2023年09月13日
無料【第4回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】2日間 参加者募集! 1日目は、思考法を学ぶ「ロジカル・ブレスト法」を、2日目は、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」について学びました。
無料【第4回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】は無事に終了しました。ご参加いただいた皆様には誠にありがとうございました。10月開催を予定していますKJ法(質的統合法)を初心者が初歩から学ぶ基礎講座は、【第4回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】からの参加希望が多く、一般募集前に定員となりました。ご了承ください。またの機会をお楽しみにしてください。
無料【第4回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】2日間
1日目は、思考法を学ぶ「ロジカル・ブレスト法」を、2日目は、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」について学びました。地域づくりのためのアイデアの発想力を高めたい、交流事業のアイデア創出を理論的にしてみたい方に向いています。大学等の研究者はもちろん、社会問題に取り組む関係者、学生、コンサルタント、地域おこし協力隊員、起業を目指している人、サラリーマンの皆さんも誰でも参加可能(過去参加しています)です。
【趣旨】近年、大学教育、学校教育では、文理融合教育やSTEAM教育が推奨され、特定の分野に限らずに必要とされる「思考法」「発想法」を身に付けることが大事になっています。
「思考や発想の型」を早いうちに修得しておくことが専門教育を学ぶ上での重要な基礎になります。以上の観点から、質的統合法(KJ法)実践の第一人者である山浦 晴男先生を講師にお招きし、思考法の構造を体得できる「ロジカル・ブレスト法」、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」 についてワークショップを通して学びました。
【日程】7月29日(土)10:00〜16:30、30日(日)10:00〜16:30
【対象】本ワークショップ参加を希望し、エクセルを操作できる方(無料)
【定員】20名
【内容】
7月29日(土)10:00〜16:30
10:00〜10:40事前講義
10:40〜12:00ロジカル・ブレスト法演習(個人演習)
(お昼休憩)
13:00〜15:00ロジカル・ブレスト法演習(グループ演習)
15:00〜16:00グループ演習発表・交流
16:00〜16:301日目の振り返りと2日目の連絡事項
7月30日(日)10:00〜16:30
10:00〜10:30事前講義
10:30〜14:30コスモス法演習
(途中、適宜、お昼休憩)
14:30〜16:00成果物発表
16:00〜16:30全体振り返り
【申込条件】2日間両日参加できること。ご自身のパソコンにてエクセル操作できること。
※本ワークショップは、JSPS科研費(課題番号 20K02969)の助成を受けて開催しました。
講師:山浦晴男先生(情報工房代表、千葉大学大学院特命教授)
長野県生まれ。中央大学卒。創案者川喜田二郎氏のもとでKJ法の研究と普及に20年間従事。その後情報工房を設立、企業・行政・医療機関の人材育成や組織活性化、地域再生支援に携わる。
近著『発想の整理学AIに負けない思考法』(ちくま新書)が2020年7月6日に発刊。
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:40| 住民主体のワークショップ
2023年09月06日
廃校は、アイデア次第で、どのような施設にも活用できる。文科省みんなの廃校プロジェクト【廃校活用事例集】
文部科学省では、幅広い用途に活用されている全国各地の廃校活用事例を集めた事例集を作成(未来につなごう みんなの廃校プロジェクト【廃校活用事例集】)しており、本事例集では、廃校活用に至った経緯や廃校施設ならではのメリット、効果等について紹介しています。廃校は、アイデア次第で、どのような施設にも活用できます。次のページからダウンロードも可能です。事例は各県1件、1ページに紹介されています。
https://www.mext.go.jp/content/20230331-mxt_sisetujo-000013314_00.pdf
また、文部科学省では、廃校活用推進のため、全国各地の優れた活用事例の紹介や、活用用途を募集している廃校施設情報の公表等を通じて、廃校を「使ってほしい」地方公共団体と、廃校を「使いたい」事業者等への情報発信・マッチングを行っています。詳細は、次のページをご覧ください。 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/1422877_00006.htm
