災害多発の宮崎で自分に出来る事
[2011年02月06日(Sun)]
宮崎市で撮影した火山灰の帯です。この下には大量の火山灰が降ってます。
昨日は、午前中に火山被害の最前線高原町に行ってきました。災害ボランティアセンター開設についての打合せに参加したのですが、午後から隣の小林市で市民活動のネットワークの講演会があったので途中退出でアドバイザー的な参加になってしまいました。
初会合で自己紹介をしたのですが、ボラセンの責任者が「(泊り込みで)ひげも剃っておらず無作法で申し訳ない」とおっしゃいました。私はというと講演があったものですからきちんとネクタイ革靴で、とても被災地に来る格好でなく、こっちはこっちで無作法を詫びたくなりました。ただ、気持ちは、活動の」形は違うけれど一緒に汗を流すつもりですので勘弁してくださいという気持ちでした。
一作日、グリーンツーリズムの振興の打合せをしている時に、古老の方が「ここまできたら宮崎県は御祓いをしてもらわんといかん」とつぶやきました。確かに今年度の宮崎県は口蹄疫に始まり、鳥インフルエンザと50年ぶりの火山の爆発と災害の切れ間がありません。
「頑張ろう!宮崎」の看板等がうらめしくも思えます。
誰が頑張るの? 被災現場の人たちは本当に頑張ってます。ボラセンの打合せでも状況報告の際に感極まって泪を流しながらの報告もありました。いっぱいいっぱいで頑張っている人もたくさん居ます。
午後からのネットワーク交流会でも、簡単に被災の状況を報告しましたが、目頭を押さえている方もいらっしゃいました。
他県からも視察や激励の物資等もとどいています。ありがたいことですが、まずは自分達が何か出来る事をやっていくしかないと思っています。
ただ、今年度宮崎県で起こった事は宮崎県だけの問題ではないと思っています。口蹄疫も鳥インフルもそして火山の爆発も日本中いたるところで起こってもおかしくない事だと思います。行政は宮崎の教訓を本気で活かす努力が必要だと思います。
行政職員への批判ではありません。鳥インフルでもアスリート主幹もジニアスも被災地に動員され消毒作業等を行なっています。自治体として教訓をどう活かすかの取り組みは足りないと思っています。