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2025年11月11日

第5回「質的統合法(KJ法)基礎講座」を開催しました

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第5回「質的統合法(KJ法)基礎講座」を開催(11月8日、9日金沢大学)しました

 今回の参加者には、獣医さん、高校教員が複数参加しました。高校での探究の学習においては、質的統合法を活用してグループ討議により問題解決を図る学習プログラムを想定しているようです。(前回までは和尚さんも参加していました。)
なお、質的統合法(KJ法)基礎講座の手順は、次のとおりです。基礎講座では、ラベルづくり(具体的なデータの書き方)、ラベル集めの方法、表札作りノウハウ、そして図解化、空間配置のポイントをきめ細かく演習で指導してもらいました。
@素材 Aラベル作り Bグループ編成 Cラベル拡げ Dラベル集め E表札作り F図解化
・空間配置 G図解化 H叙述化 I文章化 J口頭発表

【基礎講座の開催趣旨】
 予測不可能なVUCAの時代にあって、物事の本質を見極め、課題解決や価値創造に資するトランスディシプリナリな発想力が求められています。トランスディシプリナリな発想力を磨くには、量的データの分析に留まらず、対象となるヒトやフィールドの観察や取材を通した質的データの活用が必要不可欠となります。
 量的データと質的データを相互に活かした混合調査法が重要視される中で、看護学に 留まらず、教育学や社会学の分野において、「質的統合法(KJ法)」が質的分析手法として注目を集めています。「質的統合法(KJ法)」を活用した研究論文も増えてきています。
 昨年度に引き続き、質的統合法(KJ法)に関する第一人者である山浦 晴男先生を講師に迎え、「質的統合法(KJ法)基礎講座」を開催しました。

【概要】
△日程:11月8日(土)〜月9日(日)
△会場:金沢大学角間キャンパス
△参加費:無料
△研修講師:山浦 晴男(情報工房代表、千葉大学大学院看護学研究院 特命教授)、   
            教育関係質的統合法(KJ法)研究会顧問
△研修スケジュール
 【1日目:11月8日(土)】
  ・創造的問題解決と質的統合法(KJ法)概説
  ・討論テーマと討論法の説明
  ・グループ討論とデータ化
  ・質的統合法(KJ法)のグループ編成説明
  ・質的統合法(KJ法)個人作業(グループ編成)
 【2日目:11月9日(日)】
  ・質的統合法(KJ法)個人作業(グループ編成)つづき
  ・質的統合法(KJ法)個人作業(見取図作成)
  ・質的統合法(KJ法)個人作業(図解作成)
  ・グループ内発表
  ・講評
△オーガナイザー
 金沢大学教学マネジメントセンター教授 林 透(教育関係質的統合法(KJ法)研究会代表)

★本「質的統合法」は、「地域再生寄り合いワークショップ」の実施にも使われています。参加者は「質的統合法」の仕組み等を意識しないうちに、ファシリテーターが進行を進めるなかで、自ら地域づくりの課題・地域資源・課題解決のアイデア創出、そして実行計画(ビジョン)づくりを進めていくことができます。

★参考情報:実際に質的統合法(KJ法)がどのように活用されているのか。山浦晴男氏の分析事例が下記のサイトから閲覧可能です。【知的芸術品ともいえるKJ法による分析結果の公開】 の文中から別サイト(山梨県立大学)に飛びます。https://blog.canpan.info/ohrai/archive/732

★質的統合法は、看護の現場や社会学さらに、地域振興にも活用されています。代表例として地域再生寄り合いワークショップは、KJ法の発案者である川喜田二郎氏の下で長年の研究研鑽していた山浦晴男氏が独自に研究開発したものであり、既に離島や山村地域の集落再生において、地域住民自らが課題を把握しつつ、地域を良くするアイデアを発想し事業等を取り組んで行くための手法として、多方面から注目されている。https://blog.canpan.info/ohrai/archive/584

※VUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字をとった造語
posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:25| 住民主体のワークショップ