未来につなごう みんなの廃校プロジェクト
【廃校活用事例集】
●北海道・東北
1 北海道/小清水町 …………せんべい工場 [旧北陽小学校]
2 青森県/大鰐町 …………… 生ハム工房 [旧大鰐第三小学校]
3 岩手県/西和賀町 …………介護施設 [旧越中畑小学校]
4 宮城県/加美町 …………… 音楽技能修得施設 [旧上多田川小学校]
5 秋田県/由利本荘市 ………木のおもちゃ館 [旧鮎川小学校]
6 山形県/高畠町 …………… 大人の学び舎 [旧時沢小学校]
7 福島県/三春町 …………… 福祉型農業施設 [旧沢石小学校]
●関 東
8 茨城県/行方市 …………… 体験型農業テーマパーク [旧大和第三小学校]
9 栃木県/那珂川町 ………… 製材工場、バイオマス発電所 [旧馬頭東中学校]
10 群馬県/みどり市 ………… 社会教育施設 [旧福岡西小学校]
11 埼玉県/小鹿野町 ………… 映画・テレビ・CM撮影等のロケ地 [旧三田川中学校]
12 千葉県/鋸南町 …………… 都市交流施設・道の駅 [旧保田小学校]
13 東京都/北区 ……………… 文化芸術活動拠点 [旧豊島北中学校]
14 神奈川県 …………………… ロボット開発のプレ実証フィールド [旧新磯高等学校]
●中部
15 新潟県/長岡市 …………… 障害福祉サービス事業所 [旧島田小学校]
16 富山県/立山町 …………… IT交流施設 [旧谷口小学校]
17 石川県/珠洲市 …………… 大学の教育・研究拠点 [旧小泊小学校]
18 福井県/若狭町 …………… 漁村体験施設 [ 旧岬小学校・三方中学校岬分校]
19 山梨県/身延町 …………… ドローン開発・研究等施設 [旧中富中学校]
20 長野県/飯綱町 …………… 創業交流施設、自然体験交流施設 [旧三水第二小学校・旧牟礼西小学校]
21 岐阜県/美濃市 …………… 和紙用具ミュージアム [旧片知小学校]
22 静岡県/島田市 …………… グランピング施設 [旧湯日小学校]
23 愛知県/新城市 …………… レストラン [旧菅守小学校]
●近畿
24 三重県/四日市市 …………子育て支援等複合施設 [旧東橋北小学校]
25 滋賀県/高島市 …………… 菌床キノコ生産工場 [旧今津西小学校]
26 京都府/福知山市 …………いちご農園、農業体験型施設 [旧中六人部小学校]
27 大阪府/堺市 ……………… 大学 [旧堺市立商業高等学校]
28 兵庫県/養父市 ……………スナップリング製造工場 [旧浅野小学校]
29 奈良県 ………………………県の庁舎 [旧耳成高等学校]
30 和歌山県/海南市 …………スポーツセンター [旧第一中学校]
●中国・四国
31 鳥取県/八頭町 …………… コミュニティ複合施設 [旧隼小学校]
32 島根県/出雲市 …………… カワハギ陸上養殖施設 [旧光中学校]
33 岡山県/笠岡市 …………… シェアアトリエ [旧大島東小学校]
34 広島県/三原市 …………… 認定こども園 [旧久井南小学校]
35 山口県/周防大島町 ………サテライトオフィス [旧和田小学校]
36 徳島県/三好市 …………… カフェ&ホステル [旧出合小学校]
37 香川県/三木町 …………… 希少糖研究研修センター [旧小蓑小・中学校]
38 愛媛県/新居浜市 …………生涯活躍のまち拠点施設 [旧若宮小学校]
39 高知県/室戸市 …………… 水族館 [旧椎名小学校]
●九州・沖縄
40 福岡県/宮若市 …………… AI研究開発施設 [旧吉川小学校]
41 佐賀県/佐賀市 …………… 地域交流拠点・オフィス・合宿施設 [旧富士小学校]
42 長崎県/西海市 …………… 放課後児童クラブ [旧松島小学校]
43 熊本県/菊池市 …………… 酒蔵 [旧水源小学校]
44 大分県/国東市 …………… 非破壊検査機器の開発・製造等拠点 [旧武蔵西小学校]
45 宮崎県/美郷町 …………… ウナギ研究所・博物館 [旧渡川小学校]
46 鹿児島県/南さつま市 …… 市役所出張所、診療所等の複合施設 [旧笠沙小学校]
47 沖縄県/うるま市 ………… 地域交流拠点施設 [旧浜中学校]
●廃校活用の基礎情報
49 廃校発生数・活用状況について
50 廃校活用に関する手続について
51ー52 廃校活用に当たって利用可能な主な国庫補助制度
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:11| コミュニティビジネス
廃校や道の駅等、地域創生事業の動向に詳しい宮崎大学の熊野稔教授が講演する九州廃校フォーラムが9月23日(土)に宮崎県えびの市で開催(オンライン参加可能無料)します。
廃校や道の駅等、地域創生事業の動向に詳しい宮崎大学の熊野稔教授等が中心となって発足した九州廃校学会が第3回目の九州廃校フォーラムを9月23日(土)に宮崎県えびの市で開催します。オンラインでも参加可能(無料)です。熊野先生は、撤退した廃校活用事例データを収集して統計分析した【廃校活用の先進事例と課題(仮)】の講演を行います。
■第3回九州廃校活用フォーラム
■令和5年9月23日(土)13時半〜17時
