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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
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パフォーマンス知事はどこに行く? [2008年04月18日(Fri)]
 大阪府の橋下知事が市町村長と全面対決した。「大人も子どもも笑える大阪」を訴えた知事はどう見ても市民を笑わせようとしているようには思えない。大阪府の財政状態は末期的な様相を呈しており、はっきり言えば火中の栗を拾いに行った知事は偉いのかもしれないが、文化等への発言を聞いて??? まぁ火だるまにならないようにという位の興味しかないのだが、今回の騒動はちょっと気になった。

 問題の発端は、大阪府の1100億円の歳出削減案の発表であるが、本当のところは府からの支出金の削減(3357億円(貸付金含む)のうち79億円)する方針にあるようである。これはなにも大阪に限ったことではなく、日本全国ほとんどの自治体が国からの地方への交付金に依存していることを考えると対岸の火事ではすまされない問題である。

 報道では「(大阪府)庁内で血を流す改革がなければ府民に痛みを押しつけられない」とか「府が先行して積み上げてきた(35人学級廃止方針)のを急にやめますというのでは信頼関係は崩れる」など厳しい反対意見が続いたそうだが、各首町さん達も大阪府再建の代案はなさそうである。

 しかし、とりあえず歳出カットしますでは誰もYESは言わないだろうし、まして答弁で「住民に我慢をお願いするのも政治家の使命」と「地方公務員の人件費は高すぎる。人が多すぎる」では責任を住民に転嫁しリストラで乗り切りますとしか言ってないのと一緒である。住民がYESと判断するように情報を公開し共感を得る努力をしているようには見えないし、まず足元でしっかり市民に見える形でリストラと賃金カットをして見せなさいと言われるのは当然である。

 最近流行のパフォーマンス首長としては女性の最強の武器(男性だったね・・・)を使ってしまっては次にどのような手を打つのか興味がある。意識してかどうか知らないが相手を悪者にしてしまう手口だけでは乗り切れないのは承知しているだろうから。
宮崎NPOハウス物語(17) [2008年04月18日(Fri)]
 「MAMA(宮崎アート&ミュージック協会)の金はどうなってるの? この前のソニー・ロリンズのコンサートで少しは黒が残ってるんじゃないの?」

 「あのね、あれだけポスターやなんかで遊んで金が残ると思ってるわけ? 仁さんの撮影代も画伯のイラスト料も払ってないんだよ。頼むよ会長!残務整理は全部こっちなんだから。文化本舗の事務手数料ももらってないんだよ。どうにかしてよ。」

 石田はMAMAの事務局長で、会計等の裏方の責任者でもある。

 「解った。任せる!! でもさ、仁さんの撮影料は払うとしてさ、画伯のイラスト料はMAMAに寄付させて、家賃に当てるという手もあるよ。どうせ半分は奴の遊び場になるんだからさ。」

 「あんたは鬼か?そんな事できるはずないじゃん。まあ今の予想では半年分くらいの金はあると思うけどね。でも、画伯に話しといて。足せば1年分になるから。」

 「これで1部屋はOK。あとどうしよう?」

 まず顔の見えている団体のリストアップから始めた。

 部屋代の当初設定は2万円弱を想定していたのだが、それでも団体にとっての事務所の維持費は光熱費や通信費を加えると年間で40万円は下らない。最初から財政状態の悪化を招くようなことは避けたかったので、自然と会員組織がきちんと出来ている団体か事業を回している団体に入居予定団体は限られてくる。
 市民活動団体は多く存在していても、自前の事務所を持って活動している団体はまだまだ少数だったし、行政からの事務所費用の補填などという補助事業は宮崎県内では行なわれていなかった。
 平成14年の9月末の宮崎県内のNPO法人数は40法人しかなく、県からNPOに対しての委託事業は「NPOマネジメント講座」の開催が1つだけ(宮崎市はすでに何本かNPOへの委託を開始していた)というかなりNPOにとっては厳しい状態が続いていた。

 理念としては立ち上げ支援を標榜はしていたが、安定して信用できる団体を先ず確保して経営の目安を付けて、その後に新しい団体への入居の働きかけを行なうというのが本音だった。
 まずは、実際に他の団体が事務所の維持にどのくらいのお金をかけているかのリサーチと、実際に企業局の独身寮に移った際にどのようなメリットがあるのかの検討を行い、事務所移転を働きかける活動をしなければならなかった。

 「子ども文化センターって家賃払ってるの?」

 「めちゃくちゃ安いというかタダみたいなもんらしいし、だいたいあそこがあの場所(中心市街地のド真ん中、しかもバス停のまん前)から動くはずないじゃん。」

 「ホームホスピス宮崎はどう?」

 「あそこも去年移転したばかりじゃなかったけ? でも大家さんと意見の食い違いがあるようなことも聞いたよね。事務所とは遮断されたカウンセリングルームが欲しいとも言ってたけど・・・」

 知っている団体の情報交換がえんえんと続いていった。
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