CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


プロフィール

特定非営利活動法人 岡崎研究所さんの画像
Google

Web サイト内

カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
△小泉純一郎前首相の医師久松篤子
英米関係は共通の理念に支えられる (10/08) 元進歩派
実績をあげているオバマ外交 (09/21) wholesale handbags
タクシン派のタクシン離れ (07/04) womens wallets
豪の新たな対中認識 (07/04) red bottom shoes
バーレーン情勢 (07/02) neverfull lv
石油価格高騰 (07/02) wholesale handbags
金融危機後の世界 (07/02) handbags sale
米国の対アジア政策のリセット (07/02) neverfull lv
ゲーツのシャングリラ演説 (07/02) handbags sale
パキスタンの核の行方 (07/01)
最新トラックバック
リンク集
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/okazaki-inst/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/okazaki-inst/index2_0.xml
イラン少数民族への支援 [2007年02月27日(Tue)]
米戦略国際問題研究所のEdward Luttwakが2月27日付のウォール・ストリート・ジャーナルで、米国はイランに関しては、交渉や共存策ではなく、イラン国内の民族解放勢力を支援していくべきだと論じています。

ルトワックは、イランは、隣接するアフガニスタンで敵対してきたタリバン政権が倒され、イラクも仇敵サダム・フセインが排除された後、親イランの政府が出現したことから、その立場は著しく強くなった、そうしたイランに対し、アメリカではイランとの交渉やさらにはデタント(平和共存)すら議論されているが、イランは多民族国家である上に宗教的対立もあり、また現過激派政権への国民の反発も強く、脆弱な要素がたくさんある、そうしたイランに対しては、デタント策ではなく、イラン国内の民族解放勢力を支援する外交を行うべきだ、と主張しています。

イランが多民族、他宗教国家で、国家の統一維持について様々な問題を抱えていることは、ルトワックの指摘の通りです。イランは国内のクルド人の分離運動が刺激されないためにも、イラクの分裂は望まないとも言われています。

しかしイラン国内の少数民族を支援するというルトワックの提言は、現実的とは思えません。イラン人は少数民族も含め反米的であり、彼らといえどもアメリカのあからさまな支援は望まないでしょう。むしろ、アメリカがイランの少数民族支援という内政干渉を行えば、イランは強く反発し、ナショナリズムが高まってかえって逆効果になりかねません。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:14 | イラン | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント