街がシアター　街がミュージアム

　朝日新聞社が実施した全国の知事支持率の調査によると、宮崎県の東国原知事が９２％という驚異的な支持率でトップだったそうだ。
前回の調査では１位が７８％、今回の全知事の平均支持率が５６％という結果から見ても、ものすごい支持率だという事がわかる。不支持は３％だったそうだ。

　東国原知事は就任以来、知名度を生かして積極的にメディアに出演し、観光客誘致や県産品のＰＲに努め文字通り「宮崎のトップ・セールスマン」の活動を展開してきた。結果「宮崎」という言葉を全国にアピールしたことは異論のないところだ。それが今回の県民の支持率につながる評価だろう。

　湾岸戦争時のアメリカ大統領や一時期の小泉前首相が高い支持率を誇った時に、マスコミ各社の論調は極めて冷淡であったように記憶しているが、今回の支持率にはどのような評価を下すのか興味がある。

　最近、冗談交じりで「土日には知事は宮崎にはいませんよ。東京が忙しいから」という声をよく耳にする（１６日の海の日には宮崎港にいましたよ。僕も会場に居たから間違いない。あっ　月曜か・・・）のだが、決して好意的には聞こえない意見である。

　アンケートの質問項目やその内訳が書いてなかったのでなんとも言えないが、それにしても９２％である。「そのまんま東」という候補が宮崎県知事に当選し、宮崎県の認知度を大幅に引き上げ、「宮崎のトップ・セールスマン」として八面六臂の活躍をしていることは充分に評価するのだが、この支持率に関しては？？？である。