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ソンミサンマウルから学ぶ [2012年08月12日(Sun)]
韓国ソウルにソンミサン・マウルという
まちがあります。
今回の市民財団の取り組みにあたり,友人が
紹介してくれました。

まちと言っても行政区ではありません。
いろいろな事業を通じてできたコミュニティと
いうのが正しいのかもしれません。

ソンミサンという山の周辺の地域を指しています。
(マウルとは町や村の意味です)

ソンミサン・マウルは
「暮らしに必要な事業は自分たちでつくる」
「やりたいことを口にしたら,実現してしまうまち」
と言われています。

「お金を出し合えば,自分たちの求める保育園を
 自分たちで作ってしまえるのでは」と思い,
25組の共働き夫婦が移住してきたのが最初の
始まりでした。

その後も,学校が必要だと思えば学校をつくり,
カフェ(アトピーなどに配慮したもの)が必要だと思えば,
カフェを作り,劇場が必要だと思えば,劇場を作っています。

ソンミサン・マウルには
〇自分たちにとって必要,だから自分たちでつくる

〇参加者が納得できるまで徹底的に話し合う

という文化があります。
さらに,
「意見一致をがんばるよりまずやってみる」
という風土があります。
参加者は,しっかり話し合いますが,やっていく
中で形になりわかりやすくなることもあります。
「ああ,そういうことだったのか」とものをみて
気づいた経験がみなさんにもあるかと思います。

したいといった人がまず取り組んでいく
関わりたくない人はだまってみていて,
自分もしたい人は積極的に意見を伝えていく。

今の日本,岡山でもいろいろな価値観があり,
みなが合意することは不可能に近いかもしれません。
ずっと話し合いをつづけるより,
まずできることをしてそのうえでそれをよりよい
方向(代案)に変えていく方が,私たちが住む
社会は未来への安心感が持てるのではないでしょうか。


ソンミサン・マウルの最初の事業,共同育児施設
「ウリ・オリニチップ」が出来てからまだ20年も
たっていません。最初は25世帯でしたが,現在生協の
組合員は5000世帯を超えています。
わずか20年足らずで,どんどんとコミュニティ
ビジネスが発展してきています。

ソンミサン・マウルの中心的人物ユ・チャンボクさんは
一緒に遊ぶことが重要だとおっしゃっています。
「受容的関係があって,
     はじめて真実は真実のまま伝達できる」
そのためには,まずは一緒に遊ぶこと。特に芸術は年代を
超えて遊ぶことが出来るので素晴らしいとおっしゃっています。

まさにそのとおりだと思います。
今回の市民財団の取り組みを通じて,岡山にも
そうしたチャレンジがたくさんおきるとともに
同じ興味を通じてつながった人をきっかけとしてより発展的な
対話に広がればと思っています。

自分たちが意思を持って暮らしてくことで
まち,コミュニティが出来ていくのだと思います。

行政や誰かに任せるだけでなく,
自分たちの生活を自分たちで作っていく。
そうした意思を持っていきたいと思います。
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