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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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バーレーン情勢 [2011年03月26日(Sat)]
米国のシンクタンク、Middle East Policy Council のウェブサイト3月26日付で、Chas W. Freeman元米サウジアラビア大使が、バーレーンは、多数派のシーア派が差別待遇をされている特殊な国であり、現在は湾岸協力会議(GCC)が介入して事態の鎮静を図っているが、それが落ち着いたら、長期的安定のための住民と対話を行わないと、極めて危険だ、と論じています。

すなわち、バーレーンは、多数のシーア派が少数のスンニー派の支配下にあり、生活水準の格差もあるという、イラクのシーア派が解放された今、他に類例のない状況にある。そこへもってきて、バーレーンは過去の一時期、ペルシアの支配下にあったことから、イランが介入してくる恐れがある。また、サウジとは陸橋を隔てた隣国であり、米第五艦隊の基地であり、金融などの中心地であるので、サウジを初めとするGCCとしても介入せざるを得ない。しかし、それは、シーア派同士のイランとイラクを接近させる危険性がある、

さらに、バーレーン情勢は米サウジ間にも微妙な摩擦を生んでいる。米国はサウジの介入に反対はしていないが、バーレーン国王には、民衆の要求を受け入れるよう言っている。しかし、湾岸諸国の方は、反政府の民衆に譲歩すれば、つけ上がらせることになり、治安の回復こそが急務だと思っている、

しかし、バーレーンを過去の状態に戻すことはもはや出来ない状況になっている。従って、治安が回復したら、出来るだけ早い機会に民衆と対話し、改革を実施し、国民の統一と調和を達成することが必要だ、と言っています。


米紙上で、バーレーンに関する情報は少なく、それは、他にニュースが多いためもありますが、GCC諸国(主力は当然サウジ)は自分たちの武力介入について進んで新聞発表をするような国ではなく、他方、米国のメディアは、知っていても遠慮して大きく報道しないからでしょう。

バーレーン情勢の実態はここに書いてある通り、サウジ軍を主体とするGCC軍が反乱を抑え込んでいる状況なのだろうと思われます。今後の政策論としては、ただ抑え込むだけでなく、宗派的対立の宥和が必要なことも、フリーマンの言う通りだと思われます。



Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:14 | 中東 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
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の実態はここに書いてある通り、サウジ軍を主体とするGCC軍が反乱を抑え込んでいる状況なのだろうと思われます。今後の政策論と
Posted by:red bottom shoes  at 2011年07月02日(Sat) 17:42