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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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タクシン派のタクシン離れ [2010年05月07日(Fri)]
バンコク・ポスト5月7日付で、タイの政治評論家、Pavin Chachavalpongpunが、タイの反政府グループ、UDD(赤シャツグループ)とタクシンとの関係に距離が生じ始めており、これは今後のタイの政局に大きな影響を及ぼす可能性があると言っています。

それによると、これまでUDD とタクシンは一体と見られてきたが、最近両者の関係は大方の予想を超えた動きを見せ、UDDの指導者は故意にタクシンとの間に距離を置くことを強調しているように思えることが度々ある。これは、UDD赤シャツグループが、タクシンの利益の代弁者ではなく、民主主義勢力として信頼性と正統性を高めるためだろう、

他方、タクシンもUDD と距離をおこうとしているのかもしれない。彼は、UDD 内のいわゆるテログループと自分は無関係だと言い続けてきた。タクシンは国外で居場所を次第に失いつつあるが、赤シャツグループの暴力行為を支持していると見られれば、ますます居場所がなくなる、

またUDD は反王政主義者を許容しているが、タクシンは王室を政治化することの危険を知っており、最近、外国人記者との会見で自分は国王に忠実だと述べている、

おそらくUDD は、タクシンが当初想定したいたよりはるか先まで進んだのだ。もしUDD の指導者が真に利益誘導システムを排除し、社会的平等を進めようとするなら、タクシンは彼らが望む指導者ではないかもしれない、と言っています。

Pavinの観察は的をいていると思われます。東北地方の農民など下層階級を政治的に目覚めさせたのはタクシンであり、現在のタイの政治的対立はタクシンが起こしたものと言えますが、いったん目覚めた運動はそれ自体のダイナミズムを持つに至り、もはやタクシンを必要としなくなりつつあるようです。勿論そこには資金の問題も絡んでいます。デモの参加者の多くは約500バーツ(1500円)の日当を貰っており、タクシンが払っていると言われてきましたが、今ではタクシン以外の資金源もかなりあり、UDDのタクシンの資金への依存は絶対的なものではなくなっていると言われています。

今後の動向は予断を許しませんが、バンコクのエリート層のタクシンに対する強い拒絶反応を考えると、UDD がタクシン離れするほうが、タイの対立勢力間の和解のためには望ましいのかもしれません。


Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 13:46 | 東南アジア | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
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コメント
おそらくUDD は、タクシンが当初想定したいたよりはるか
Posted by:wholesale handbags  at 2011年07月04日(Mon) 17:06