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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
大人がいきいき、楽しく遊べる街が好き。
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都筑道夫の捕物帳 [2010年12月29日(Wed)]
 我が友人には立派なオタクが数多く存在する。以前にも登場した怪獣オタクだの、映画オタクだのちょっとみると普通の社会人なのだが、口を開くと「こいつヘン!」とたちどころに馬脚をあらわす。こやつ等はかわいいオタクなのだが、一人何処から見てもビジネスエリートの皮をかぶって、正体をあらわさない奴が居る。

 今日紹介したい本はこの読書オタクが「何故小生がこの本を知らないのか意味が分からない」と言いつつ、「絶対に読んでないだろうから、自慢しながら教えてやるもんね・・・ケケケ!」と口と心では正反対の事を露骨に表しながら絶賛した本である。

 なんでストレートに本の紹介をしないのか?実はこの本面白いのだが、微妙なのです。その証拠に最後の最後に編集部の注として「本書の作品中には、今日の観点からすると○○的と判断され、考慮すべき表現・用語が含まれています」と書いてあるのです。当然登場人物等を紹介するときにその倫理コードに触れるやも知れないのです。

 カンパン・ブログには結構使用禁止用語が自主規制されています。以前に小生普通の文章を挙げたのだが、どの単語が規制されているのかとうとう分からずじまいで投稿できなかった事が2度ほどあったので、今回はちょっと慎重(せっかく書いたのに投稿できないのはシャクですよ)なのです。

 「おいちゃん、江戸情緒好きでしょ?! ミステリーいっぱい読んでるでしょ?! 落語好きでしょ?! 三点セットっすよ! 黄金のトライアングルじゃないですか。たとえばっすね、「粗忽長屋」だの「花見の仇討ち」なんていう題の短編小説の捕物帳っすよ・・・ ほら、目つきが変わった・・・粗忽長屋なんて落語をどうやってミステリーに仕立てるか興味あるっしょ!読みたいっしょ!。」
 ここまで言われて読まなきゃ男がすたる!!

 でも、本が無かった。とっくに絶版になっていて、古本屋を回ってもシリーズ2冊しか手に入らなかった。それも中盤以降の本で最初に出た『ちみどろ砂絵』も『2冊目の『くらやみ砂絵』も無い!ないとどうしても1冊目から読みたいのが小生の性分。読みたいのを我慢しつつ本棚に仕舞い込んでいたのだが、先日偶然復刻されたんですね。見つけてしまいましたっすヨ!!

 読みました。ところがこれが読みずらい。蕃拉布と書いて(ハンカチーフ)と読ませたり(江戸の話ですよ)、植木店(うえきだな)というのは、いまの兜町二丁目へん。なんぞと書いてあるのです。どうも作中のリズムがつかめない。

 どうやって楽しんだかは次回。
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