CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


プロフィール

特定非営利活動法人 岡崎研究所さんの画像
Google

Web サイト内

カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
△小泉純一郎前首相の医師久松篤子
英米関係は共通の理念に支えられる (10/08) 元進歩派
実績をあげているオバマ外交 (09/21) wholesale handbags
タクシン派のタクシン離れ (07/04) womens wallets
豪の新たな対中認識 (07/04) red bottom shoes
バーレーン情勢 (07/02) neverfull lv
石油価格高騰 (07/02) wholesale handbags
金融危機後の世界 (07/02) handbags sale
米国の対アジア政策のリセット (07/02) neverfull lv
ゲーツのシャングリラ演説 (07/02) handbags sale
パキスタンの核の行方 (07/01)
最新トラックバック
リンク集
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/okazaki-inst/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/okazaki-inst/index2_0.xml
米越関係 [2012年03月19日(Mon)]
ウォールストリート・ジャーナル2月23日付で、米AEI日本研究部長のMichael Auslinが、ベトナムについて、経済は躍進しており、米国とベトナムの経済関係も進んでいるが、何といっても米国にとって重要なのは、ベトナムの戦略的価値だ、と言っています。

すなわち、アジア諸国の中で中国と最もとげとげしい関係にあるのはベトナムだ。他方、米国とベトナムの関係は、経済的にも戦略的にも進展するあらゆる可能性を持っている、

ただ、ベトナム側は、米中対立に捲きこまれるのを怖れると同時に、米国に頼り過ぎて、その期待が裏切られることを怖れており、慎重な姿勢を保っている。また、米国とベトナムの間には、過去の戦争の歴史や、体制の違いから来る人権問題などもある。しかし、豊富な若年人口、成長率、そして活発な経済・社会生活を考えると、ベトナムが他の多くのアジア諸国よりも大きな潜在力を秘めていることは間違いない。米国は、対中政策との関連は別としても、ベトナムの経済社会の発展に寄与し、友好、相互信頼関係の基礎を築くべきだ、と論じています。


極めて慎重な言い回しですが、米国の長期的なアジア戦略、特に対中共同戦線戦略を念頭に置いての、ベトナム関与政策の主張です。

南シナ海問題と言っても、戦略的、政治的、経済的に重要性が高いのは、西沙、南沙諸島であり、この問題については、中国とベトナムははっきりと衝突路線にあります。これについて、米国がどこまでベトナムに肩入れするのか、また、ベトナムが中国を怖れずどこまで米国の肩入れを許すのかが、今後の東南アジア戦略の最大の問題です。

しかし、米国とベトナムは、東アジアのパワーポリティックス上、必然的な同盟国でありながら、過去の経緯と、中国を刺戟することを怖れて、相互に慎重を期しているのが実情であり、それをよく説明しているのがこの論説です。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:07 | 東南アジア | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント