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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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イラン民主化の夢 [2010年06月22日(Tue)]
ウォール・ストリート・ジャーナル6月22日付で、米スタンフォード大学のイラン専門家、Abbas Milaniがイランの民主化について論じています。

それによると、イランの民主派指導者ムサヴィは、6月初めに反政府デモを呼びかけた後、それを撤回したので、失望を招いたが、その後、西側ではほとんど気付かれなかったが、注目すべきマニフェストを発表している、

その中でムサヴィは、宗教を世俗の権力から切り離す世俗主義を唱え、さらに、国際的な人権基準の尊重、そして宗派・人種・男女の別を問わない法の前の平等を主張している。かつてシャーを倒したイラン革命勢力の中で、ムサヴィは宗教派と一線を画す、民主派を代表する人物と言える。ホメイニの下で、急進的な首相であったムサヴィは、今や真の民主主義を主張している。イランの民主化は、イラン問題の唯一の解決策であり、世界はムサヴィを支持しなければならない、と論じています。

イランには、20世紀初頭、当時アジアでは、日本、中国、トルコ、イランにしかなかった立憲政治を試みた伝統があり、また、層の厚いインテリ層がいます。その多くは、民主主義の立場からホメイニ革命に参加しましたが、その後、宗教派の専制を逃れて、欧米に亡命しています。彼らの見果てぬ夢がイランの民主化であり、ミラニもその系統の人物でしょう。

ホメイニ革命は予想以上に長く続いており、この民主化の夢がいつ実現するかは全く予測不可能ですが、いつかは実現されるでしょう。なぜなら、長い目で見れば、この種のピューリタン革命、文化大革命のような精神革命にはおのずから寿命があると思われるからです。そして、そうなった暁には、イラン民主化のインパクトは、まずは湾岸諸国に、やがては中東全域に及ぶことになるでしょう。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:42 | イラン | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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