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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
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宮崎NPOハウス物語(20) [2008年05月19日(Mon)]
 理事会は定刻の8時に開会した。理事と文化本舗スタッフ全員が出席するにはキネマ館の営業終了後のこの時間しか開会できなかった。場所は近くのファミレスで行ったのだが、これはマラソン会議が予想された為とNPOハウスの件自体が非公式で進んでいた話だったので、周囲の耳を気にした所為だった。

 会員も主だった人は全員参加だった。

 文化本舗の正会員の年会費は12,000円であるが、映画を会員価格で見れる以外に特典はなく会員数も非常に少ない。賛助会員は3,000円でキネマ館の会員とも兼ね、こちらも映画の会員価格が設定されている。こちらの会員は映画好きの人がほとんどで、映画を見るためだけであればかなりお徳になっていて、充分会費の元はとれるので数は多い。
 正会員は本当に文化本舗のミッションを共有したい人だけに限定したいという思いがあった。きちんと総会等で運営を議論する場を作る事が目的の一つになっていたので、正会員を増やすつもりは最初からなく、はっきり言えば合意形成をとりやすい数に限定する目的で会費を高額に設定していた。

 会は僕の司会進行で、事務局長も兼ねる代表理事の石田が事業提案を行う形で進められた。理事会であるので、スタッフや会員には議決権は当然ないが、意見交換は全員が平等に参加して行われた。

 最初に石田から、年度当初に開催された総会で承認された活動計画案以降の活動についての進捗状況説明が行われた。これは「人権フェスタ」という全県下をあげた大きなイベントでその事務局を文化本舗が行っていたし、新たに降って湧いたような環境に関する大掛かりなイベントの事務局の仕事も舞い込んできていた。実際この二つの大きなイベントで石田や事務局スタッフはてんてこ舞いしていた。

 口火を切ったのは理事のT女史だった。

 「NPOハウス開設と言うことが、文化本舗のミッションに照らし合わせて妥当かどうかという点については異論はないが、実際問題として文化本舗の実力でやれるのか?」という事だった。
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