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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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韓国の左傾化 [2011年11月14日(Mon)]
ウォールストリート・ジャーナル11月14日付で、米AEIのMichael Ausilinが、最近の韓国には左傾化の傾向が見られ、李明博大統領は、かつての小泉首相と同様に、最後の親米派指導者となるかもしれない、と懸念しています。

すなわち、李明博大統領は、オバマ好みの指導者と思われているが、任期終了を間近に控え、支持率は30%に下がっている。その背景には、インフレの進行、大統領の財閥との密接な関係、貧富の格差拡大への民衆の懸念等がある。そうした中、来年の大統領選では、左派の候補が当選する可能性があり、米韓関係と韓国経済の将来は波乱含みとなるだろう、

既に、先月、左派活動家の朴元淳がソウル市長に当選しているが、急進派の朴氏は韓米FTAに反対している。朴氏は野党第一党である民主党の候補でさえもなかったが、ソフトウェア起業家で国民的人気がある安哲秀氏の支持を得て当選した。これは、国民の政治への強い不満の表れと言える、

こうした政治の流れは、米国にとっては厄介であり、多く識者は韓国の親中姿勢が強まるものと予測している。米韓はこれまでの数十年間も、北朝鮮の奇矯な行動や核開発のために、同盟国として軍事的協調は維持してきたが、政治関係で緊張することは度々あった、

韓国の左傾化は政治を不安定化し、経済にとっても有害だ。左派勢力は多数の政党に分かれ、米韓FTAに反対するなど、ポピュリズムに堕して急進化している。他方、政権与党は、ビジネス界が支配する腐敗した組織と見做され、かつての独裁者の娘である朴槿恵の下で化石化した寡頭体制に向かっていると思われている。このような状況下の国政選挙では、有権者は両極に走りがちであり、政治的な中間派は少数となる、と言っています。


韓国の政治は常に左右に揺れがちであり、オースリンが懸念するように次期大統領選で左派が勝利する可能性は確かにあります。また、今朴元淳ソウル市長を応援した安哲秀氏が出馬すれば、当選できるという見方もあります。ただ、与党ハンナラ党の支持率は下がっていますが、朴槿恵女史個人への支持は、依然として高いままです。大統領選が行なわれるのは、1年先の来年12月であり、未だ予測できる状況ではありませんが、さしあたり、来年4月の総選挙の結果が注目されます。
Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:00 | 東アジア | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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