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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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北朝鮮の挑発と将来への準備 [2010年11月25日(Thu)]
ウォールストリート・ジャーナル11月25日付で、米AEI日本研究主任のMichael Auslinが、戦争行為である延坪島砲撃と核開発に対しては、非難以上の強い対応をする必要がある、と論じています。

すなわち、これまで6者協議で米から種々の譲歩を得てきた北は、今回も砲撃とウラン濃縮によって日米韓を交渉に引き戻そうとしているが、オバマ政権は交渉再開を拒否してきた。その一方、これまで北にきちんと圧力を加えなかっのは、金正日が死んで新しい指導者が現れるのを待っていたかのようであるが、息子の金正恩が核の放棄に応じるとは思えない、

従って、米国と同盟国は、@ 北が過去の合意を実施しない限り、北とは交渉しないことで合意し、A. 交渉を再開する場合は、中国抜きですべきだ。中国は北制裁を実施せず、米韓日とは目標を共有していない。中国に期待できるふりをするのは止めるべきだ、

他方、米韓中は、金正日亡き後起きるだろう内紛、指導体制の崩壊、難民流出に備えて、ただ問題を協議するのではなく、作業グループを設け、軍事、政治、経済、人道問題に対処する計画を作成すべきだ、と述べ、

いずれにせよ、米国と同盟国は北にその行動の責任を問う強い姿勢を示すべきだ、と言っています。


今回の延坪島砲撃やウラン濃縮開示は、北朝鮮の瀬戸際政策であり、@米韓日を交渉に復帰させ、A金正恩に軍事面での実績を積ませることを意図したものでしょう。こういう時に慌てて交渉に戻るのは、北の乱暴なやり方に報償を与えることになります。従って、オースリンの交渉拒否論は適切な主張です。

また、中国は北朝鮮を緩衝国として維持することを狙っているのであって、非核化はずっと優先度の低い目標です。従って、中国が北に核放棄で圧力をかけてくれるという期待は幻想にすぎず、幻想は早く捨てるべきです。その意味で、交渉を再開する場合は、中国抜きで米韓日が交渉すべしという意見も適切です。

ただ、金正日亡き後の北の混乱に備えた計画作りに中国が協力することを前提にしているのは、甘い見方と言わざるを得ません。米韓日と中国とでは北についての考え方が異なり、中国は作業グループの設置どころか、北朝鮮の混乱を前提にした協議にも応じる可能性はほとんどないでしょう。

北の今回の動きに対しては、11月28日より米韓が軍事演習をすることになっています。中国の反対を無視して黄海に空母を入れて北に軍事的恫喝を加え、それに対して北が声明通りに反撃してきたら、強烈な反撃を加えるという強い決意を示さなければ、抑止が効かなくなりかねません。また、中国には、北を抑えないと、朝鮮半島の安定はないことを知らしめるべきでしょう。

今や核保有国であり、運搬手段も持っている北を抑止することを最重点に考えていく必要があります。事態を甘く見るのは禁物であり、宥和政策は将来に禍根を残すでしょう。










Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:05 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
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コメント

朝鮮族の日本侮蔑よりかは日本嫌悪のほうがまだましだと考えます。
日本国は旧宗主国の矜持を保って、(鉄鋼や造船で日本に恩義のある)韓国が
日本の風上に立つような事態を断固拒否すべきであると思います。

そうでなければ大地震など大規模な自然災害発生時には、一般日本人ネイティブ間に
「在日」への締め付けや差別が波及する事態の可能性もあり得ると思います。
Posted by:元進歩派  at 2010年12月13日(Mon) 20:09