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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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アジア太平洋の軍拡 [2007年09月21日(Fri)]
インターショナル・ヘラルド・トリビューン9月21日付で、ジャーナリスト出身の軍事評論家Robert D. Kaplanがアジア情勢を論じています。

カプランは、アメリカがイラクに足を取られ、ヨーロッパが軍事を閑却している間に、アジアではインド、日本、韓国、そして中国が着々と軍備を増強しており、太平洋はもはや米国の独壇場ではなくなろうとしている、特に中国の軍拡は目覚しく、結局、活力に満ちたアジア世界は、古い国際政治---味方は活用し、敵には協力を求める―--に戻っていくことになろう、

そうした中で、ますます重要性を増しつつある中東からの石油輸送航路について、テロの危険が増大しており、米国は反テロ闘争を利用して、中国やインドの海軍を海上ルート保護に巻きこむことを考えていくべきだ、ただし、日本はまだアジアで信頼されていないし、インドは非同盟中立の伝統があるから、両国をあまり公然と中国包囲網に巻き込むのは避けるべきだ、と論じています。

そしてアメリカについては、支配的な存在になるよりも、必要不可欠な存在になることを目指すべきだ、と言っています。

平均的なアメリカ人、特に日米同盟中心ではない考え方をするアメリカ人として、これは常識的、一般的な意見と思われます。日本も早く集団的自衛権の問題を解決して、石油ルートの安全保障に参加する道を開いておかないと、日本の石油ルートまで中国の影響力下に置かれることになってしまいます。

なお、カプランは、日本はやがてイギリスの3倍から4倍の海軍力を有することになろうと指摘するとともに、日本は第二次世界大戦時の残虐行為のためにアジア全体でまだ信頼されていない、と言っていますが、こうした認識もまた平均的アメリカ人の常識と考えなければならないでしょう。

インド洋での海上自衛隊の活動が、地域の諸国から感謝こそされ、いかなる反発も招いていないことを考えると、今後もこの種の活動を継続して日本のプレゼンスと、それが地域に受け容れられているという既成事実を重ねて行くことの重要性がわかります。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 15:11 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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