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NPO法人 おかえりblog

里親家庭や児童養護施設等を巣立った人たちの自立支援を目的とした団体です。


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はじめに。。。
 「NPO法人 おかえりblog」へようこそ(^v^)
 理事長の枡田 ふみと申します。
 
 「おかえり」は一人の女の子との出会いから生まれました。
 私の両親は、「育ての親」として一定期間、里親委託児童と暮らす「養育里親」をしています。
 その女の子とは、我が家で初めて迎えた妹(里親委託児童…このブログでは、妹と表記させていただいております)です。


 2009年の夏、里親家庭や児童養護施設等を巣立った後の具体的なアフターフォローや社会的な支援がない現実を知りました。

 両親が養育里親を始める時から、里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちは、原則的に高等学校を卒業すると、里親家庭や児童養護施設等を巣立っていくことは理解していましたが、巣立った後にも相談できる場所が当たり前にあるものだと思っていました。そう思っていたからこそ、その現実・現状を知った時の衝撃はとても大きく、目の前で当時高校2年生だった妹が「私どうしたらいいの?」と泣き崩れていましたが、何も言ってあげられませんでした。


 それから数週間後の2009年9月6日。

「好きなことしい、何かあったら絶対たすけるから」
そう言える環境をつくりたい。そして、気兼ねなく、いつでも帰ってこれる居場所(心の拠り所)をつくりたいと動き出し、今日に至ります。


 当時思い浮かべていたのは、「30年後の未来」。

「里親家庭や児童養護施設等を巣立った人たちやその子どもたち、「おかえり」メンバー、地域の方々、、、たくさんの人が「おかえり」に集まって、子どもたちが走り回っているのを大人たちはあたたかい目で見守っている。そして、社会的養護を特別なことではなく、一つの形として社会の中に受け入れられ、笑顔が溢れている。そんなあたたかい未来を作りたい」


 その「30年後の未来」を見据え、多くの方々のお力添えを賜りながら、「里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちが夢や希望をもって巣立っていけるように。そして、巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。」一歩、一歩、今出来ることを精一杯と歩みを進めています。

 どうぞよろしくお願いします(*^_^*)

「自立生活支援研修会」、開催しています! [2025年01月24日(Fri)]
こんにちは(*^^*)

今年度も「令和6年度 奈良県児童養護施設協議会 自立生活支援研修会(公益財団法人 森田記念福祉財団助成事業)」が開催されています。

*自立生活支援研修会とは:県内の児童養護施設で暮らす高校3年生を対象に、児童養護施設を巣立ったあとに困らないように、そして安心して巣立っていけるように様々なスキルを学ぶことを目的とした研修会です。
今年度も「おかえり」は事務局を務めさせていただいております。

今年度は、児童養護施設等で生活している高校3年生向けに全6回、里親家庭・ファミリーホームで生活している高校3年生向けに全1回開催します。 児童養護施設等で生活している高校3年生向けでは、第1回目は児童養護施設の職員の方々と研修会の進め方を、そして第6回目は職員の方々と研修会を終えての振り返りと次年度に向けての話し合う場として設定しています。


9月から始まったこの研修会も、児童養護施設等で生活している高校3年生向けは第3回まで終了、里親家庭・ファミリーホームで生活している高校3年生向けは全1回が先日終了しました。

この研修会のそれぞれの講義をお願いしている講師の先生方も5年以上務めてくださっている方がほとんど。 どのような研修内容がいいのか、どのようなニーズがあるのか、その年その年の高校3年生に合ったものをと、丁寧に内容を考えてくださっています。いつもありがとうございます。

明日は、児童養護施設等で生活している高校3年生向けの第4回目の研修会を予定しています。
三重県名張市にある「湯元 赤目山水園」さまにて、湯元赤目山水園の料理長さまの「和食のテーブルマナー」、「おかえり」の「巣立つときに知っておきたいこと」を開催します。

湯元赤目山水園の社長はじめ従業員の方々が、「テーブルマナー」はもちろん、朝から夕方まで気持ちよく研修会ができるよう丁寧におもてなしをしてくださり、いつもとてもありがたく感じています。

講師の先生、職員の方々とともに、高校3年生にとって実りある研修会になるといいなと思っています(´▽`*)



ふみ
「おかえりサロン」で思ったこと。 [2025年01月18日(Sat)]
こんにちは(*^^*)
とてもいいお天気ですね太陽


今日は先ほどまで「おかえりサロン」を開催していました。
参加してくれた人との話の中で、「数日後がお誕生日」という人がいることが分かり、急いでケーキを調達!

