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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
大人がいきいき、楽しく遊べる街が好き。
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オスカー・ピーターソン [2007年12月25日(Tue)]
 高校生の頃、メインストリートを1本入った路地に喫茶店が開店した。宮崎では初めての路地から店内が見える店で、大きなガラス窓越しに楽しそうに話しているグループや一人で煙草を吸っているOLの姿が見えた。
 
 カウンター奥の壁面にはモノクロでJAZZのアルバムを写した写真が一面に貼ってあり、店の名前を「girl talk」と言った。いつも女性で一杯の店内を店の名前が象徴していた。多分当時一番おしゃれな喫茶店だったろうが、女性ばかりのお店が恥ずかしくて1年くらい足を踏み入れる事はなかった。

 ちょうどJAZZをかじり始めた頃に、マスターがぽつり暇そうにパイプをくゆらせていたのを見て店内に足を踏み入れた。「いらっしゃい」きれいな標準語でマスターがにっこり笑った。「なんにする?」「ブレンド下さい」


 コーヒーをたてているマスターの後ろの壁を眺めながら知っているアルバムを探していると

「JAZZ好き? 時々覗いていたでしょ?」
「女の人ばっかりで入りずらくてですね・・・ピータソンがお好きなんですか?」
「いいよね。特別好きってわけじゃないけど、聞きやすいでしょ、楽しいし。ジャケットもしゃれてるしね。」

 僕が買った2枚目のJAZZのLPがオスカー・ピーターソンの「ガール・トーク」というアルバムだったのは当然この店名から来ている。若いOLの姿は以前程見かけなくなったが、まだマスターもママもお店も健在である。時々フラッと店内に足を踏み入れると自然で心地よいJAZZが会話の邪魔にならない程度の音量で流れている。

 僕にとっての初めてのJAZZ PIANO のアルバムがオスカー・ピータソンだったのは幸せだった。時にうるさく弾き過ぎのPIANOなんだけれど、理屈抜きに聞き手を幸せにしてくれるピーターソンは間違いなくJAZZ入門の見本であり、相当聞き込んだ人も時々ふっとレコードラックから抜き出すアルバムの演奏者でもある。

 今夜は彼のコロコロ転がるPIANOを楽しみたい。ご冥福を祈りつつ。
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