太陽光発電施設設置へ
[2006年05月31日(Wed)]

みやざきNPOハウスは宮崎県企業局の元独身寮として建設された4階建ての建物だが、入居者が居なくなったのを機に宮崎県内で公益に資する活動を行う団体の事務所として転貸することを目的に、(NPO)宮崎文化本舗が企業局から賃貸借している建物です。今年で設立3年目を迎えます。現在22団体が入居し満室だが、そのなかに(NPO)市民ソーラー・宮崎という団体があります。
宮崎は日本で最も日照時間が長いことでも有名ですが、その地の利を活かし、公益活動を行う団体の集合体であるNPOハウスの屋上に、市民の力でソーラー発電施設を設置しようという計画が始まったのは昨年の夏でした。当然主導したのは(NPO)市民ソーラー・宮崎ですが、建物持ち主である企業局と交渉し許可を得、入居団体の了解を取り付けて設置準備に入ったのですが、資金調達や計画の見直しなどで計画は頓挫したのかと思われた矢先、市民共同発電所の架台部分の大型クレーンにて据付工事が今日おこなわれました。
朝1番に携帯電話が鳴って「クレーンの使用を建物南側ベランダ側の共用駐車スペースにしたい」との事だった。当初の吊り上げ予定の場所のコンクリートが薄く、大型クレーン車が入るとコンクリートが割れてしまう危険が大きいとの判断だったが、急遽駐車スペースの変更などを行い、午後4時に架台の設置工事を終了。架台は台風時の強風対策と発電効率向上を目指したこれまでにない角度可変方のものだそうで、工事を簡略化するために部品を有る程度部分ごとに成型して設置された。ソーラーパネルの設置工事は8月を予定しており9月にはクリーンな電気が供給できるそうだ。