「おいしいなぁ」とケーキを食べながら、いろんなことを話しました。
その中で、お誕生日からの1年間でやってみたいことや育った施設などでのお誕生日の思い出なども。


いろんな話を気兼ねなく話せる居場所の一つになるといいな。
そう思っているので、サロンでのひととき、うれしいなぁと思っていました。


何かあったときはもちろん、何もなくても気兼ねなく立ち寄れる居場所の一つになるといいな。
どんなことでも安心して話せる場所の一つになるといいな。

そんなことを思いながら、日々つながり作りや環境作りをしています。



ふみ
「ふるさとプロジェクト!」(さつまいも掘り)を実施しました [2024年11月12日(Tue)]
こんにちは(*^^*)
今日はあたたかい一日ですね太陽

10月26日と11月9日に「ふるさとプロジェクト!」(さつまいも掘り)を実施しました。

里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちと交流会を重ねながらつながりを作り、巣立った後も自立し、安心して暮らせるよう、子どもたちの「ふるさと」(心の拠り所)を作ろうというプロジェクトです。


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今回は、「おかえりファーム」で育ったさつまいも掘りをしました
里親家庭や児童養護施設などで暮らす中学生や高校生が参加してくれて、終始ワイワイとにぎやかなひとときでした(*´▽`*)

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(参加した高校生が撮ってくれた写真です。ありがとう!)


たくさんのさつまいもを収穫することができました。
参加してくれてありがとう(^^)/

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ふみ
今日は理事会を開催します [2024年11月07日(Thu)]
こんにちは(*^^*)
今日はとっても寒い一日ですね。



今日の夜、今年度2回目の理事会を開催します。

今回は、議案が3つ。

その1つが先日採択いただいた「丸紅基金 2024年度(第50回)社会福祉助成」について。
先日のブログでもお話していましたが、採択いただいた「居場所のキッチン備品・機器の購入」について共有し、大切に活用できるよう話し合う予定です。


理事や監事と話し合う中で、さまざまな視点から気づかなかった視点やよりよいカタチになっていくようなアイデアが出てくることも多く、とても大切な時間となっています。


それぞれ仕事を終えて駆けつけてくれることに感謝。
さぁ、実り多い時間となりますように。


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ふみ
Posted by ふみ at 16:32 | 「おかえり」 | この記事のURL | コメント(0)
「明日天気になぁれ」の親睦会にてアイシングクッキーを作りました! [2024年11月06日(Wed)]
こんにちは太陽
今日は肌寒い一日ですね。


先日、「奈良県社会的養護の当事者団体 明日天気になぁれ」の親睦会をしました♪
今回は、アイシングクッキー作りをしました!

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先月のブログでもお話ししていましたが、「児童養護施設職員向け交流会」に引き続いてのアイシングクッキー。楽しみにして来てくれた人もいてうれしかったです( *´艸`)

今回は10月だったので、ハロウィンの形と色を用意しました。
中学生・高校生・巣立った人が参加してくれて、アイシングクッキー作りが初めての人もいましたが、みんなとっても上手!

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それぞれ集中して取り組んだり、ワイワイ話して他の人の作品を見たりして、かわいいハロウィンクッキーができました♪

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参加してくれてありがとう!
またよかったら参加してね(*^^*)



ふみ
Posted by ふみ at 14:31 | 相談支援事業 | この記事のURL | コメント(0)
「SST」のお話を [2024年10月30日(Wed)]
こんにちは(*^^*)
今日は肌寒いですねくもり


