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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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駐米サウジ大使の辞任 [2006年12月16日(Sat)]
駐米サウジ大使のトルキ王子が、先日、赴任後わずか15ヶ月で突然帰国してしまいました。「公務を離れて家族と過ごしたい」、というのが表向きの理由ですが、12月16日のウォール・ストリート・ジャーナルは、その裏に何があるのかを様々に推測する社説を載せています。
 
実は少し前に、トルキの顧問だった人物が、個人的意見として、サウジ政府は、イラクのシーア派民兵によるスンニー派虐殺を見殺しにできず、イラクへの大規模介入を考えている、という論説をワシントン・ポストに寄せています。社説はこの件を取り上げ、これは、かつてトルキがアフガニスタンのムジャヒディーンを支援したことに似ている、と指摘しています。もっともサウジ政府はイラク介入を直ちに否定しています。

また社説は、トルキが兄のサウド外相の後継になるかもしれないと噂されていることを紹介し、さらに、サウジの砂漠の中に石油関連施設と称するパイプのない建造物があり、そこで北朝鮮人が目撃されたことを挙げて、サウジは核武装も考えているかも知れない、と言っています。

このように、社説は、トルキ辞任をめぐる様々な断片的情報を紹介していますが、これは、サウジの思惑や行動は一部の王族以外には絶対に分からないシステムになっているため、外部は、断片的情報に基づいて憶測をする以外にないからです。

そして石油高がこれだけ続いた結果、サウジの腕力は格段に強くなっており、さらに、石油収益の使い道を決めるのは王族のトップだけですから、彼らが既存の利益を守ろうとして、種々な形のイラク介入を検討していることは、十分考えられます。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:03 | 中東 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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