■会場:えびの市役所4階大会議室
宮崎県えびの市大字栗下1292 番地
■テーマ:「官民連携と廃校活用」
■主催:九州廃校学会・宮崎大学地域資源創成学部 共催:えびの市
■参加費:無料
■申し込み締め切り:令和5年9月20日(水)
■開催方法・対象:対面およびオンライン 廃校活用に関心のある住民・行政・研究者
■参加申込:QRコードを読み込みないしメール・ファックスにて以下の事項を記入の上事務局までお送りください。
@代表者名
➁ご所属 B連絡先(メールアドレスないし電話番号)
C参加方法(対面ないしオンライン)
D参加人数(申込者含)
E懇親会参加有無
■事務局:宮崎市学園木花台西1−1 宮崎大学地域資源創成学部根岸研
■プログラム
13:30〜開会挨拶
〇第1部 講演(対面およびオンライン公開)
13:40〜講演@:廃校活用の先進事例と課題(仮)
宮崎大学地域資源創成学部 教授 熊野 稔
14:10〜講演➁:公共不動産活用と地方自治体の地方創生戦略(仮)
(株)地域科学研究所 公共不動産ディレクター 西田稔彦
14:40〜講演B:民間アイデアを活用した持続可能な廃校利活用について
(株)一平ホールディングス 代表取締役 村岡浩司
〇第2部 パネルディスカッション(対面のみ)
15:20〜 「えびの市の地方創生と廃校活用」(仮)
パネリスト:村岡 隆明(えびの市長)
村岡浩司 (株)一平ホールディングス
西田稔彦 (株)地域科学研究所
池内 学 (株)terra
えびの市地域づくり関係者等(調整中)
コーディネイター:根岸裕孝 宮崎大学
〇第3部 まとめ
16:30〜全体総括:九州工業大学 教授 吉武哲信
16:40〜閉会挨拶
★終了後:懇親会開催予定(調整中)
★宮崎大学地域資源創成学部 熊野 稔 教授のページ
https://www.miyazaki-u.ac.jp/atrium/introduction/faculty-list/kumano.html
★文部科学省の廃校活用のページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/1296809.htm
文部科学省においても、令和5年10月20日(金)
【令和5年度 廃校活用推進イベント(東京会場 / 同時オンライン配信)】を開催します。
毎年約450校。これは、全国で発生している廃校の数です。
近年では、民間事業者による廃校活用が進み、雇用創出等、地域活性化につながっている例も
多く出てきています。廃校は終わりではなく、始まり。
皆さんで、廃校活用について考えてみませんか。令和5年度は、3年ぶりの現地開催です。
ぜひご参加ください。
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 10:23| コミュニティビジネス
2023年09月05日
農林水産省が推進している農村集落の活性化のための農村RMOについて、令和5年度の第1回推進研究会が、9月22日(金)オンラインで開催されます。参加は無料。
農林水産省が推進している農村集落の活性化のための農村RMOについて、令和5年度の第1回推進研究会が、9月22日(金)オンラインで開催されます。参加は無料。
申込は、9月18日まで。質問は、9月8日までに事前に質問を受け付けています。
詳細及び申し込みは、次のサイト(事業を請け負った 東武トップツアー株式会社の特設サイト)から https://nouson-rmo.jp/seminar/01.php
■開催日時:令和5年9月22日(金) 13:30〜16:30
■開催方式:オンライン方式(Zoom) 13:15より入室可能
■参加費:無料
■プログラム
開会 13:30〜13:40
【第一部】事例発表
13:40〜14:00(20分)事例発表@釜ヶ渕地区(富山県立山町)釜ヶ渕みらい協議会
14:00〜14:20(20分)事例発表A上秋津地区(和歌山県田辺市)秋津野地域づくり協議会
14:20〜14:40(20分)事例発表B本山町全域地区(高知県本山町)本山町農村みらい会議
【第二部】ディスカッション
14:50〜16:20(90分)
進行:座長 明治大学農学部教授 小田切 徳美
パネラー:事例発表3団体
一般社団法人全国農業会議所 専務理事 稲垣 照哉
農業ジャーナリスト(明治大学客員教授)榊田 みどり
特定非営利活動法人いわて地域づくり支援センター 常務理事 若菜 千穂
関係府省(内閣府・総務省・国土交通省・農林水産省)
16:20〜16:25講評 小田切座長
16:25〜16:30 閉会
参考:(一財)都市農山漁村交流活性化機構の農村RMOづくりのためのビジョン作成支援
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/639
全国中山間地域振興対策協議会
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2023年09月04日
第17回オーライ!ニッポン大賞を受賞の「おおむら夢ファームシュシュ」の開催地に金丸 弘美氏が主任講師を務めるセミナーの参加者を募集中!
