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2025年02月07日

今回の議題は、【「若者・女性にも選ばれる地方」をつくる】

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 石破総理の肝いりで発足した【新しい地方経済・生活環境創生会議】の第3回が令和7年1月25日(土)に宮城県気仙沼市の気仙沼中央公民館で開催されました。
 今回の議題は、【「若者・女性にも選ばれる地方」をつくる】。
 委員等の資料が公開されています。https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_chihousousei/yusikishakaigi/dai3/gijisidai.html

 特に注目したのは、矢田稚子内閣総理大臣補佐官の【女性活躍に関する現状と取組について】

 この資料から地方創生2.0の主題は、【「若者・女性にも選ばれる地方」をつくる】と考えられるので、その「基本的な考え方」として極めて重要と思われますのでご関心ある方はご一読をお勧めします。

 矢田稚子内閣総理大臣補佐官の【女性活躍に関する現状と取組について】では、人口減少が続く地方を守り、若者・女性にも選ばれる地方(=楽しい地方)、高齢者も含め誰もが安心して住み続けられる地方の構築は待ったなしとし。
 これまでの取組の反省として、産官学金労言の「意見を聞く」にとどまり、「議論」に至らず、好事例が普遍化されないなど、地方自らが主体的に考え行動する姿勢や、ステークホルダーが一体となった取組、国の制度面での後押しが不十分だったのではないか。
 「男女間の賃金格差が、若い女性の地方からの流出につながっている」可能性があるデータで示しながら、男女間賃金格差への対応も含め、女性が地域で活躍しやすい環境をつくることは、地域経済の長期的な持続性を高める上でも重要であること。またその対策の一つとして「無意識の思い込み」である「アンコンシャス・バイアス」に気づいて変えていくことが等が示されています。
 
【矢田稚子内閣総理大臣補佐官説明資料の主な内容】
〇地方創生2.0の「基本的な考え方」概要
 ・地方創生2.0起動の必要性
 ・これまでの取組の反省
 ・地方創生をめぐる情勢の変化
 ・地方にとって厳しさを増す変化
 ・ 地方にとって追い風となる変化
〇地方創生2.0の「基本的な考え方」(抄)
 5 地方創生2.0の基本構想の5本柱
  @ 安心して働き、暮らせる地方の生活環境の創生
   (考えられる施策)
〇女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム 中間取りまとめ
 「男女間賃金格差の解消に向けた職場環境の変革」(概要)
〇男女ともに高いポテンシャルを持つ我が国の人材
〇非正規雇用:サービス業では女性の非正規雇用割合が高い
〇女性の出産後の働き方別 世帯の生涯可処分所得:試算の前提
〇女性の出産後の働き方別 世帯の生涯可処分所得:試算結果
〇パートタイムとして「年収の壁」を超えて働いた場合の生涯可処分所得増
〇都道府県別の女性の就業状況
〇平均継続勤続年数の男女差と管理職に占める女性の割合
〇男女間の賃金格差が、若い女性の地方からの流出につながっている可能性
〇女性活躍と地域経済との関係
〇地域働き方・職場改革サポートチーム
〇アンコンシャス・バイアスについて分かりやすく発信している例

その他委員の資料は以下のとおり
・【地方のジェンダーギャップ解消〜若者・女性に選ばれる地方に向けて〜】
   株式会社WILLLAB 代表取締役 小安美和 氏 
・【地方経済の活性化と女性活躍】
   特定非営利活動法人 元気な日本をつくる会 理事長 横山 英子 氏
・【市民のWell−being実現に向けて】
   気仙沼市長 菅原 茂 氏
・【人と海の未来をつくる。阿部長商店における女性活躍に係る取り組み】
   株式会社 阿部長商店 阿部憲子 氏
・【若者活躍に係る地域での雇用創出について】
   株式会社 菅原工業 代表取締役 菅原 渉氏
・【意見書】愛媛県知事 中村 時広 氏

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posted by オーライ!ニッポン会議 at 12:58| 全国中山間地域振興対策協議会