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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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パキスタンの核の行方 [2007年11月18日(Sun)]
ニューヨーク・タイムズ11月18日付は、AEIのFrederick W. Kaganとブルッキングス研究所のMichael O’Hanlonの共同論説を載せています。

パキスタンについては、司法の権威を回復し、民主的選挙を行うのが解決策だとする建前論が多く展開される中で、オハンロンとフレデリック・ケーガンは、米国にとって最大の問題は、パキスタンの混乱の結果、核兵器が過激派の手に落ちることだと断じ、それを防ぐために米国の軍事介入が必要となった場合、どのような作戦が必要かを具体的に論じています。

両名は、パキスタンが混乱に陥った場合、それを収拾するには地球の半分をまわって百万規模の軍隊を派遣せねばならず、これはとうてい不可能だ。従ってそうなる前に、パキスタン軍の穏健派と協力して事態を収拾しなければならない。目標は核施設を抑えることだが、抑えた核施設をアメリカに移すことが困難なら、パキスタン軍の穏健派が地方の過激派を抑えて支配力を持つようにしなければならない。そのためには米軍などの相当数の派兵が必要になるだろう。パキスタン軍は伝統的に有能であり、米軍の支援が来るまで持ちこたえられるだろう。それに米軍の支援によってパキスタン軍が支配を確立できれば、アフガン国境沿いのタリバンも制圧できるかもしれない、と述べ、万一の米軍の派兵の必要とその実現性、さらにその波及効果まで論じています。

これは、民主主義の推進は結構だが、これまで急進派の多い軍部を掌握して親米路線を維持してきたムシャラフが統制力を失い、核兵器が過激派の手に落ちたらどうするのだ、というシナリオに正面から取り組んだ論説です。

軍事戦略とは、常に、問題意識を国家国民の安全のみに集中して、ことのイデオロギー的、道徳的是非善悪は捨象し、最悪の事態のシナリオに備えるためのものですが、この点オハンロンの一貫した軍事的合理主義は評価できます。

またイラクの増派作戦はフレデリック・ケーガンの論をベースにしており、彼の軍事合理主義は増派作戦の成功によって既に実績をあげています。
Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 15:59 | 中央・南アジア | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
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コメント
象し、最悪の事態のシナリオに備えるためのものですが、この点オハンロンの一貫した軍事的合理主義は評価できます。
Posted by:handbags sale  at 2011年07月01日(Fri) 18:54