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2019年11月27日

結局は人なのよ!天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。その2

農山漁村コミュニティの資源を活用して、コミュティの維持発展の役割を担う活動である農山漁村コミュニティビジネスは、いつかは切れる補助金や交付金になるべく頼らず自ら収益を確保して持続しなければならない。しかし地域への貢献という使命も重要視されるために地縁、知縁を総動員した取り組みが求められている。人口79万人の政令都市浜松市に合併した山村集落の取り組みを紹介する。ここにはあらゆる活動のヒントがある!!!

農山漁村コミュンティビジネスによる中山間地域集落の活性化事例(1)
「くんまの水車の里」(静岡県 浜松市 天竜区熊地区)http://kunma.jp/
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 林業の衰退とともに過疎化が進んだ浜松市熊地区は、「このままでは故郷が埋もれてしまう」と夢を地域のみんなで語り合い、女性達が手作りや昔の食文化の良さを地域外の人に知ってもらう活動をしようと提案がまとまり、1986年(昭和61年)に女性達が参画する全戸加入の村おこし「熊地区活性化推進協議会」を発足させた。

 へき地の山村集落を活性化しようと全戸加入、女性が主体となって村おこしに取り組みはじめて30年。農業・農村の生活文化を提供しつつ、地域内の独居老人への配慮や移住者向けの「お試し住宅」など常に新たな課題に対応する姿勢が高く評価されて、2016年(平成27年)3月に第13回オーライ!ニッポン大賞(注2.)を受賞した。
「くんま」とは地名であり「熊」の方言である。

 2000年(平成12年)に、さまざまな活動の改善すべき点を見直し、さらに、広範な事業に取り組むうえで、交付金等を得るには法人化がふさわしい等の意見もあり、熊地区地域活性化推進協議会を発展的に解消し「特定非営利活動法人 夢未来くんま」として新たな挑戦を始めた。
浜松市天竜区熊地区は、天竜区の南西部、阿多古川の最上流部、急峻で起伏に富んだ23集落(注3.)からなる中山間地域、区域面積32.2ku(山林87%、農地4.7%)、熊地区へは、JR浜松駅前から私鉄・バス乗りの継ぎで約1時間半。

1958年(昭和33年)、二俣町、市制施行で天竜市に改称。2005年(平成17年)、天竜市は浜松市に編入、2007年(平成19年)、浜松市の政令指定都市移行で旧天竜市域は天竜区、浜松市天竜区熊地区となる。
★04 オーライ!ニッポン大賞 夢未来くんま 写真.jpg
道の駅くんまの「かあさんの店」は、テラスも客席として活用

特定非営利活動法人 夢未来くんまの概要
会員数は、482人(第16回通常総会開催日、平成27年5月19日現在正会員)
役員は、理事長1人、理事8人、監事2人。
活動年数は、29年(うち前身組織の活動14年)年会費は100円。入会金の1,000円

収益事業
(食文化の伝承事業)
・農産加工・販売
・伝統食提供
・農産加工品づくり体験
・イベント ・環境保全

非営利事業
・社会教育の推進
・都市と山村の交流
・各種福祉サービスの提供
・青少年の健全育成
・くんまお試し住宅
・調査研究

 法人の目的は、「熊地区を中心とした周辺地域に対して、食文化等を通じて都市と山村の交流、福祉の増進、青少年の健全育成、環境の保全などの実践事業を行い、中山間地域における地域資源を活用したモデル的なまちづくりを進め、これを情報発信することにより、心豊かで安心して支えあうことのできる新たなシステムづくりに寄与すること」となっている。

・活動拠点:「くんま水車の里」(道の駅)
主要拠点施設として、@農産物加工・販売施設({水車の里」)」、 A飲食サービス施設(食事処「かあさんの店」)、B体験交流施設(体験工房「水車の里」、熊活性化センター「熊愛館」) C地場物産販売施設(物産館「ぶらっと」)がある。

・活動スタッフ:33人(平成28年4月現在)は、@男女別:男性2人、女性31人、 A専属・アルバイト別:専属22人、アルバイト11人

・活動実績(直近年間) @活動日数:310日 A利用者:道の駅利用者延べ75,000人、高齢者福祉利用者延べ1,050人、体験・環境参加者延べ1,300人、 B年間売上:67,500千円

・これまでの受賞歴は、 @第28回農林水産祭むらづくり部門農林水産大臣賞・天皇杯1989年度(農水省) A2012年地域再生大賞(共同通信社)
B平成24年(2012年)美しく品格のある邑知事賞(静岡県・浜松市)

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生きがいサロン「どっこいしょ」一日の風景

夢未来くんまの活動
夢未来くんまでは、4つの部で村おこし活動を行っている。

@水車部は、道の駅を管理・運営。「かあさんの店」でのそばを中心とした郷土色豊かな食事の提供、「水車の里」でのそば、みそ、こんにゃく、まんじゅう、梅干し等の手作り加工や体験教室の開催、「ぶらっと」での水車の里や地区内で製造した商品や木製品などの販売。

Aしあわせ部は、月に1回、熊地域の各集落に出かけてふれあいサロン「どっこいしょ」を実施。給食サービス、独居高齢者宅を中心に安否確認を兼ねて弁当を月1回配達。

Bいきがい部は、グリーン・ツーリズムを交流促進、移住向けの「お試し住宅」や農家民宿新茶を味わう会(5月)、ほたる鑑賞(6月)、サマーデー(8月)など季節ごとに様々なイベントも実施。さらに浜松市の大学生が地域活性化を学ぶため、商品開発(バームクーヘンやそば汁粉など)やイベント(大寒謝祭2月)を実施。

Cふるさと部は、子供達への体験型の環境教育である「くんま水辺の活動」として「ほたるの学校」や「熊平川遊び」「棚田ウォーク」を開催。
こうした活動は、中山間地の女性が外で働く喜びや苦労、社会と繋がる意味を知り、努力と結束で地域住民の生きがいと郷土意識を醸成するなど大きな成果を上げてきた。また活動を体験し楽しさに感動した結果、都会から移住した人も多い。


