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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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中国チベット弾圧 [2008年03月18日(Tue)]
ワシントン・ポスト3月18日付で、コラムニストのAnne Applebaumがチベット騒乱について論じています。

アップルバウムは、中国はかつてのオーストリア・ハンガリー帝国のようなものだ。内にチベット、新疆を擁し、周辺部にはミャンマー、北朝鮮を従える。そのチベットでは、胡錦涛が1988年以来始めた同化政策――ダライ・ラマの言う文化的ジェノサイド――で漢民族が大量に植民された。今回の騒乱は、中国当局が言うような単なる破壊行為ではなく、ダライ・ラマ否定につながる法案に抗議した僧侶達のデモから自然発生的に反中デモに発展したものだ。フランス第4共和制がアルジェリア騒乱によって倒れた例もあり、中国指導部は事態を非常に懸念しているはずだ、と言っています。

歴史的に清帝国は、女真族がモンゴルや当時強国だったチベットと同盟することで建国が可能になったもので、中国史上最大の版図を確保しました。現在の中国は、その版図を漢民族が継承したものであり、それだけに、チベットは台湾と同様、中国にとって国の統一に関わる最重要問題です。

今回の騒乱が、胡錦涛訪日や北京オリンピックの前に起きていることから、早期に鎮静しなければ、非常に大きな意味を持ちえます。アップルバウムは、対中制裁やオリンピック・ボイコットには一切言及していませんが、今後米国のNGOや議会がいかなる動きに出るかはまだわかりません。制裁ともなれば、@中露関係の強化、A中印関係の停滞(インドはダライ・ラマを保護している)、B中国経済停滞、C米国経済への一層の波乱要因となる可能性もあります。


Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 15:49 | 中国・台湾 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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