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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
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沖縄・離島のナ・ン・ダ!? [2006年08月07日(Mon)]
沖縄なんでも調査隊 『沖縄・離島のナ・ン・ダ!?』 双葉文庫

 夏である。沖縄・離島に行こう!! 行けない人は沖縄・離島を感じよう!! と言いたい。
 
 旅行のガイド本になるのだろうか? 小生この種の本は読んだことがないので、他の本との比較は一切出来ないが、久しぶりに感動した本に巡り会ってしまった。

 共著である。扉には「沖縄で生まれ育ったライター、内地から沖縄に移住したライター、そして沖縄に足しげく通うライターで結成した調査隊」と書いてある。読後感で言えば「沖縄を愛するライターで結成した調査隊」である。行間といわず文章の端々に「沖縄大好き!! 離島大好き!!」と大書きしている。 こんに素敵なラブレター集に出会った事に感謝である。
 小生、沖縄本島には一度だけ行ったことがあるのだが、紹介されている土地も風習も言葉も何も知らない。まさに未知の世界の案内書だが、筆者の情熱や誇り、愛情に打たれてしまった。
 
 「お茶が留守番してるさぁ〜」伊是名島では旅人にお茶をすすめるのが習慣化されている。

 宮古島の宴会はほぼ徹夜。翌朝仕事に行く時点で「二日酔い状態」ではなくて「酔っている状態」。「そんな飲み方は体に悪い? なら宮古の人はみんな死んでるよ〜!」
 
 与那国馬の糞は誰も掃除しない。台風がきれいに掃除してくれる。

 笑える(温かく)エピソードが満載である。環境に関する話も多い。

 竹富島の「白い道」は毎朝島民が掃き清めている。もともとは疫病防止からの習慣だそうだが、「気持ちいいからやるさ〜」というおばぁの言葉は清清しい。

 琉球王府の税制「人頭税」(1637年から1903(明治36年)までも続いたのは驚きだった)による悲惨な事実は抑えた筆致で伝え、島出身者のアイデンティティーについても、ウチナンチュー(沖縄の人)と呼ばず、出身島で呼ぶ事実や島々に残る祭りの紹介などで報告している。
 また、前沖縄県知事の大田昌秀氏の発言「戦時中、前島の渡嘉敷国民学校の比嘉敷清分校長はかつて軍隊にいた経験から『平和な島の住民を守るには絶対に軍隊を駐屯させてはならない』という信念の持ち主で、守備軍の陸軍大尉に対して、決死の覚悟で兵隊の撤退を要請した人です。慶良間諸島が奇襲にあったとき、150名ほどの米兵が前島に上陸しましたが、日本兵の姿も見えず、島民たちも無防備なことを知ると、船上からスピーカーで『この島には一切の砲撃を加えないし、捕虜もとらない。安心して平常通りの生活をしなさい』と言い残して去っていきました。こうして前島だけは、270人の住民が何事もなく生き残れたのです」も引用している。
 
 今我々が知る美しい自然や人情に隠された沖縄の歴史や風土を知るうえでも有意義なガイド本であると思う。是非読んでほしい。
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