熊地区のほぼ全ての商店や飲食店が廃業する中、夢未来くんまの各施設は元気に続いている。交通量がほとんどない山の街道にあっても、旬の食材を使った食事、元気で明るい母さん達のおもてなしに惹かれて施設に立ち寄るドライバーからの口コミでバイクの利用者や他県からの来訪者が増えている。
女性達の活動が収益を生み出したことにより、家庭内での男性の女性に対する意識も変わっている。
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くんま田舎体験.jpg
移住定住の推進、田舎暮らしツアーを実施

熊地区が全戸加入の取組に進んだのは、明治期から昭和30年初頭まで続いた行政村である旧熊村大字熊の23の集落が各大字(旧藩政村)単位の共有林野の管理運営に係わる財産区の存在が大きい。
その財産区を基礎とした地縁、また、地区内婚姻が多かったこともあり地縁・血縁で結ばれた村落共同体的な性格を長く保持してきたことがコミュニティの一体感を強め今日への取り組みの礎となっていると思われる。

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かあさんの店等販売する漬物等の加工品を製造する様子

「くんまの水車の里」は、過疎、高齢化が進む山村のなかで、女性が中心となり、地域資源を活用した加工品づくり交流体験など身の丈にあった活動を展開しつつ、地域高齢者の憩いの場としても機能を果たし雇用や賑わいをもたらしてる。


注2.オーライ!ニッポン大賞とは、オーライ!ニッポン会議と農林水産省が共催で平成17年度から都市と農山漁村の共生・対流を促進するため、「都市側から人を送り出す活動」、「都市と農山漁村を結びつける活動」、「農山漁村の魅力を活かした受け入れ側の活動」などについて優れた貢献のある団体を表彰する表彰事業。各地で取り組まれている「都市と農山漁村の共生・対流」の活動を讃え、その活動の様子を全国的に紹介することで、共生・対流の理解促進に繋げ、「人・もの・情報」が絶えず循環する社会づくりの更なる推進を図ることを目的に実施している。

注3.熊地区の23集落は、旧熊村の大字熊の石打、柴、沢丸、高平、峰中、峰、熊平、大地野、坂野、向組上、向組下、市場、旭、引田の14集落、大字大栗安の串山、本村、内熊、東組の4集落、大字神沢の上神沢、峰神沢、西神沢東、西神沢西 、六郎沢の5集落、計23集落
posted by オーライ!ニッポン会議 at 01:13| コミュニティビジネス

2019年11月26日

12/03 農コミセミナー【農家のお母さんだからできることがある】マスコミも注目する農家女性のグリーン・ツーリズム

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陽気な農家の女性たちが秋田弁で演じる「大館市まるごと劇団」はほんの一コマ。
今年最後のセミナーは、パワフルな農家女性リーダーのお話を聞いて、一年を締めくくりたいと考えています。

■■■■ 令和元年度第6回(通算140回)
 農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー■■■
【農家のお母さんだからできることがある】マスコミも注目する農家女性のグリーン・ツーリズム
【講師】大館市まるごと体験推進協議会 会長 石垣 一子 氏(秋田県大館市)
【日程】2019年12月3日(火) 13:30〜16:30
【参加費】2,000円
【主催・場所】一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 会議室
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本場のきりたんぽと秋田弁でおもてなし。秋田弁ラジオ体操などの発想も豊か。地域の素材にアイディアとユーモアを盛り込んで取り組む姿は“日本中のお母さんたちにも立ちあがってほしい”と思えるほど。

農家のお母さんの頑張りが成功を導いたと高く評価され第16回オーライ!ニッポン大賞を受賞しました。
大館市まるごと体験推進協議会代表の石垣さんは、リヤカーで農産物を売り歩く直売活動を始め、女性たちで立ち上げた「陽気な母さんの店」という農産物直売所を2億円の産業に育てました。

大館市はきりたんぽ鍋に欠かせない比内地鶏の日本一の産地、本場大館のきりたんぽを生徒達に食べさせたい!と農家のお母さん、役場の職員が立ち上がり、2004年より修学旅行受入れが始まり、本場のきりたんぽの味と農家のお母さん達のおもてなしが評判となり、訪れる学校が年々増えています。
2014年には、農家の女性たちが秋田弁で演じる「大館市まるごと劇団」を旗揚げし、大館に来なければ会えない母さん、食べられない物、見られない景観、伝わらない想いを知ってほしいとふるさと大館の魅力を次々と形に変えて発信しています。

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セミナーへの参加希望の方は、
下記のサイトからお申込みください。
https://satomono.jp/tour-seminar/27347/
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主催:一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構
※ オーライ!ニッポンのブログ https://blog.canpan.info/ohrai/

前回の第5回農山漁村コミュニティビジネスセミナーの結果概要をアップしました。

【小水力発電等のインフラで 稼ぐ 地域再生 】
〜エネルギー事業で稼いだ収益を元手に、他の公益的事業に再投資
和歌山県 有田川町 環境衛生課長 中岡 浩 氏(2019年11月12日(火)開催)

https://www.kouryu.or.jp/events_seminar/machimuraseminar_reports.html
posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:02| コミュニティビジネス

2019年11月25日

農村文明創生ツーリズムパイロットツアー2019 2020年1月25日(土)、26 日(日)

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農村文明創生ツーリズムパイロットツアー2019
〜100年後の農村文明を守り育てるしくみづくり〜
一般社団法人農村文明創生日本塾

 一般社団法人農村文明創生日本塾(代表理事 田中幹夫 富山県南砺市長)は、全国の首長が力を合わせて、農山漁村に根ざした個性豊かで多様な文化や暮らしの持続と発展を目指して活動しています。
 その一環としまして、農山漁村に脈々と繋がれてきた伝統文化・芸能・技術を伝え残すための仕組みづくりを体験・研修する「農村文明創生ツーリズム」の創生につなげていきたいと考えています。
 そこで今年度は、ANA総合研究所シニアアドバイザー、(公財)日本観光振興協会特別研究員の丁野朗氏をコーディネーターに、宮城県栗原市と登米市をフィールドにして研修ツアーを開催することになりました。
たくさんの自然災害と向きあい、知恵をあわせ工夫を繰り返し、地域に豊かさと多様な文化を育んできた経験を未来へ伝えるため、地域の地形・景観を教育、学術研究、観光、防災などに活用し、持続可能な地域づくりを目指している栗駒山麓ジオパークの活動について学ぶとともに、ラムサール条約湿地に登録された「伊豆沼」の畔で「農業を食業に変える」を原点に、地域の人やもの、環境の価値を見つめながら、生産から加工、販売まで、総合的に地域と関わりながら「農村産業」の構築を目指して活動している有限会社伊豆沼農産の「食農体験」の取組について体験・視察致します。
是非、多くの皆様のご参加を頂きたく、ご案内申し上げます。
詳細は下記のサイトをご覧ください。
http://nouson-bunmei.com/topics_20191126.html

