まちづくり講演会
[2008年03月12日(Wed)]
宮崎市の西隣、国富町でまちづくり講演会をしてきました。
国富町は親父の故郷。教員だったので宮崎県下を転々として僕自身は一度も町民にはなったことがないのですが、縁の地です。
国富町は町財政が安定していて、先般の合併騒動にも巻き込まれず(隣接の町との合併構想はあったが)自主独立を貫いています。
個人的な感想ですが、財政が安定していたり大都市部に隣接する自治体や、その地の市民活動は安定志向と言うか危機意識みたいなものは希薄に思えます。逆に言えばその町が住み易く居心地の良い環境だとも言えるかもしれません。
覇気に乏しいとか依存体質が強いなどとの批判も内部にはあるのかもしれませんが、一般住民は平和な暮らしを享受しているのだから今は問題ないのだろうと思います。役場の職員の方に「何故まちづくりが必要なのですか?」とお聞きしても○○という地域課題の解決だとかという意見は出てきません。地域がより住みやすく、元気なまちになれば良いという意識だと思います。これは行政や地域住民の今までの努力の結果であり、批判すべき事ではないと思います。でも今のままではちょっと足りないよね?! なんか出来ないかな?という感覚でしょうか?
参加してくれた方も町内でイベント等を行なう市民団体の方々で、性別も年齢層もほどよくミックスされそこに役場の職員も参加されて和みのある講演会だったと思います。
ただ、行政の職員は今後ますます厳しくなる自治体の経済情勢を考えると、3年先・5年先を見据えたビジョンも考えないといけないとは思います。