宮崎県、高卒者・県内就職率
[2007年01月31日(Wed)]
「宮崎県若年者雇用問題検討会議・人材育成宮崎地域協議会合同会議」という非常に長い名前の会議に出席した。宮崎労働局と雇用・能力開発機構宮崎センターの主催である。
会議の中で、「平成17年度高卒者(H18年3月卒業)の地域別就職者数・県内就職率」というデータが話題になった。ちなみに宮崎県の県内就職率は57.7%で、全国的には下から7位である(九州・沖縄各県は大分の18位を除き8位以内である)。
何故県内就職率が低いかと言えば、求人数や求人会社の量や質に関係するのではないか? 言い換えればその県の経済力が大きく関係しているだろうと言うのは容易に想像が付く。ここで委員から「原因の経済力の占める割合が高いのはわかるが、さほど経済力が高いとはいえない県で、県内就職率が高い県もいくつかあるが、この差はどこから来ているのか?」という質問が出た。
正確な分析はされてないようだったが、他の委員から「宮崎県の高校生の就職率が非常に高く(進学率が低い)、その原因に経済力が低いと同時に進学意欲が低いとも言えるのではないか」という意見が出された。また、「高卒者の質が高く、県外企業からの求人が多いのも原因ではないか」との意見もあった。
若者の県外流出は少子高齢化の観点からも大きな問題であるが、単に経済力格差だけの問題ではないことが浮き彫りになった議論となった。九州各県が軒並み10位以下に集まっている事実や、宮崎県特有な現象かもしれないが進学率の低さなど、経済だけではまとめきれない問題を内包しているのであれば、一度真剣に調査をしてみる必要があるように思う。
会議の中で、「平成17年度高卒者(H18年3月卒業)の地域別就職者数・県内就職率」というデータが話題になった。ちなみに宮崎県の県内就職率は57.7%で、全国的には下から7位である(九州・沖縄各県は大分の18位を除き8位以内である)。
何故県内就職率が低いかと言えば、求人数や求人会社の量や質に関係するのではないか? 言い換えればその県の経済力が大きく関係しているだろうと言うのは容易に想像が付く。ここで委員から「原因の経済力の占める割合が高いのはわかるが、さほど経済力が高いとはいえない県で、県内就職率が高い県もいくつかあるが、この差はどこから来ているのか?」という質問が出た。
正確な分析はされてないようだったが、他の委員から「宮崎県の高校生の就職率が非常に高く(進学率が低い)、その原因に経済力が低いと同時に進学意欲が低いとも言えるのではないか」という意見が出された。また、「高卒者の質が高く、県外企業からの求人が多いのも原因ではないか」との意見もあった。
若者の県外流出は少子高齢化の観点からも大きな問題であるが、単に経済力格差だけの問題ではないことが浮き彫りになった議論となった。九州各県が軒並み10位以下に集まっている事実や、宮崎県特有な現象かもしれないが進学率の低さなど、経済だけではまとめきれない問題を内包しているのであれば、一度真剣に調査をしてみる必要があるように思う。