■日時:令和2年1月25日(土)、26 日(日)
■場所:宮城県栗原市、登米市
■参加費:申込書を参照ください。
■ 定員30名
■問い合わせ・申込先
下記、e−メールまたはFAXにて2020年1月10日(金)までにご連絡下さい。
『農村文明創生日本塾』事務局
〒101-0052東京都千代田区神田小川町3−8神田駿河台ビル4階
株式会社日本アプライドリサーチ研究所内
TEL:03−3259−1900
担当:大野、石田
e-mail:n-bunmei@ari.co.jp
FAX:03−5259−6381

■内容
★第1日目1月25 日(土)
・東北新幹線 くりこま高原駅 集合
・バス移動
・栗駒山麓ジオパーク・ビジターセンターにて、栗駒山麓ジオパークの取組の説明と意見交換
・農村景観の視察(長屋門、がんのねぐら入り等)
・ホテルチェックイン(栗原市内「エポカ」)
・ホテル会議室で講義(講師:丁野朗氏)と意見交換
・交流会:エポカ21 楓の間(交流会の参加費:7,000 円)
・解散
・宿泊(ホテルエポカ:宮城県栗原市志波姫新熊谷279-2/TEL:0228-23-8866)

★第2日目1月26日(日)
・ホテルエポカ 発(バス移動)
・伊豆沼・長沼、若柳地織(伝統工芸品)視察
・伊豆沼農産にて講演と意見交換:ラムサール広場「都市農村交流館」
・くりはらツーリズムネットワークの活動報告
・意見交換
・施設見学(直売所、生ハム工房体験室)
・昼食(伊豆沼農産)
・講評:宮口侗廸早稲田大学名誉教授
・意見交換会
・バス移動
・くりこま高原駅 着 解散
・(15:59 東京方面(東京着18:24)/16:02 盛岡方面(盛岡着16:54))

【基調講演講師・モデレーター 丁野朗氏 プロフィール】
・ 同志社大学文学部社会学科卒業。
ANA総合研究所シニアアドバイザー、(公財)日本観光振興協会特別研究員、法政大学キャリアデザイン学部非常勤講師、東洋大学大学院国際観光学部客員教授、跡見学園女子大学観光コミュニティー学部非常勤講師
・ 日本観光振興協会総合研究所長として、全国の観光を核とする地域交流ビジネス&マネージメント手法についての研究と事業開発を手掛ける。
特に、地域の産業資源を活用した産業観光など、ツーリズム・イノベーションのための事業を数多く実施。日本商工会議所観光専門委員として地域の一次産業から六次産業までの幅広い産業創出事業にも係る。国土交通省、観光庁、経済産業省、農林水産省など関係省庁の各種政策形成にも係わる。


詳細及び申込書は、下記のPDFをご覧ください。
2019年度日本塾 農村文明創生ツーリズムパイロットツアーご案内.pdf
posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:18| 犬も歩けば棒に当たる

2019年11月22日

第17回オーライ!ニッポン大賞ただいま募集の準備中!

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今年も第17回オーライ!ニッポン大賞を実施すべく、
準備を急いでおります。
副賞は、これまで都市と農山漁村の共生・対流の活動の一部を
助成ということで、事務手続きに数度要しましたが、
今回は、賞金の贈呈に変更するように改善します。
詳細が固まり次第、応募のご案内を差し上げます。
関係する皆様への拡散もお願いいたします。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:33| オーライ!ニッポン

2019年11月21日

ESDと都市農村交流

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■ESDと都市農村交流
 持続可能な開発のための教育(ESD)の10年と都市農村交流の関係をつなぐ重要なキーワードは、持続可能性です。農山漁村は環境教育のフィールドとして、食料を生産する場として、人間生活に必要不可欠な空気や水を生み出す場としても重要な地域なのです。

 この農山漁村でのESDを具体的に展開する方法として、自然や農林漁業、そして農山漁村の生活そのものを体験するのが、グリーン・ツーリズムです。
 
 グリーン・ツーリズムは、農山漁村地域の自然環境と密接に関連しているので、春夏秋冬の季節感というのが大事です。自然と暮らす農山漁村は、農業、林業、漁業など人間生活に関わる様々な知恵や工夫を内在しており、機械的、工業的な再現可能性をベースとした知識に加えて、天候など人間がコントロールできない自然というものを至るところで実感できる場所だからなのです。

 グリーン・ツーリズムは、都市農村交流とも言われ、都市から農山漁村を訪問する様々なイベントやプログラムが取り組まれ、様々な担い手により農山漁村を舞台にESDが取り組まれています。

 オーライ!ニッポン会議は、わが国の将来を担う子どもたちへのESDの機会を増やすためには、保護者である父兄や大人の農山漁村体験の機会の増大、農山漁村でのグリーン・ツーリズム体験の楽しさと重要性を広く認識してもらうことが重要と考えグリーン・ツーリズムを推進しています。
 
 最近は、SDGsという言葉の方がよく聞くようになっていますが、このSDGsを実現するためにも、教育であるESDの重要性は薄れていません。教育というと上から目線の押し付けと感じられる方もいるかもしれませんが、教育とは情報・知識と考えてみればその重要性は理解いただけると思います。
 マナーにしろ、ルールーにしろ、学んでいくことが多いと思います。
そのためには、情報や経験はとても大切です。
情報や経験を得て、我々は次の行動に結び付けていくことができると思います。
 ということで、SDGsの血液とも言えるのがESDでは無いかと思います。

カタカナ英語から来た言葉の意味することは分かりにくいので、
SDGsについては、簡単にまとめましたので、ご興味がある方は下記をご覧ください。
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/23


■国民運動「都市と農山漁村の共生・対流」とオーライ!ニッポン会議の役割

 都市と農山漁村の共生・対流推進会議(通称:オーライ!ニッポン会議)」は、平成15[2003]年6月23日、発足しました。
 農林漁業体験や田舎暮らしなどの都市と農山漁村を行き交う新たなライフスタイルを広め、都市と農山漁村それぞれに住む皆さんがお互いの地域の魅力を分かち合い、「人・もの・情報」の行き来を活発にした新しい日本再生を目指しています。
 