「農村観光と新規就農支援の仕組み〜人材育成と地域経済創出の現場から〜」
食総合プロデューサーの金丸 弘美氏が主任講師を務めるセミナーが参加者を募集しています。
開催場所である長崎県大村市の「おおむら夢ファームシュシュ」は、第17回オーライ!ニッポン大賞を受賞しています。
「農村観光と新規就農支援の仕組み〜人材育成と地域経済創出の現場から〜」
食総合プロデューサーの金丸 弘美氏が主任講師を務めるセミナーが参加者を募集しています。
開催場所である長崎県大村市の「おおむら夢ファームシュシュ」は、第17回オーライ!ニッポン大賞を受賞しています。
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/274
近隣で農業の新規就農の仕組みづくりや農村観光の取り組みにご関心がある方は、ぜひご参加を検討ください。
詳細は、こちらをご覧ください。https://www.jcrd.jp/event/chihousousei/2023/0606_2794/index.html
・開催日:令和5年10月6日(金)〜7日(土)
・テーマ:「農村観光と新規就農支援の仕組み〜人材育成と地域経済創出の現場から〜」
・主催:一般財団法人地域活性化センター https://www.jcrd.jp/
・共催:大村市 後援:内閣府・総務省・長崎県
・会場:おおむら夢ファームシュシュ(長崎県大村市弥勒寺町486)ほか
・定員:30名(先着順)
・対象:農業者への支援体制を学びたい方、農業で地域を盛り上げたい方、地域の特産品の産み出し方を学びたい方(公務員、NPO、地域づくり団体、地域商社、学生等どなたでも大歓迎です!)
※ 本実践塾は、主催者の(一財)地域活性化センターの個人賛助会員に対するサービスの一環であり、実践塾の受講のほか、機関紙配布やメールマガジン配信等のサービスがあります。受講にあたっては、個人賛助会員への加入をお願いします。なお、令和4年度からサブスクリプション型人材育成を新設しています。
※ 実践塾の個人賛助会員には、プレミアム・プラチナ・シルバー・L・S会員の区分があります。なお、開催地までの往復交通費、宿泊費、飲食費等は別途ご負担となります。
・スケジュール(予定)
10月6日(金)13時20分〜
13:20〜13:30 オリエンテーション
13:30〜13:40 開講式
13:40〜14:10 フィールドワーク(特別講師 山口成美氏 )
14:15〜15:10 フィールドワーク(特別講師 大又耕治氏)@大又農園
15:20〜16:20 講義(特別講師 山口成美氏)
16:30〜17:30 パネルディスカッション(特別講師 山口成美氏、山口純典氏)
17:30〜17:40 写真撮影
18:00〜20:00 交流会
10月7日(土)8時55分〜
8:55〜 9:00 集合・事務連絡
9:00〜9:40 講義(特別講師 岩永太氏)
9:50〜10:40 パネルディスカッション(特別講師 山口成美氏、岩永太氏、佐々木慎吾氏)
10:50〜11:40 フィールドワーク(体験教室)
11:40〜12:20 昼食(体験教室で料理したもの)
12:20〜12:40 直売所見学等自由時間
12:40〜13:40 グループワーク(主任講師 金丸弘美氏)
13:40〜14:20 発表、総括
14:20〜14:30 閉講式
※ スケジュールは変更となる場合があります。
講師紹介
主任講師 金丸 弘美 氏
食総合プロデューサー。総務省地域力創造アドバイザー、内閣官房地域活性化伝道師、(一財)地域活性化センターシニアフェローなどを担当。著書に『田舎力 ヒト・物・カネが集まる5つの法則』(NHK 生活人新書)他多数。
特別講師 山口 成美 氏 (おおむら夢ファームシュシュ代表)
