
こんにちは(^v^)
3月17日 (日)、「第3回 NPO法人 おかえり 講演会」(テーマ:明日天気になぁれ 〜社会的養護を巣立った人々が自立し、安心して暮らせる社会を目指して〜)を開催させていただきました。

このテーマには、里親家庭や児童養護施設を巣立つ子ども達や巣立った人々が自立し、安心して暮らせるよう、子ども達の明日がお天気になるようという思いが込められています。
この講演会を開催するにあたって、本当に多くの方々のご理解やご協力・ご支援をいただきました。
心より御礼申し上げます。

帝塚山大学 教授 才村 眞理先生、奈良県こども家庭課 主査 三木 馨さま、奈良県立添上高等学校演劇部の皆さま 11名、事前にお申し込みをいただきました参加者の皆さま 49名、当日お申込みをいただきました参加者の皆さま 51名、ボランティアをしてくださいました皆さま 12名、「おかえり」11名、計 136名の皆さまのお力をお借りして、講演会を開催させていただくことができました。本当にありがとうございました。
当日のご報告をさせていただきます。
開催前のボランティアの皆さんとのミーティングの様子です。
講演会への思いなどもお話しさせていただきました。

先日のブログで、“いいアイディア!” と話していたのは、こちら

春から本格的に始動していく「ふるさとプロジェクト!」を一緒に進めていく「健一自然農園」さん。
伊川代表との出会いからプロジェクトへの道がブワッと拓かれたように思います。
その「健一自然農園」さんのお茶をウェルカムドリンクとして、皆さまにも味わっていただきたいなという思いから、お茶コーナーを設置

伊川代表自らおいしいお茶を皆さまに提供してくださいました


当日ご参加いただいた、いつもお世話になっているKさんより、【お茶ってふるさとの味なんだとあらためて発見。そうか、「お茶の間」の茶ですもんね。ふるさとプロジェクトにぴったりと思った次第です。】とお言葉をいただきました。
そして、いよいよ講演会がはじまりました

理事長挨拶として、皆さまへの感謝の気持ちと、パワーポイントを用いて、これまでの活動紹介と、「おかえり」が考える自立支援の形、そして、いよいよ春から始動いたします「ふるさとプロジェクト!」についてお話しさせていただきました。

奈良県立添上高等学校演劇部の皆さまによる、演劇「おかえり −Welcome Home− 」です。

昨年、「おかえり」が刊行した絵本「明日天気になぁれ」を原案に、添上高校演劇部が脚色・上演してくださいました。絵本で表現された里子の悩みの一端を生身の高校生らが等身大で演じてくださいました。
とても素晴らしい演劇で、参加された方々からは、「続編はあるのですか?」というお声を多数いただきました。
演劇を通して、社会的養護のことを知っていただければという思いから、演劇をお願いしたのですが、涙あり笑いありのあたたかい演劇を見せていただき、「演劇を通して「おかえり」の必要性がとてもよくわかった」というお声もいただきました。心から感謝しています。
その後に、奈良県こども家庭課 主査 三木 馨さまより、行政説明「奈良県における子ども達への支援について」をしていただきました。
深刻化する児童虐待、里親家庭や施設で生活する子ども達の将来など・・・。奈良県における子ども達への支援の現状を知り、私たちに今何ができるのかをお話しくださいました。
パワーポイントを用いて、社会的養護についてや巣立った後の支援の現状、これから社会へ巣立つ若者たちのために必要なこと等をお話しくださいました。
ご参加いただいた方々からは、「パワーポイントを使ってわかりやすい説明で理解できました。」「「おかえり」が必要とされる理由がわかりました」等の声をいただきました。
帝塚山大学 教授 才村 眞理さまより、「子ども達の明日がお天気になるように」と題した記念講演をいただきました。

社会的養護にいる子ども達についてや自立支援の必要性、才村 眞理先生が研究されている「ライフストーリーワーク」、そして、成熟した社会へということを分かりやすくお話しくださいました。
ご参加いただいた方々からは、「「ライフストーリーワーク」の必要性、重要性がよく理解できました」「自分の存在、自分のスタンスを見つめることは、すごく大事なことだと思います」等、多くのお言葉をいただきました。
里親家庭や児童養護施設を巣立った後の現状や「おかえり」の活動を一人でも多くの方に知っていただき、あたたかい支援の輪が広がっていくようにという思いから開催させていただいた講演会。
多くの方々にご理解やご協力、ご支援をいただいて、開催させていただくことができました。
心より御礼申し上げます。
講演会でご紹介させていただきました「ふるさとプロジェクト!」。
いよいよ春から始動します。
「おかえり」メンバー力を合わせて、一歩一歩、 “今、できることを精いっぱい” 努めて参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。
NPO法人 おかえり