 また、この新しいライフスタイルを求める動きを国民的な運動に盛り上げていくために、キャンペーンネーム「オーライ!ニッポン」を用いて、広く皆様に呼びかけています。
「オーライ!ニッポン」とは、都市と農山漁村を人々が活発に「往来」し、双方の生活文化を楽しむことで、日本が all right (健全)になることを表現したものです。

■優れた事例の表彰、情報発信「オーライ!ニッポン大賞」

 都市と農山漁村の共生・対流を普及する方策として、優れた取組を表彰するオーライ!ニッポン大賞を実施しています。
「都市側から人を送り出す活動」「都市と農山漁村を結びつける活動」「農山漁村の魅力を活かした受入側の活動」について優れた貢献のあった団体、若しくは個人を表彰するものです。

 平成30(2018)年度の第16回のオーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)は、和歌山県田辺市の農業法人 株式会社秋津野が選ばれました。
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/100

2019年度は、第17回オーライ!ニッポン大賞となります。
ただいま募集開始の準備を進めています。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 00:30| 犬も歩けば棒に当たる

2019年11月20日

天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。その1

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1.やる気が起こるパワーの醸成が地域組織形成と人材育成に極めて重要

 かつて農山漁村では集落の構成員のほとんどが農家・漁家・林家で構成され水利や森林、漁業などを共同して管理して営農を行う必要があったことから集落単位の自治組織がさまざまな機能を有し共通の目的をもちながら活動をしていたが、現代は、農山漁村においても農家以外の人が住むようになり、地域を構成する人々の考え方も多様化するようになっている。
 
 また、市町村合併や第3セクターの赤字経営への不安から地域産業の担い手は行政主導から地域活性化を目的とするNPOや自治組織等へと主役の交代が進められている。

 さらに、農林漁業従事者の高齢化により農山漁村の資源を活かしたコミュンティ・ビジネスは、意欲のある女性グループや経営的センスを有するリーダーの存在に支えられている。
 都市と農山漁村の交流活動(事業)は、農山漁村地域の6次産業化を促進し、グリーン・ツーリズムにおいても、生きがいのための活動から地域コミュニティの存続のためのビジネスへと大きく変化している。
 
 農山漁村コミュニティ・ビジネスとは、農山漁村コミュニティにおいて、コミュニティの資源を活用して、コミュティの維持発展の役割を担う活動である。
持続可能であるためには、補助金や交付金になるべく頼らず自ら収益を確保して持続しなければならない。

 一方、通常のビジネスと異なるのは、利益を出すことよりも、地域への貢献という使命が優先され、そのことから、地縁、知縁を総動員した取り組みが求められている。
 農山漁村コミュニティ・ビジネスは、取り組みに至った理由から、地域の状況、具体的な活動内容、活動の成果や今後の展望など多種多様な事例が存在する。(注1.)

 課題や問題が深刻なればこそ、それに対処しようという強い目的意識を持ったリーダーが生み出され、時間をかけて一歩一歩前進している。初めからカリスマリーダーではなく、活動を通して、信念・自信を増してカリスマとなっているのではないか。それでは、そうしたリーダーが生み出され、独自な取組を生み出す地域となるには、何が必要なのか。

 少なくとも過疎化高齢化農林漁業の不振に悩む農山漁村地域において、課題や問題を糧に地域の資源を活かし、地域住民のやる気を起こしながら事業を展開する初期段階においては、諦めない、愚痴らない、嘆かないの3無いと、仲間と楽しく、無理なく稼いで嬉しく、そして地域を美しく次世代へ継承するという3しくの共通キーワードが成功の秘訣と考える。
 自分もとやる気が起こるパワーの醸成が地域組織形成と人材育成に極めて重要となっている。

 注1.一般財団法人 都市農山漁村交流活性化機構では、農山漁村地域が再生するためには、新たな視点に立った総合的な地域活性化策が求められており、またこれを担うコーディネーター等の人材育成が急務となっていることから、農産物直売所、農家レストラン、農家民宿、廃校活用、市民農園、鳥獣害対策、地域資源を活用した特産品開発、子どもを対象とした農山漁村生活体験活動、グリーン・ツーリズム等の取り組み事例や人材育成、IT等の情報発信方法、交流活動の集客方法など都市農村交流に関わるノウハウなどをテーマに、農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーを平成22(2010)年から令和元(2019)年11月時点で139回開催した。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:47| コミュニティビジネス

2019年11月15日

2030年の飲食料市場規模は1,360兆円、拡大をつづける巨大市場

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日本では、人口減少、高齢化などにより、農家人口も減少が進み、農業の規模拡大、高付加価値化などが求められているが、世界の食市場の動向をみると、農業・食料産業は、大変有望視されている。
平成26年9月農林水産省の資料によると、世界的な人口増加、新興国の所得水準の上昇等により、世界的に農産物市場は非常に有力な成長市場。
世界の食の市場規模現在340兆円、2020年には680兆円に倍増と予想。
特に、中国・インドを含むアジアは急成長。アジア全体の市場規模は、2009年の82兆円に比べ、2020年には229兆円へと約3倍増の予想だ。
この春、平成31年3月29日に農林水産省が、将来の海外市場の動向を予測するために、世界(主要34か国)の飲食料市場規模の推計結果を取りまとめ発表した資料によると、主要34か国の飲食料市場規模は、2030年の飲食料市場規模は、1,360兆円となり、2015年の890兆円の1.5倍に拡大すると見込まれるとしている。
特に、人口と1人当たりGDPの伸びが大きいアジアは、420兆円から800兆円と1.9倍に増加と見込み、北米は220兆円から280兆円と1.3倍に、ヨーロッパは210兆円から240兆円と1.1倍に各々増加すると見込んでいる。
より高品質、美味しい食としての農業生産の可能性が広がっている、そこで如何に農業の新たな革命が起こるのか、今後の農業・農山漁村にどのような動きがでるのか、その変化に注目したい。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:31| 犬も歩けば棒に当たる