今日は「SST(ソーシャル スキル トレーニング・生活に必要なことを知る勉強会)」のお話を。

「SST」とは、里親家庭や児童養護施設などで暮らす高校生以上の人や巣立った人を対象に、巣立った後の生活に必要なスキルを学ぶ勉強会です。

この「SST」をはじめたきっかけは、「おかえり」ができる前…我が家の妹(里親委託児童)との暮らしを通して、巣立ったあとに困らないように、さまざまなスキルを知る・身につけることが必要だと強く感じてきました。そんな思いから、いろいろと調べていく中で「SST」という言葉を知り、どのような形がいいか模索しながら、はじめて企画したのは、里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちをお招きして実施した、ホテルでの「テーブルマナー」でした。その後、「おかえり」理事の弁護士による「法律講座シリーズ」などを実施し、参加くださる方々からもその必要性についてのお話を頂戴してきました。
現在は、全体では隔月での実施、そして個別のニーズに合わせて実施しています。
「個別SST」では、巣立った後の資金シミュレーションの実施のニーズが特に多いように感じています。



全体で隔月で開催している「SST」、9月28日(土)に開催しました!
今回のテーマは、「住居について」。

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まずは、どんな部屋に住みたいかを書き出します。
「駅から近いところ」「2階以上のところ」「バストイレ別のところ」...。

その後に、実際に賃貸情報誌を使って、条件に合った部屋を探して、それぞれどの部屋がいいか、その選んだポイントとともに出し合いました。


自分で考えるだけではなく、他に参加した人やスタッフの意見を聞くことで、どんな選び方があるのか、他の人がどんなことを考えているか、知ることができるように心がけています。

住居探しをするのはインターネットでもできますが、おかえりの「SST」ではあえて情報誌を使用しています。

いくつかの物件を一度に見ることができるのと、他の人の意見を聞いた時に共有しやすく、自分が見落としていた物件があることに気づくことができるなど、いろいろとメリットがあるように感じています。

参加してくれてありがとう!
またよかったら参加してね(^^)/



ふみ
Posted by ふみ at 16:54 | 相談支援事業 | この記事のURL | コメント(0)
「ライフストーリーワーク」について、お話をさせていただきました [2024年10月29日(Tue)]
こんにちは(*^^*)
今日は雨模様雨


今日は「ライフストーリーワーク」のお話を。

子どもの生い立ちを、子どもと一緒に整理していくことを「ライフストーリーワーク」と言います。「おかえり」では、里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちの自立に向けて必要とされる活動の一つとして、「ライフストーリーワーク」の啓発を推進しています。


9月20日(金)に開催された「令和6年度 奈良県社会的養護従事者キャリアアップ事業 第1回 研修会 テーマ:ライフストーリーワーク基礎講座 〜理念と目的〜」にて、「おかえり」が製作した「ライフストーリーワークって何?」の冊子と「おかえり」の取り組みについて紹介させていただきました。


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はじめに、私と「ライフストーリーワーク」との出合いからお話ししました。

私と「ライフストーリーワーク」との出合いは2011年、今から13年ほど前になります。
当時我が家で生活をともにしていた中学生との出会いがきっかけでした。

一緒に生活する中で、定期的に「ふみ姉、ちょっと話聞いてー」と話を聞くことがありました。静かな部屋で3時間、4時間、止めずにいたら恐らく際限なしに話し続けます。そして、最後に話すには、自分が一番胸に秘めていること、気になっていること、いつも同じ話でした。

その姿を見て、何かにとらわれているのではないかと感じていました。
自分の中に何かがいて、その何かの正体がわからないまま、どこに行けばいいか、何をすればいいか分からずその場所から動けずにいる。その姿を見て、どうしたらこの子が生きやすくなるんだろうと考えていた時に浮かんできたのが、「整理が必要ではないか」という思いでした。自分自身の生い立ちが整理できれば、この子は生きやすくなるのではないか。そんな思いが強まりました。

どのように生い立ちを整理したらいいんだろうと、その方法をいろいろと探していたときに尊敬する方のブログの中で「ライフストーリーワーク」が紹介されているのを見て、拝読したときに「これだ」と衝撃を受けたときのことは今でも鮮明に覚えています。その数ヶ月後にありがたいことに才村先生と出会い、学ばせていただくようになりました。

才村先生に「ライフストーリーワーク」について教えていただく中で、より多くの人に知っていただきたいと思い、いつも大変お世話になっている児童養護施設の施設長にお声がけし、共に学びを深めることになり、少しずつその輪が広がり、「奈良ライフストーリーワーク研究会」へとつながっていきました。

