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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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米露新核協力構想 [2006年07月24日(Mon)]
ニューヨーク・タイムズ紙の社説が、アメリカとロシアが核製造物質の安全管理について協力する有志連合を組織し始めたこと、さらに核の民生利用についても協力に向けて動きだしたことを取り上げています。そして、こうした協力について協定が成立すれば、ロシアは使用済み核燃料の貯蔵施設を建設できるようになり、そこからの莫大な収益によってイランに原子炉を売らなくてすむようになるのではないか、と言っています。

核製造物質の安全管理に向けて協力するというのは、具体的にはテロリストによる核の入手を防止するということであり、これは勿論、歓迎すべきことです。実はアメリカはすでに1991年に核兵器解体や核製造物質の安全管理を目的とする法律を成立させ、ロシア(当初はソ連)を支援してきています。今回の合意はその範囲をロシア以外の有志の国にも広げようというものです。しかし1991年以来15年経ちますが、その努力はさほど成果をあげていません。従って今回の有志連合もいかにそれを具体化していくかが問題です。

また使用済み核燃料の処置は、アメリカや日本を初め、多くの国が悩んでいる問題です。米ロの民生用核協力が進んで、ロシアが本格的に国際貯蔵施設を建設するようになれば、確かに大きな需要が見込まれます。しかしその実現はかなり先のことであり、そうした遠い将来の収益の見込みだけで、ロシアが今大きな収益を得られるイランへの原子炉の輸出を止めるかどうかは疑問です。



Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 11:37 | ロシア・東欧 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
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コメント
岡崎研究所さま
世界の論調批評を面白く読んでいます。特に、日本にとってはどういう意味があるか、との視点でのコメントをつけてくれるので、よりはっきりと論調とそれに対する批評が理解できます。北朝鮮ミサイルに対する日本外交についての論調批評には(特にエコノミスト)興味を感じました。自分の国益は自分で守らねばならないことは自明の理です。目先の利く英国が日本の立場を理解し始めた(勿論、英国の国益にそっての上ですが)ことは今回の日本政府の対応策を評価して良いとのよりどころになると考えます。幕末の日本に対し最も正しい判断をした国が英国でしたから。ネットで時々NY IMES, WPC.Science Monitor, Economist, Times, BBC etcを覗きますが(日本がよその国からどう見られているか?を知りたくて)そのガイドが貴ブログです。今後ともよろしくお願いします。小柳津
Posted by:小柳津浩之  at 2006年07月31日(Mon) 12:13