オンライン会議と対面会議
直接集まることをせずに、オンライン会議で打合せや研修が増加しています。
当方でも農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーは、オンライン開催が主流になりました。
オンラインは、会場に行かずに済むことから、参加者には、時間的・予算的にメリットがある一方、相互のコミュニケーションにはまだまだ工夫が必要と考えられます。
特にオンラインの研修では、個々の疑問・質問への回答は、適切なアドバイスを行う上では、対面による研修・会議にまだ分があります。
最近は、直接会場に来てもらう方法とオンライン併用のシンポジウム等も多々ありますが、会場の手配、運営の他にオンラインの対応も顧慮するなど事務局側の準備や対応の負担も大き、併用ではなく、情報提供にはオンラインを、参加者の理解度を深めてもらい具体的な活用や推進を行う場合には対面をとオンラインを対面を別個に開催する考えもあります。
当方では、存在等を幅広く知ってもらう目的には、オンライン。直接取り組んだ関係者からさまざまなより多くの事例として1次情報を得て欲しいというときは、会場参集型の大会等を開催。
深く理解してもらう、また意見交換を充実させて相互の情報交換や合意形成を得るには、対面による会議が有効と考えています。
1次情報、2次情報というのは、直接体験・見聞したものを1次情報といい。それ以外他者の手を経た情報を2次情報と言います。(新聞やテレビから得る情報も2次情報です。)
情報の価値からいうと1次情報に勝るものはありませんが、多忙な生活を送る我々には、企画・開発に必要な情報を全て1次情報を基にすることは困難なため、信頼できる2次情報の収集に気を付けなければなりません。
AIの普及と利用の便利さが広がるとともに、ネットから多種対応な専門的な情報も流れています。情報収集は便利になる一方ですが、その情報の信頼性や価値を判断し取捨選択整理活用するのは、情報発信者ではなく、情報利用者の能力と責務になります。
そのことから信頼できる情報ソース(サイトでも人間でも)をより多く得ることが今後もビジネス成功の鍵です。
オーライ!ニッポン表彰式では、都市と農山漁村の共生・対流の優れた取り組むを行う団体・実践者を表彰しています。今現在最新の取り組む11人第一人者が10月31日に東京に集まります。また、都市農漁村交流活性化機構では、2025年11月6日(木)〜7日(金)に長野市で第22回 全国農林水産物直売サミットを開催します。全国から農産物直売の経営者出展者等が参集し直売所経営の様々な課題等をテーマ別で議論します。さらに全国中山間地域振興対策協議会は、会員を対象に令和8年度の中山間地域振興にかかる農林水産省予算について予算担当者にる説明会を開催します。より1次情報に近い情報の収集機会としてご活用ください。
〇第20回オーライ!ニッポン大賞表彰式&セミナー「関係人口づくり」の最先端
2025年10月31日(金)東京終了しました!
https://www.kouryu.or.jp/information/20250929_5028/
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/923
〇第22回 全国農林水産物直売サミット
2025年11月6日(木)〜7日(金)長野市他終了しました!
〇アイランダー2025
2025年11月22日(土)から23日(日)
国の離島が一堂に会し開催されるイベント。国土交通省、(公財)日本離島センター主催
全国の島が一体となり、自然、歴史、文化、生活などの離島の素晴らしさをアピール。交流人口の拡大とUJIターン等の都会からの移住を促進する。
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/922
〇令和7年度 地産地消コーディネーター育成研修会
https://www.kouryu.or.jp/information/20251024_5047/
・2025年11月27日(木)〜28日(金)神奈川県横浜市、寒川町他
・2026年1月27日(火)〜28日(水)栃木県宇都宮市、市貝町他
〇令和8年度 中山間地域振興対策関連の予算の説明会(予告)
2026年2月13日(金)東京
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/914
追伸、当方が支援している「質的統合法基礎講座(丸2日間の研修で講義と演習を繰り返し実施する研修で展開)」では、オンライン1回、対面を3回開催しました。ほぼ同じ内容で各10名程度の参加者に対して実施しました。その経験上、説明側は圧倒的に対面講座の方がし易いです。
例えば誰かが説明した場合、全員に回答を一斉に伝えることができます。また実習の個別進捗も随時講師が把握ができ、その折の助言等も全員に共有が可能です。オンラインでも不可能ではないのですが講師側にひと手間ふた手間時間や労力が必要になります。
オンラインの場合、参加者側は、移動経費・時間がかからないので参加はしやすいのですが、その後に、質的統合法を自身の業務や研究に役立てようとする対面の講座にも参加をする人が出てくることからより理解を深めるには、まだ対面研修に分があるように思えます。