冊子「ライフストーリーワークって何?」は、「奈良ライフストーリーワーク研究会」の皆さまはじめ、さまざまな方のお力添えをいただいて完成しました。「ライフストーリーワーク」を初めて知る方への一歩として、「ライフストーリーワーク」とは何かを正しく理解できるようにと製作しています。「ライフストーリーワーク」を初めて知る方はもちろん、子どもたちに向き合う際に支援者自身の思いを新たにしていきたいときにも読んでいただけるとうれしいなと思っています。

私自身、「ライフストーリーワーク」に出合ったのは、「おかえり」を設立した次の年だったのですが、「おかえり」の活動自体、他にほとんど前例がなく右も左も分からない状況で、これでいいのかなと思うことも多かったのですが、「ライフストーリーワーク」との出合い、そして「奈良ライフストーリーワーク研究会」の方々との学びを通して、子どもには知る権利があること、もしかしたら目の前にいる若者が悲しむかもしれないと思うことも、それを悲しいかどうか決めるのは本人だということ、どんな気持ちも本人の大切な気持ちで、思っていい、話せるところで話していい、聞いてもらってもいい、それが私であれば私もその気持ちを大切にして一緒に考えようと、向き合い方も学ばせていただいたように感じています。


「おかえり」は、里親家庭や児童養護施設などを巣立った人が希望されたときに、「ライフストーリーワーク」を実施できる体制を作っていきたいと思っています。
里親家庭や児童養護施設などで暮らしているときには、里親さんや職員さん、児童相談所の職員さんなどチームで実施することができますが、巣立った後、特に一人暮らしをしている人が希望されたときは、生い立ちの整理をする中で、起こりうる可能性のある気持ちの揺れにどう対応するかなど、どうすれば本人の知る権利にこたえられるか、その形を模索しています。さらに学びを深め、巣立った人が実施を希望されたときに「ライフストーリーワーク」を実施できる体制を、才村先生とともに整えていきたいと思っています。



ふみ
「児童養護施設職員向け交流会」のお話を [2024年10月26日(Sat)]
こんにちは(*^^*)
今日は肌寒いですねくもり

先ほど、とってもうれしいことがありました。
「おかえり」の活動を始めた頃から応援してくださっている方が事務所に立ち寄ってくださいました。久しぶりの再会に心があたたかくなりました(*´▽`*)


今日は「児童養護施設職員向け交流会」のお話を。

「児童養護施設職員向け交流会」とは、児童養護施設を退所した後も自立し、安心して暮らせるように。そのために、まずは職員の方々に足をお運びいただき、「おかえり」や「with」を知っていただきたい。そして、職員の方々とつながり合える機会をもちたい。という思いから、定期的に開催している交流会です。


今年度1回目の交流会は9月12日(水)に開催しました。
今回は、アイシングクッキー作りをしました!

アイシングクッキーとは、砂糖や卵白などを混ぜて作ったアイシングを使ってデコレーションしたクッキーのことです。 クッキーに絵やメッセージを描いたり、デコレーションを施したものがアイシングクッキーです。


昨日のブログでもお話ししていましたが、「食からのアプローチ」の一つで、アイシングクッキーを学んでいるのですが、今年の春にアイシングクッキーの団体の認定講師として人に教えられるようになったので、当日の講師を務めさせていただきました。


はじめに、スタッフNより「おかえり」の紹介をさせていただた後、アイシングクッキー作りを。
私は着色にかぼちゃやビーツ、ほうれん草などの野菜パウダーを使用しています。

アイシングクッキーは、線を描くというイメージではなく、絞りながらアイシングを上に持ち上げ、ゆっくりと描きたい方向に置いていくので、その説明をして、あらかじめ輪郭を描いておいたくまの塗り潰しや縁取り、模様付けにも挑戦していただきました。
はじめは「けっこう難しい」と話されていた方もいらっしゃいましたが、皆さんコツを掴んで楽しんでおられました♪


皆さん、慎重に色を乗せて…しばし無言になる場面も。
中にはオリジナルの模様を作り始める人もいらっしゃいました電球

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個性豊かなアイシングクッキーができましたくま

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作り終えた後は、おいしいコーヒーを飲みながらいろんなお話をしました。



事前に作っていた「おかえり」のマスコットキャラクター「カエルン」のアイシングクッキーを、皆さんにお持ち帰りいただきました♪皆さん、「カエルン」が好評でうれしかったです( *´艸`)