1960年長崎県大村市生まれ。大村市農協で営農指導員として12年間勤務した後就農、1996年にシュシュの前身となる農産物直売所を開設、2000年4月におおむら夢ファームシュシュをオープン2003年に有限会社シュシュに社名変更し代表取締役に就任。農産物直売所やレストラン、アイス工房、パン工房、洋菓子工房等様々な農業の魅力発進で年間49万人の来場者で地域活性化に取り組んでいる。2019年12月に総理官邸で行なわれた農山漁村の宝に選定、2020年3月にはオーライニッポン大賞を受賞。2021年六次産業アワード農林水産大臣賞受賞。令和3年度農林水産祭多角化経営部門天皇杯受賞。現在、内閣府地域活性化伝道師や全国直売所研究会会長、長崎県農業法人協会会長等を努めている。
特別講師 岩永 太 氏 (大村市役所農林水産振興課参事)
1968年生まれ。昭和62年大村市役所に入庁。
2022年4月から産業振興部農林水産振興課参事・農業経営室室長となる。
農業振興に関する取組の総括、発案を行いながら、日々東奔西走する。休日は少年野球の指導や家庭菜園で汗を流す。
特別講師 山口 純典 氏 (大村市グリーン・ツーリズム推進協議会副会長)
特別講師 大又 耕治 氏 (大又農園代表)
特別講師 佐々木 慎吾 氏(大村市認定農業者協議会会長)
オーライ!ニッポン会議
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:44| 犬も歩けば棒に当たる
2023年09月01日
令和6年度の農林水産関係予算概算要求の概要が農林水産省から発表されました。日本の食料生産を守る重要な予算です。
令和6年度の農林水産関係予算概算要求の概要が農林水産省から発表されました。
総額2兆7,209億円(2兆2,683億円) ※( )内は令和5年度当初予算額
https://www.maff.go.jp/j/budget/r6yokyu.html
中山間地域対策としてとても重要な予算は、
3 農村の振興(農村の活性化)〜元気で豊かな農村を次世代へ継承〜
○ 農泊地域への支援・6次産業化・農福連携等の農山漁村発イノベーションの推進、農村RMOの形成や裾野拡大、棚田地域振興や地域づくり人材の育成、中山間地域等における農用地保全を軸とした最適な土地利用の推進
農山漁村振興交付金117億円(91億円)
68 農山漁村振興交付金 https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r6yokyu_pr68.pdf
・農山漁村発イノベーション対策 (農泊推進型)
・農山漁村発イノベーション推進・整備事業(農福連携型)
・中山間地農業推進対策
・農村型地域運営組織(農村RMO)形成推進事業
・ふるさと棚田支え合い事業
・最適土地利用総合対策
・情報通信環境整備対策
・都市農業機能発揮対策
○ 狩猟組織の体制強化やシカの集中的な捕獲など鳥獣被害防止対策の推進と ジビエ利活用の拡大
鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進 122億円(97億円)
https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r6yokyu_pr70.pdf
5 多面的機能の発揮 〜食料供給・農業生産活動の前提となる基盤をしっかりと下支え〜
○ 日本型直接支払による多面的機能の維持・発揮のための共同活動や中山間地域での農業生産活動継続への支援
多面的機能支払交付金 488億円(487億円)等
77 日本型直接支払 https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r6yokyu_pr77.pdf
・多面的機能支払交付金
・中山間地域等直接支払交付金
・環境保全型農業直接支払交付金
※農村RMOについては、下記の事業で集中的に支援します。
68 農山漁村振興交付金 https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r6yokyu_pr68.pdf
全国中山間地域振興対策協議会
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海業って知っていますか?
海業って知っていますか?