今年度の農コミセミナーの開催結果一挙紹介します。

2019年度 農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーは、12月現在、6回を開催しました。
開催結果の概要を一挙紹介します。

〇 第1回通算(135回) 6月27日(木)開催
  【村は無くなっても、村はある!】
  小さな村のあば村宣言」住民出資による合同会社を結成し村の課題解決と活気を取り戻す
  あば村運営協議会 事務局長 皆木 憲吾 氏(岡山県津山市)
2019年 第1回 あばそん.jpg

★第1回セミナー開催結果はこちらからご覧(PDF)ください。
第135回 村は無くなっても、村はある!小さな村の「あば村宣言」.pdf


〇 第2回(通算136回) 7月24(水)開催
 【「千年以上も受け継いできた山里の暮らし」を地域の宝として交流地消を推進する】
  一般社団法人そらの郷 事務局長  丸岡 進  氏、
  事務局次長 出尾 宏二 氏 (徳島県三好市)
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★第2回セミナー開催結果はこちらからご覧(PDF)ください。
 第136回 千年以上も受け継いできた山里の暮らし.pdf


〇 第3回(通算137回) 9月10日(火) 
 【どこか懐かしく温かな気もちになる農村民泊体験】
 〜 日本有数の農業地帯が行う農泊事業 〜
 一般社団法人 南島原ひまわり観光協会 鴨内 悟史 氏(長崎県南島原市)
 農林漁業を中心としたグリーン・ツーリズムの取り組み7年で民泊5万人を突破!
 経済波及効果は、2億円以上
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★第3回セミナー開催結果はこちらからご覧(PDF)ください。
第137回 「どこか懐かしく温かな気もちになる農村民泊体験」.pdf


〇 第4回(通算138回) 10月31日(木)開催
 【みんなでやろうまいか、古民家再生】
 奥矢作移住定住促進協議会 会長 大島 光利 氏
 めざそう空き家「ゼロ」の農山漁村をキャッチフレーズに空き家を
 みなで塾形式により改装し都会からの移住者を増加させている取り組み。
 特に、古民家リフォーム塾や森林再生に向けた間伐体験など
 都市住民との交流事業も展開され地域の課題に対して地道な活動を
 継続されて移住者増加している。
2019年 第4回 奥矢作移住定住促進協議会.jpg

★第4回セミナー開催結果はこちらからご覧(PDF)ください。
第138回 「【みんなでやろうまいか、古民家再生】めざそう空き家「ゼロ」の農山漁村」.pdf


〇 第5回(通算139回) 11月12日(火)
 【小水力発電等のインフラで稼ぐ地域再生】エネルギー事業で稼いだ収益を元手に、他の公益的事業に再投資
 和歌山県 有田川町 環境衛生課長 中岡 浩 氏
 官民協働によるエコプロジェクトで持続可能なまちづくり。風力、太陽光、小水力と再生可能エネルギー事業に取り組み稼ぐインフラ化を推進して小水力発電は売電収入年間5000万円
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★第5回セミナー開催結果はこちらからご覧(PDF)ください。
第139回 【小水力発電等のインフラで稼ぐ地域再生】.pdf

〇 第6回(通算140回) 12月3日(火)開催
  【農家のお母さんだからできることがある】
  マスコミも注目する農家女性のグリーン・ツーリズム
  大館市まるごと体験推進協議会会長 石垣 一子 氏(秋田県大館市)

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★第6回セミナー開催結果はこちらからご覧(PDF)ください。
第140回 【農家のお母さんだからできることがある】.pdf


〇 第7回(通算141回) 令和2年1月以降
テーマ等については、現在情報収集中。廃校活用の最新の話題や都会から移住した人々による新たな特産品づくりの事例を検討しています。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 00:21| コミュニティビジネス

2019年11月13日

「里の物語 オンラインショップ」新商品『樹上脱渋と樹上完熟をさせた「常陸竜神柿」』

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「里の物語 オンラインショップ」新商品『樹上脱渋と樹上完熟をさせた「常陸竜神柿」』

「里の物語 オンラインショップ」は、日本全国の農山漁村地域に埋もれた農林水産物・加工品、工芸品等を販売するショッピングサイト。
厳選した良質な商品を取り揃えが特徴のこのサイトの新商品が11月12日から販売を開始した。商品は、樹上脱渋と樹上完熟をさせた「常陸竜神柿」

【限定10箱】規格に満たない高級柿(東京の百貨店で1個1,500円)を安価提供
https://satomono.com/?pid=146747554

茨城県、常陸太田市と東京農業大学が連携して、新ブランド柿の常陸竜神柿の販促や新たな特産品開発を積極的に行い、柿で地域を元気にする取り組み「柿まるごと活用プロジェクト」
を茨城県常陸太田市水府地区で行っています。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 09:29| 日本のふるさと

2019年11月11日

今年も柚子が大きな実をつけています。そろそろ冬支度をせねばと庭仕事。

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立冬(11月08日)を過ぎました。
今年も柚子が大きな実をつけています。そろそろ冬支度をせねばと庭仕事。
知らぬ間に、見知らぬ木が大きく成長しています。
鳥が運んできたようです。今年は草刈を三度行いましたが、
最初はドクダミ、次に猫じゃらし、そして秋はススキ。
そのたびごとに王者はかわりました。
成長すると50mにもなるヒマラヤスギなどを伐りながら周りを見回すと
メジロがやってきました。
洋種やまごぼうの実は、毒があるので、鳥も食べないのでしょう。実が手つかずです。
柚子は、鍋のつけ汁に絞るか、お風呂にいれるか、皮は冷凍して保存しようか。
来週末収穫します。
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:10| 犬も歩けば棒に当たる

2019年11月09日

移動革命「MaaS」てなんだ!?

