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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
大人がいきいき、楽しく遊べる街が好き。
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『退職刑事』都筑 道夫 (徳間文庫) [2009年06月23日(Tue)]
友人にはいろんな型があるが、話題を共有して一緒に盛り上がろう・騒ごうという輩がいる。そんな仲間の一人に僕の鼻の頭に人参をぶらさげようとする読書おたくの友人がいる。

 「おいちゃんは落語好きじゃないですか・・・、江戸の風情っていいっしょ・・・、それがミステリー、それも極上のミステリーであると聞いたらどうします?知らないでしょ?」なんて話をして、翌日から探しているのだがまだ見つからない。書名はわざと書かない。多分○○シリーズだろうなどと訳知り顔をしてればいい。

  そんな話をしていて「安楽椅子探偵」の話になった。ミス・マープルって結構いいよねぇ〜などと話をしていると、日本のミステリーをほとんど読んでないのを知っている奴は「都筑道夫の『退職刑事』はいいっすよ・・・都筑道夫は当然しってるっしょ?」
「ミステリ・マガジンの元編集長で、田中小実昌なんかとも仲の良かった作家でしょ?」
「読んだことあります???」

 というわけで、読みました。

 恍惚の域に入りかけているといいつつ頭脳明晰の元刑事が、息子である現役刑事が扱う、ちょっとした不思議な事件を、捜査状況を聞きながら犯人を推理していくという設定。非常にオオソドックスな安楽椅子探偵である。ただ、舞台はおそらく公団アパート(息子の刑事が住んでる)だろうし、浴衣を着てハイライトかしんせいを吸いながらの会話だから「安楽椅子」というよりも座布団探偵である。

 「写真うつりのよい女」では、殺された女という起こってしまった事件ではなく、これから起こると思われる事件から推理して犯人像を割り出すし、「理想的な犯人像」では理想的な犯人を追う視点ではなく、被害者の性格を推理することからまるっきり違う推理を重ねていく。

 「考え方に枠をはめないように」とか「柔軟な思考」とか常々講演などでは口走る小生が、いかにそれが自分に身についていないのかを実証(自分の頭の中だけだから誰からも指摘はされないが)してしまった。
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