●水産庁は、令和5年8月31日、海業の事例集を発表しました。
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/keikaku/230831.html
●海業とは、
海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用する事業であり、国内外からの多様なニーズに応えることにより、地域のにぎわいや所得と雇用を生み出すことが期待されるもの。
具体的には、漁港において、❶渚泊・体験・観光 ❷釣り・マリンレジャー ❸飲食・販売 ❹漁港活用の増養殖 ❺市場見学・加工場活用の要素を一つあるいは、複数もった活動を展開していものを指しています。
●なぜ、水産庁は、海業を推進しているのでしょうか。
それは、漁村では、全国平均を上回る速さでの人口減少や高齢化の進行等によって活力が低下しており、漁村のにぎわいを創出していくことが重要な課題となっていること、
そこで、豊かな自然や漁村ならではの地域資源の価値や魅力を活かした海業(うみぎょう)の振興により、雇用機会の確保と地域の所得向上を図ることが必要であることから、
水産庁では、令和4年3月に策定した水産基本計画、漁港漁場整備長期計画において、海業の振興を位置付けたのです。
●海業振興のモデル形成地区
また、水産庁は、5年間でおおむね500件の漁港における新たな海業等の取組実施に向け、海業振興の先行事例を創出し広く普及を図っていくため、海業振興のモデル形成に取り組む意欲のある地区を募集しました。この応募があった地区の中から海業振興モデル地区公募要領の選定基準等に基づき審査を行った結果、令和5年3月、12件の海業振興モデル地区を選定しました。
選定した「海業振興モデル地区」は、下記のとおりです。
1 北海道寿都町(すっつちょう)寿都漁港
ダイビングの運営やプレジャーボートの受入れ、漁港エリアの宿泊機能の強化、昆布漁体験や漁船クルージング等の運航、「道の駅」を集客拠点とした漁港エリア観光の推進、「浜直市場」での水産物直売機能強化、次世代海業振興人材の育成 等
2 岩手県大槌町(おおつちちょう)吉里吉里漁港(きりきり)
磯焼け対策として駆除したウニの漁港内静穏域を活用した蓄養、観光交流協会や地域おこし協力隊と連携し藻場再生活動を組み込んだスキューバダイビング、小中高を対象とした海洋学習 等
3 神奈川県逗子市(ずしし)小坪漁港(こつぼ)
刺し網やわかめ漁などの 漁業体験、観光遊漁船クルーズ、漁船による海上タクシー、磯焼け対策により駆除したウニ養殖体験、漁師による水産物の直接販売、民間活力による既存漁港施設改修 等
4 福井県高浜町(たかはまちょう)高浜漁港
観光協会と連携し教育旅行受入れを見据えた漁業体験、旧荷捌き所を活用した体験施設の整備、定置水揚げの鮮魚直売の朝市開催、海鮮BBQ場整備、海辺のカフェ整備(民間企業誘致) 等
5 静岡県沼津市(ぬまづし)戸田漁港(へだ)戸田観光協会
海の駅認定による「マリンチック街道」の登録と活用、漁港におけるプレジャーボートやヨットの受入れ事業化、海の駅を活用したヨットレース等の開催、大型クルーズ船などの招致と事業化 等
6 静岡県牧之原市(まきのはらし)地頭方漁港(じとうがた)南駿河湾漁業協同組合(みなみするがわん)
旧漁協事務所や荷捌き所、漁港用地等を活用した蓄養施設や直売所、食堂設置、漁業体験を含む観光プログラム(漂流ごみやマイクロプラスチック、磯焼けのことを知ってもらう場の設定)、漁船クルージングやマリンレジャーの体験 等
7 三重県明和町(めいわちょう)下御糸漁港(しもみいと)一般社団法人明和観光商社
プレジャーボートの受入れやダイビングの運営、防波堤や釣り利用の開放や釣り用生け簀の設置、渚泊、漁船クルージングの運航、直売所の開設、朝市の開催、漁港の静穏水域でのカキ養殖、スジアオノリの陸上養殖 等
8 兵庫県新温泉町(しんおんせんちょう)居組漁港(いぐみ)浜坂漁業協同組合(はまさか)
漁業と調和のとれた海域利用によるシーカヤックやSUPでの漁港周辺の絶景ポイント観光、海上アスレチックやジップラインの運営、地元海産物の販売や刺身捌き体験、バーベキューができる施設の設置等