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あと数年で、車が空を飛ぶのは当たり前になるかもしれません。
ドローンは、どんどん小さくなっていますが、
ドローン型の自家用車が空を飛んで人を運ぶのです。
大手電機メーカーが試作機を飛ばしています。

今話題となっているのが、さまざまな移動手段をITやAI(人工知能)で
高度化し、統合したサービスとして提供するMaaS
(モビリティー・アズ・ア・サービス=マースと呼びます。)
このMaaSは、観光や商業などの地域経済と組み合わせることで
可能性が広がると経済産業省、国土交通省がタッグを組み、
多くの企業も戦略を練って取り組んでいます。
自動車製造会社が自動車をただ作り販売するのではなく、
移動そのものをサービスとして提供するということです。

グリーン・ツーリズムなど農山漁村を訪問するときの課題だった、
目的地までの足の確保に向けて、非常に大きな期待があります。
AI(人口知能)技術と組み合わせたロボットタクシー・バスが
ネットワークを通じて手配できるようになり行動の幅、裾野が
拡がるようになるでしょう。
しかし、その地に行く気になってもらわなければ、人は来ません。
今度は如何に魅力的な体験やコトができるかの在る無しが
本当に試される時代となるでしょう。

経済産業省 政策特集移動革命「MaaS」が拓く未来
https://meti-journal.jp/policy/201906/
タグ:MaaS
posted by オーライ!ニッポン会議 at 12:00| 犬も歩けば棒に当たる

2019年11月08日

参加者に素敵なエコバッグをプレゼント『有田川の未来は、日本そして世界の未来に通じる』

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11/12 開催のセミナーはエコプロジェクトということで、
有田川町から素敵なエコバッグを提供いただきました。
参加された皆さんに資料とともに配布いたします。

アメリカのオレゴン州にあるポートランドは、
全米bPの住みたいまちです。
まちづくりの先進地として視察先としても著名なので
ご存知の方も多いと思います。

住みやすいまち、広大な自然環境にかこまれたまち、
環境にやさしいまち、芸術的文化の発信力の高いまち、
健康的な食材・オーガニックな食材が手に入りやすいまち、
ローカル(地域性)を大事にしたまち、
新鮮な地産池消によるオリジナリティあふれる料理を
提供するレストランなどが多いまちと
様々な形容詞がつけられています。

また、ポートランドは、DIY(Do it yourself)と呼ばれる
若者文化、芸術文化の中心地・発信地として、
さらに地ビールや革命的なコーヒービジネスを掲げた
コーヒーの街としても知られています。

ポートランドのまちづくりの特徴は、
住民が主体で住民自ら議論し官民一体となって町をつくっています。
その結果、かつては木材しかなかった町が、
「DIY精神が強いまち」「芸術都市」として
世界から憧れのまちとなったのです。

このポートランドのまちづくりを参考にして
和歌山県有田川町も官民が連携し
ARITAGAWA2040(有田川という未来)という
長期プロジェクトに取り組んでいます。
ただ自然が多いだけでなく、
皆が憧れる自然と健康と文化のあるまちづくり
その一環の一部が有田川エコプロジェクトです。

ありたがわのまちづくり(有田川町)
https://www.town.aridagawa.lg.jp/top/kakuka/kibi/3/3/3467.html

有田川の未来は、日本そして世界の未来に通じる(greenz記事)
https://greenz.jp/2016/01/08/aridagawa2040/

ARITAGAWA2040
http://aridagawa2040.org/
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県営多目的ダムの維持放流水を町が利用するという
全国初のスキームで町営小水力発電所を建設し、
年間約5,000万円の収入を得て住民向けの環境整備に
再投資する持続可能な社会を目指す地域行政の最前線を学びます。

■■■■ 令和元年度第5回(通算139回)
 農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー■■■
【小水力発電等のインフラで稼ぐ地域再生】
〜エネルギー事業で稼いだ収益を元手に、他の公益的事業に再投資〜
【講師】和歌山県 有田川町 環境衛生課長 中岡 浩 氏
【日程】2019年11月12日(火) 13:30〜16:30
【参加費】2,000円
【主催・場所】一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 会議室
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講師の中岡浩さんは、2018年8月20日、
地方自治体を応援するメディア「Heroes of Local Government
(ヒーローズ オブ ローカル ガバメント)」、運営会社はホルグ
(神奈川県横浜市)主催の「地方公務員が本当にすごい!と
思う地方公務員アワード2018」を受賞しました。https://www.holg.jp/original-article/award2018-009/
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まだお席に余裕がありますので、
急に予定が空いたなど
有田川町に興味をお持ちになられた方は、
下記のページからお申込みください。
https://satomono.jp/tour-seminar/2826/
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:47| コミュニティビジネス

2020年度の全国直売サミットの広島県尾道市で開催します。

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(一財)都市農山漁村交流活性化機構の主要な事業の一つ、【全国農林水産物直売サミット】は、全国各地の農林水産物直売活動の情報交換を行い、運営の課題解決や情報発信を進めるとともに、直売所間のネットワーク化を進めるために開催しているものだ。
過去のサミットでは、どのようなテーマで開催され、総括された内容はどのようなものだったのか、ここ数年の結果を紹介する。

時代や地域により農産物直売所の課題も変遷していく、かつては市場出荷を中心に流通していた農作物も全国に展開した道の駅や農産物直売所などで、地産地消が当たり前の時代になっている。農産物直売所もより立地の良い場所での展開により競合するケースも少なくない。
また、農家の高齢化や自然災害による安定的な出荷(農産物の品そろえ)にも課題が出ている。
最初は、小さな直売所からはじまったが、最近では、農家レストランやアミューズメント施設を併設した道の駅のような複合施設も少なくない。新たに設置するのにも大きな投資が必要だ。

一方、農作物の現金化がすぐにできる、雇用の場になる、加工施設など都市との交流人口拡大の核となっている直売所も少なくない。効率化を挙げる一方、地域の魅力を如何に発揮するか、これからの農産物直売所のあり方にも目が離せない。
 来年は、第19回開催となる。

第17回は、和歌山県下で2018年11月1日〜2日開催
テーマは、『地域を支え、地域経済も動かす直売所』
まとめは、地域の小さな挑戦が、大きな潮流を生み出してきた
  https://www.kouryu.or.jp/service/pdf/23chokubaidayori.pdf

第16回は、愛媛県下で、2018年2月1日〜2日開催。
  テーマは、『産直王国・愛媛で考える、直売所の持続的な経営』
  https://www.kouryu.or.jp/service/pdf/16thchokubai_summit.pdf

第15回は、滋賀県下で、2016年10月20日〜21日開催
  テーマは、『近江商人の「三方よし」に学ぶ、 地域とともに歩む直売所』
まとめは、近江の地で学んだ、地域内連携と未来へのつながり、直売所だからできること
  https://www.kouryu.or.jp/service/pdf/15thchokubai_summit.pdf

