判の激しさは、もちろん軍事行動が一段落した後の外交戦のかけひきの一環ではあるでしょう。しかしその根っこには、冷戦崩壊後の米国に対して積もりに積もった感情的不満があるように思われます。それだけに、「怒って見せるのも外交のうち」と、軽く受け流すわけにはいかないものがあります。



Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 14:39 | ロシア・東欧 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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