9 和歌山県太地町(たいじちょう)太地漁港 太地町漁業協同組合
漁業者による渚泊(漁家及び漁村家庭での宿泊・聞き語り体験)、シーカヤックやSUP事業の教育旅行や学年行事の推進、ダイビングや各種マリンスポーツ、海上遊歩道に併設した釣り用筏の設置 等
10 愛媛県愛南町(あいなんちょう)柏崎漁港(かしわざき)御荘漁港(みしょう)船越漁港(ふなこし)西浦漁港(にしうら)深浦漁港(ふかうら)愛南町
駆除ガンガゼを除去し特産品のブロッコリーを給餌する養殖、水産加工品の端材を使った商品等を販売するエシカルマーケット、企業と連携した、持続可能な養殖業を学ぶサステナブルツーリズムやゴミ回収などのクリーンオーシャンツーリズム 等
11 長崎県対馬市(つしまし)比田勝港(ひたかつこう)泉漁港(いずみ)鰐ノ浦漁港(わにのうら)豊漁港(とよ)大浦漁港(おおうら)富ケ浦漁港(とみがうら)唐舟志漁港(とうじゆうし)浜久須漁港(はまくす)上対馬町漁業協同組合
港湾のターミナル機能拡充等による受入体制の充実と合わせ各地域へ観光客を誘導するためのシステム構築、漁師が提供するアドベンチャーツーリズムによるインバウンドからの外貨獲得(旬の高級魚や未利用魚の提供、マリンレジャー体験等) 等
12 熊本県天草市(あまくさし)牛深漁港(うしぶか) 天草市
地域総合交流施設の整備(漁業体験プログラムの運営等)、オートキャンプ場やホテルなどの企業誘致、ヨットやプレジャーボートなどマリーナスペースの整備、海釣り公園の設置、直売所や飲食店の開業、アワビやウニ類の増養殖場の整備 等
●今回発表した海業の事例集で紹介されている事例は以下の23か所
1.静穏水域を活用したサーモン海面養殖試験:熊石漁港(北海道八雲町)
2.漁協施設の整備と漁業体験プログラムによる新たな集客と販売力強化:歯舞漁港(北海道根室市)
3.水産物直売所による漁港施設用地の有効利用:北斗漁港(北海道北斗市)
4.サーモン海面養殖業による「つくり育てる漁業」の推進:北金ヶ沢漁港(青森県深浦町)
5.サーモン養殖等の地域資源を活かした産業・観光・教育振興:吉里吉里漁港(岩手県大槌町)
6.「気仙沼まちなかエリアビジョン」による水上アクティビティ拠点の創出:気仙沼漁港(宮城県気仙沼市)
7.漁村生活における様々な体験の提供をとおした交流人口の拡大:由良漁港(山形県鶴岡市)
8.海洋深層水を活用したエゾバフンウニの陸上養殖:多田漁港(新潟県佐渡市)
9.防波堤の釣り場開放:姫津漁港(新潟県佐渡市)
10.石田フィッシャリーナを利用した地域活性化:石田漁港(富山県黒部市)
11.海洋レクリエーション拠点による漁村地域の活性化:水橋漁港(富山県富山市)
12.グランピング施設と地域資源を活用した漁村地域活性化の取組:氷見漁港(富山県氷見市)
13.「漁具倉庫」等を活用した新たな観光需要への対応:焼津漁港(静岡県焼津市)
14.民間と連携した海上釣り堀事業等による漁業所得向上:田尻漁港(大阪府田尻町)
15.クジラを核とした観光との連携:太地漁港(和歌山県太地町)
16.漁港の未利用施設を活用した直売所等の取組:箕島漁港(和歌山県有田市)
17.境漁港におけるおさかなパーク・水産物直売センターによる交流人口の増加: 境漁港(鳥取県境港市)
18.漁協自らがプレジャーボート用浮桟橋「横田シップステーション」を整備・運営:横田漁港(広島県福山市)
19.カキ小屋常設化による水産物の競争力強化:船越漁港(福岡県糸島市)
20.漁村と市民が交流・ふれあいのできる場所の提供:脇田漁港(福岡県北九州市)
21.イルカと漁業が共存する観光振興と水産物の販売力強化:二江漁港(熊本県天草市)
22.漁協直営施設を核とした漁港漁村地域の賑わい創出:目井津漁港(宮崎県日南市)
23.いーしま海人遊学による漁業体験学習の実施:具志漁港(沖縄県伊江村)
●NHK「漁業から“海業”への転換」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230609/k10014094901000.html
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:57| 犬も歩けば棒に当たる