第14回は、秋田県下で、2015年10月22日〜23日
  テーマは、『新たなニーズに応え、地域の未来をつくる直売所』
  まとめは、直売所の魅力は人間力。そして、何を実行するか。秋田の元気な直売所の人々に出会って
  https://www.kouryu.or.jp/service/pdf/a1465976513023.pdf

第13回は、長崎県大村市で、2015年2月5日〜6日開催
  テーマは、『直売所だからできる。 地域資源を活かしたオンリーワンの価値の創出』
まとめは、直売所の競合から、ともに協調する時代へ生産者の利益を高め、後継者が続く経営を
  https://www.kouryu.or.jp/service/pdf/13thchokubai_summit.pdf

第12回は、2013年10月30日〜31日新潟県で開催
  テーマは、『日本の多彩な農林水産業と食文化は、直売所が守り育てる』
 まとめは、「地域農業」と「食文化」 を守る 〜直売所の2つの使命とその方策
  https://www.kouryu.or.jp/service/pdf/chokubai18th.pdf

2019年度第18回全国農林水産物直売サミットは、2019年10月17日〜18日山形県鶴岡市で開催。
  地域の食・農・文化を未来につなぐ直売所
  結果報告は以下のFacebookから
  https://business.facebook.com/machimura.jp/posts/2706007149439158?__tn__=-R

※ 来年度(2020年度)の全国直売サミットの広島県尾道市で開催します。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 01:10| 日本のふるさと

2019年11月07日

第101回エコツアーカフェ 「奥会津の風土から、地域の仕事をつくる〜福島県三島町からのチャレンジ」

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エコセン主催のエコツアーカフェのお知らせです。

第101回エコツアーカフェ
「奥会津の風土から、地域の仕事をつくる〜福島県三島町からのチャレンジ」

2019年11月14日(木)18:30〜21:00(受付18時)
【会場】荒川区西日暮里5-38-5 日能研ビル2階 木の会議室

https://ecocen.jp/cafe-m/5123

福島県三島町は、人口1700人にも満たない小さな山村です。
今この町で、地域の魅力を仕立て直して「日本一小さな旅行会社」が作れないだろうか?と動きはじめました。それは、ただの旅行会社ではないかもしれません。
むしろ、今のこの地域の課題を参加者と一緒に解決する「研究所」かもしれません。

三島町で「ソコカシコ」というゲストハウスを営む三澤真也はじめ三島町の皆さんにお話を伺います。

日本の原風景ともいえる場所で生業をつくることとは。お楽しみに。

【参加費】1,000円(お茶付き)
     当日会場にてお支払いください。
【申込】日本エコツーリズムセンター  
     https://ecocen.jp/cafe-m/5123

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
NPO法人日本エコツーリズムセンター事務局
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-38-5
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
Website  https://ecocen.jp/
facebook  http://on.fb.me/MpZKF7


三島町は、福島県の西部に位置し、尾瀬を源流とする只見川沿いにある山間の町です。
冬は積雪が二メートルを超える豪雪地域でもあります。
「会津桐」の産地としても良く知られていますが、
平家の落人が伝えたという地鶏が三島地鶏として育てられています。

都市農山漁村交流活性化機構の里の物語オンラインショップでは、
この会津地鶏を知り尽くした鶏屋のおやじのこだわりカレーを販売しています。
https://satomono.com/?pid=130433063
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 01:32| 犬も歩けば棒に当たる

2019年11月03日

あーでもない、こーでもないとアイデアを生み出す難行で脳がふらふらする心地よい疲労感

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徳島県の「あわの農山漁村(ふるさと)魅力創生事業」による
地域再生寄り合いワークショップについて、
当機構がお手伝いをしていた2019年度の阿南市加茂谷地区と
上勝町田野々地区の2か所のワークショップの全ての過程を無事に終了しました。

ワークショップは各地3回開催し、
第1回は、地域の課題の抽出。
第2回は、地域資源マップの作成。
そして第3回は、地域を活性化させるアイデア出しと、
その具体的な実行計画づくりを検討しまとめました。

阿南市加茂谷地区のワークショップの様子は、既にこのブログで紹介していましたが、
上勝町田野々地区は、10月17日に第3回が終了しました。

3回目は、
イラストともに、上勝町田野々地区の課題を乗り越えるための
新たなアイデアを住民が作成し当日のワークショップに発表したのです。

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多数のアイデアが提案され、
@ それをもとにした意見交換→
A 実行してみたいアイデアを全員で投票→
B 実行計画(優先度の高いものを選択→
C 誰が主体となって取り組むのか、
いつごろまでに実施するのか等を作成し終了しました。

今後、徳島県と相談しながら事業化に向けて、取り組みを進めていくことになります。
徳島県では、地域の活性化に向けて、農林漁業や農村活性化に向けての助成などもあり、
また農林水産省でも、都市と農山漁村の交流や農泊などの事業に対して、
交付金などを提供しています。

他の地域においても、まずアイデアを仲間と相談し、
実現に向けて、民間の支援策や国や県などの支援策を検索しておくと良いでしょう。
適した事業への公募等は募集時期が合わないと使えないので、
日々、同類の事例や各省の交付金や公募を定期的に探すといろいろ参考になります。

徳島県上勝町のワークショップは、
第1回WSでは、田野々地区の活性化にむけて重要な課題等から
「目指すべき町づくりの在り方」を参加者全員で得票しました。
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第2回WSでは、
第1回WSから第2回WSの間に、地域住民(WS参加者)が
田野々地区の資源を思われる個所、モノ等を写真撮影したものを
分類し模造紙上に、KJ法の手法を活用して分析しながら
班ごとに資源地図として作成しました。
そして、各班に分かれて製作した「上勝町田野々地区の資源写真地図」を
班の代表が全員の前で順に説明した。
最後に(第3回最終回10月17日開催)に向けて、
各自「地域を元気にするアイデア」を作成(3枚以内)し
持参することを宿題として説明して解散した。

