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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
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『大雪でニューヨークを歩くには』ジェイムズ・スティヴンスン(ちくま文庫) [2007年01月20日(Sat)]
 大寒である。1年で一番寒い日と暦上はなっている。
 大学入試センター試験の日でもある。受験生諸君には悔いのないように健闘を祈る。

 昨年の今日は娘のセンター試験で、会場へのお送り迎えをして落ち着かない1日だった。明日は知事選挙でもあるが、今日はのんびりしている。緊張感の欠片もない。これではいかんと1月のブログを読み返してみると趣味に走っているのは歴然である。お天道様やCANPAN・公益ブログという正しい道に導いてくださった、アヒル隊長やオギチャンに申し訳が立たない。

 そこで、猛反省した小生は本棚の積読・わけのわからない雑多本コーナーに突進した。このコーナーはいつかは読もう精神の坩堝であり、買われたはいいが、以後手にも持ってもらえない悲しい本の溜まり場である。そんな雑多な本の中でもキラリと光る本は控えめに自己主張をしているものである。やっぱりありました。今日の日にピッタリの本が。

 ニューヨークが記録的な暖冬が続いていると報道されていたのが1週間前。ところが今はものすごく寒いらしい。オレンジからつららが出ている写真(ニューヨークじゃないけど)なども報道されていた。そこでブログ読者・諸賢に伝授したい。「大雪でニューヨークを歩く」方法である。これぞまさに公益にふさわしい笑い

 歩道から通りにまではみだしている、なめらかな雪の広がりは避けること。それは幻想だ。表面はカスタードプリンのように繊細である。歩行者がここに踏みこむと、とたんに体が消えてなくなるだろう。
 
 どうです?含蓄がありますね・・・

 雪だまりを歩いてわたろうなどとしないこと。ほかにどうしようもなければ、ほかの人が通った跡を見つけるようにすること。その足跡が途中でなくなっていないのを確かめること。試してみるのはおやめなさい。腰まで埋まってしまうだろう。
 
 ずぶ濡れになった靴下をどうするか・・・

 ラジエターの上にかけなさい。その靴下を片付けるまで、客を部屋に入れてはいけない。

 どうです。これで大雪のニューヨークも怖くないと思いませんか? これほど親切なニューヨーク案内を小生は知りません。『ニューヨーカー』に載ったコラムです。

実は、3年前のクリスマスにニューヨークに遊びに行ったMAMAの仲間がいます。リーダーは写真家の仁さん。旅なれている人には変なアドバイスは無用なのですが、この一行に焼酎最高トヨさんという愛すべきキャラの男がいました。彼は可愛そうに上記の法則を知りませんでした。あろうことか彼はラジエターの上に靴下の片方だけのせて、しかも焼酎の五合ビンを小脇に抱えていました。白い湯飲みを持っていたかどうか定かではありませんが、彼がアルコール依存症の失業者と間違えられたのは悲しむべき事実でした・・・。
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