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これからも交流会を重ねながら、つながりを作っていきたいと思っています。

ご参加くださいました施設職員さん、ありがとうございました。皆さまと時間を共有できたことを、とてもうれしく思っています。

今後ともよろしくお願いします(^^)/



ふみ
Posted by ふみ at 12:45 | 相談支援事業 | この記事のURL | コメント(0)
「食からのアプローチ」のお話を [2024年10月25日(Fri)]
こんにちは(*^^*)
今日のお昼頃、とってもきれいな青空でしたね太陽


昨日のブログでも少しお話ししていましたが、「食からのアプローチ」ができるよう準備を進めています。

里親家庭や児童養護施設などを巣立ち、一人暮らしをしている人と関わる中で、仕事や学校と生活を両立していると食事の優先順位が低くなる、自炊した方がいいと思うけどなかなかできない…などという話を聞くことがあります。中には、体調を崩してしまうという人も…。

そこで、「食」という切り口から何かできることはないかなと準備を進めています。
食に関しての知識を伝えることはもちろん、「life café」(居場所)にて身体に良いものを食べながら、ほっこりしてもらえるといいなと思っています。


以前より、ニーズに合わせて、買い物をするところから料理を作ってみたり、一つの食材からいくつもの料理を作ってみたり、一から料理することが難しい人にはスーパーなどの総菜をいかにボリュームアップできるか、野菜を摂れるかをやってみたり…いろいろと工夫してやってみたものの、そもそも料理を作るパワーがない。時間がない、そんな声を聴くことがありました。

その声を聴いたときに、「life café」に来た人に身体に良いものを食べてもらえるようにしたいと思うようになりました。 “「life café」でご飯を食べたらなんか元気になる” そんなことを思ってもらえるといいな。そしてその中で料理に興味をもった人がいれば、一緒に作るなどできたらいいな。

その思いから、昨年から身体に良さそうなもの、ピンと来たもの…今のところ、「米粉パン」「アイシングクッキー(野菜パウダー使用)」「薬膳」「糀料理」を学んでいます。

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何をするにも身体が資本。
できることから、一つずつやっていきたいと思っています。



ふみ
「丸紅基金 2024年度(第50回)社会福祉助成」に採択いただきました [2024年10月24日(Thu)]
こんにちは(*^^*)
今日はあたたかい一日ですね。

今日は助成金決定のご報告を。
このたび、「丸紅基金 2024年度(第50回)社会福祉助成」に採択いただきました。


「おかえり」が採択いただいたのは、「居場所のキッチン備品・機器の購入」です。

「おかえり」には、敷地内に「life café」という居場所があります。一人暮らし用のシステムキッチンなどを設置して「おかえりサロン」を実施したり、希望者と料理の練習をしたりしています。
いろいろと活動する中で、利用する人が増えて現状の設備では対応が難しくなってきたこと、そして、現在「食からのアプローチ」ができるよう準備を進めている中で、キッチン設備を充実させ、より多くのニーズに対応していきたいと思ってました。

このブログで幾度となくお話してきた「30年後の未来」。
「里親家庭や児童養護施設などを巣立った人たちやその子どもたち、家族、里親、施設職員、地域の方々など、たくさんの方が弊法人に集まって、子どもたちが走り回っているのを大人たちはあたたかい目で見守っている。そして社会的養護が特別なことではなく、一つの形として社会の中に受け入れられ、笑顔が溢れている。そんなあたたかい未来をつくりたい」というもの。

その「30年後の未来」を見据えて、近い将来、地域に開かれ、誰でも利用できるカフェをつくりたいと考えています。その一歩として、「life café」にいつでも気軽に立ち寄れて、身体に良いものを食べることができ、明日への活力をつけることができる、そんな居場所としての環境を整えたいと考えています。

それに向けて、居場所のキッチンの備品や機器を充実させるための助成をお願いいたしました。


とてもとてもありがたいです。
「おかえり」だけでは難しいこと、でも多くのニーズにこたえたい。そんな思いを持っていたので、お力添えをいただけること、心より感謝しています。

これから大切に活用させていただきます。



NPO法人 おかえり
Posted by ふみ at 16:44 | 「おかえり」 | この記事のURL | コメント(0)
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