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アイデアは、人それぞれ得意分野があり、
イラストを見ても、話を聞いても大変面白い内容ばかりです。
まるでその人の人生を凝縮しているように思えます。
ある人は、
採れた農産物を料理して新たな自慢料理を開発しようと企画し、
またある人は、
荒れた耕作放棄地に花を植え、景観の良い場所でのイベントを提案する、
またある人は、
空き家や古民家を宿泊施設にして、都会からの交流を
増やそうとするアイデア、
と思うと、同じ空き家をみんなの憩いの場所にしようとか
アイデアも様々に出てきます。
同じだけど少し違う。全く異なるアイデアでも、その景観を生かして事業化することは
同じなど、組み合わせもさまざまに考えられます。
どのアイデアが多くの人の共感を得るか、皆さん自分の案を熱ぽく語ります。

最後に、そのアイデアの実現性や容易さ、主体を極めて短時間で意見交換しつつ、
実行計画に落とし込むのは、講師である情報工房の山浦先生の経験と力量です。

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台風や猛暑など天候にも左右されがちなワークショップの日程でしたが、
参加者は毎回、人々と十分な会話ができたこと、自分の思いを話せたこと、
他の人の地域への想いに勇気づけられたことなど、
ワークショップはかなり頭脳を酷使するが、満足そうに帰路についていました。
やはり、話し合いというのが、やる気を醸成するうえで、とても大事なことだと
再認識しました。

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posted by オーライ!ニッポン会議 at 01:00| 住民主体のワークショップ

2019年11月02日

11/12農コミセミナー【小水力発電等のインフラで稼ぐ地域再生】これが行政マンの闘い方??

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今年は、台風、大雨、洪水、土砂崩れが各地に起こり多くの人が災害に
見舞われました。被災された方々、知人友人親族に不幸に会われた方々に
心よりお悔み申し上げます。
他人事ではなくいつどこで誰にも、自然災害が襲ってくる恐怖を
目の当たりにし、やはり山や森林をきちんと管理する重要さを
認識しました。

10月31日の空き家古民家再生に取り組む岐阜県恵那市串原の
奥矢作移住定住促進協議会 大島光利会長は、
2000(平成12)年 9 月、最低気圧925hPaの台風14号
(後に激甚災害に指定され東海豪雨と呼ばれた)の記録的な
大雨がもたらした大きな被害をきっかけに山を再生する活動に
踏み出しました。

台風の後の上矢作ダムには、大量の流木が流れ込んでいました。
ダムの惨状を見て、ダムがこの流木をせき止めなかったら
下流域は大変な災害をもたらしたはずだ、
やはり災害を防ぐためには“山を再生しないとダメだ!”と、
退職を契機に仲間たちを募り
NPO法人 奥矢作森林塾を設立しました。
一年で仲間30人が集まったそうです。凄い熱力です。
そして、森林再生をはじめたのです。

次回のセミナーの和歌山県有田川町の有田川エコプロジェクト、
県のダムを活用した小水力発電により売電を行い、
利益をまちづくりに再投資している取り組みです。

この有田川町も昭和28年7月の紀州大水害が発生し、
当時の和歌山県民の4分のうち1、
26万人以上が被災した和歌山県史上最悪の気象災害となりました。
その後の洪水を防ぐ目的に作られたのが今回の舞台となる
県営 二川ダムです。
このダムに町営の水力発電所を開発したのが、今回の話です。

講師の中岡課長のレジュメを入手したので、
一足先に皆さんに紹介します。説明資料を覗いたところ、
動画もあり大変理解しやすい内容となっております。
(まだ、仮原稿ですが、そこには行政マンの闘い方
みたいなものを見てしまいました。)

中岡課長のレジュメ(丸秘)
1.町の紹介〜発電の歴史
2.小水力発電所の紹介
3.ゴミステーション化の道のり
4.再生可能エネルギーへの取組
5.非常用電源
6.少しでもエコな暮らしを
7.子どもたちにも知って欲しい
 時間があれば 再エネ支援ガイド

毎回セミナーは、異なるテーマで企画していますが
奇しくも10月と11月は、台風大水害を契機に
この人間生活に大きな影響を与える自然の驚異に
対してどう対処すればよいのか。通底するテーマとなりました。

先人の想いと資産を活かして、
地域の未来に向けて勇気をいただけるような
セミナーになればと思っています。

ぜんぜん、小水力発電に興味がなくても大丈夫です。
山村地域の行政がごみゼロや再生エネルギー、
分散型エネルギーなど持続可能な社会を山間集落に
如何につくろうとしているのか、
たった3人の職員でダム管理(掃除)や
将来を担う子どもたちにエネルギーの大切さを教える
取り組みなど日々の活動などもあり、
参考にしていただければ幸いです。

■■■■ 令和元年度第5回(通算139回)
 農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー■■■
【小水力発電等のインフラで稼ぐ地域再生】
〜エネルギー事業で稼いだ収益を元手に、他の公益的事業に再投資〜
【講師】和歌山県 有田川町 環境衛生課長 中岡 浩 氏
【日程】2019年11月12日(火) 13:30〜16:30
【参加費】2,000円
【主催・場所】一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 会議室
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県営多目的ダムの維持放流水を町が利用するという
全国初のスキームで町営小水力発電所を建設し、
年間約5,000万円の収入を得て住民向けの環境整備に
再投資する持続可能な社会を目指す地域行政の最前線を学びます。
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セミナーへの参加希望の方は、
下記のページからお申込みください。
https://satomono.jp/tour-seminar/2826/
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 01:00| コミュニティビジネス

2019年11月01日

問題を直視し課題解決手法をみなで実行する、地域を良くして、楽しむための顔合わせ

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2019年10月31日 2019年度第4回(通算138回)農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー【講師】講師:奥矢作移住定住促進協議会 会長 大島 光利 氏(岐阜県恵那市)を開催しました。
農山漁村の空き家問題は、個人情報の壁に阻まれた権利者へのアプローチから始まりました。親戚など縁者の伝手をたどり、足を運びこと1年半。やっと空き家の権利者に会い、意向を確認する。この地道な空き家調査が、集落再生の希望の光をもたらしたのです。
・・・・・・・・・・・・・・(詳しくは下記のPDFをご覧ください。)

みんなの毎日を豊かにする、地域・市民活動、生涯学習などの情報を発信している
『“得る”Cafe(エルカフェ)』のサイトに開催結果のレポートを紹介していただきました。
http://social-edus.net/20190924akiya/

第138回 「【みんなでやろうまいか、古民家再生】めざそう空き家「ゼロ」の農山漁村」.pdf
posted by オーライ!ニッポン会議 at 12:01| コミュニティビジネス