CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


プロフィール

特定非営利活動法人 岡崎研究所さんの画像
Google

Web サイト内

カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
△小泉純一郎前首相の医師久松篤子
英米関係は共通の理念に支えられる (10/08) 元進歩派
実績をあげているオバマ外交 (09/21) wholesale handbags
タクシン派のタクシン離れ (07/04) womens wallets
豪の新たな対中認識 (07/04) red bottom shoes
バーレーン情勢 (07/02) neverfull lv
石油価格高騰 (07/02) wholesale handbags
金融危機後の世界 (07/02) handbags sale
米国の対アジア政策のリセット (07/02) neverfull lv
ゲーツのシャングリラ演説 (07/02) handbags sale
パキスタンの核の行方 (07/01)
最新トラックバック
リンク集
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/okazaki-inst/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/okazaki-inst/index2_0.xml
イスラエルのシリア空爆と北朝鮮 [2007年09月21日(Fri)]
イスラエルのシリア空爆について、米国や周辺アラブ諸国が黙していることから、北朝鮮がシリアに核資材を輸出したという推測が広まっており、ワシントン・ポスト9月21日付は、社説とコラムニストCharles Krauthammerの論説でこの事件を論じています。

社説は、関係諸国の沈黙は、イスラエルの攻撃の黙認を表すと考えられるが、シリアについては、これで少しおとなしくなるのか、それとも騒ぎ立てて事態をエスカレートさせるのか、両方の可能性があるだろう、また六カ国協議については、ライスは、こういう事態があるからこそ協議が必要なのだと言っているが、それならば、北朝鮮が公表すべき核活動の中に、シリアとの核協力も入れるべきだ、と論じています。

一方、クラウトハマーは、イスラエルの空爆を直ちに批判したのは、シリア、イラン、リビア、ロシアという「札付き」以外は、トルコと北朝鮮しかない、上空を侵犯されたトルコはわかるが、北朝鮮が非難の声を上げたのは、期せずして、北朝鮮の関与を暗示するものだ、と指摘しています。

ただクラウトハマーは、北朝鮮よりも中東情勢に危機感を抱いており、結論では、中東全体が燃え上がろうとしているこの時期、イラン制裁をますます強化すべきだ、と言っています。

この件は何らかの形で六カ国協議の場で提起されざるを得ないだろうし、北朝鮮の出方次第で、協議の進展が妨げられる可能性があります。従って日本としては、この事件は六カ国協議との関連で関心があります。

しかし中東や欧米では、イスラエルの一方的攻撃が黙認されたことで、イスラエル=シリア間を始めとして、中東全体に戦火が燃え上がる可能性を直感する雰囲気があるらしく、それが、クラウトハマーの論説に反映されていると思われます。

なお、英サンデー・タイムズ9月23日付は、シリア攻撃前にイスラエルの特殊部隊がシリアに潜入して核物質を持ち帰り、その証拠を見てブッシュ大統領もイスラエルの攻撃を支持した、と報じています。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 15:05 | 中東 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント