景観
[2007年06月13日(Wed)]
昨日報告した、長年住み慣れた家は解体されていた。ちょっと寂しい。
住み慣れた家がなくなったことは寂しいのだが、新しい住まいに帰ること(以前は家に帰りたくなかった等、変な意味ではないのでお間違えなく)が楽しい。
僕が勤務している宮崎県NPO活動支援センターはみやざきNPOハウスの4階に事務所を構えている。度々このブログでも紹介しているが、建物のすぐ横を『天満橋』という去年開通した橋が架かっている。多分この橋の影響が大きいのだろう。
『天満橋』は片側2車線の長さほぼ600メートルの橋だが、歩道が両側にゆったりとってあり、歩行者(散歩者)からの川の眺めなどにも配慮して設計がしてある。その所為か宮崎市に架かる橋では最も散歩者が多い橋ではないかと思うのだが、車で通過しても南側の遠景に山肌の緑が多く、当然横を見れば川の青色が美しい。当然橋の街灯や色は景色を邪魔しないように配慮してある。
橋の北側は市街地中心部のちょっと横を通る真っ直ぐな道であり、南側はこれから開けるであろう土地の中を走っているので非常にユッタリしている。ここ何年かで道の顔も変わっていくのだろうが今は大変気持ちがいい。
長年住んだ住宅地としては一等地から引っ越した不便さなどは、この橋や道路が与えてくれる開放感が帳消しにしてくれている。景観って大切だとつくづく思う今日この頃である。
(写真は梅雨空、雨の天満橋)