2024年07月23日
素材を活かし、他人が欲しがるものを作り出す実践的な取り組み「マーケティング」はどのように利用できるのか。ぶどう山椒の例から学びました。第151回農山漁村コミュニティ・ビジネス・オンライン・セミナー開催結果
第151回農山漁村コミュニティ・ビジネス・オンライン・セミナー開催結果
特産品を活かすためのマーケティング活動
マーケティングで農産物の魅力を引き出し新たな宝を作る
7/18 第151回 農山漁村コミュニティ・ビジネス・オンライン・セミナーを開催しました。講師の藤岡章子先生、そして本セミナーにご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
講師:龍谷大学経営学部経営学科教授 藤岡章子 氏(京都市)
2024年7月18日(木)16:00〜18:00
参加費無料 参加方法:オンライン(ZOOM)システムのみ
今回のセミナーには、企業、グリーン・ツーリズム推進協議会、市町村、県庁、NPO、料理家、大学、公益社団法人、一般財団法人、編集者、シンクタンク、地域おこし協力隊員等の多様な方々に参加いただきました。
率直に言って、ここまで実践的なのかと、藤岡ゼミでの商品開発から販路開拓までの一連のマーケティング活動に驚きました。正しく導く人がいるということは、着実な行動を則し、貴重な時間を費やして、若者は経験を積んでいくという、素晴らしい実践学のシステムと思いました。
和歌山県有田川町はぶどう山椒発祥地ですが、生産者の高齢化が激しく、後継者不足も深刻で存続が危ぶまれています。そこで、有田川町と龍谷大学が中心となり、平成31年からぶどう山椒農家、地域住民、企業等と連携しながら、多面的に産地振興を実施しました。
商品開発・販売、6次産業化や輸出商社との商談等販路拡大が盛んになり、ぶどう山椒を主として生計を立てるモデル確立と移住・就農インターンシップにも取り組み、移住就農者も誕生するなど効果を上げています。
その核となる商品開発について、マーケティングの専門家から商品化への取組を教えていただきます。
「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト(有田川町のページ令和3年度「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」成果報告/有田川町 (aridagawa.lg.jp) ※映像によるプロジェクトの報告もあります。」は、龍谷大学経営学部 藤岡ゼミと連携し、学生がフィールドワークを行い、ぶどう山椒の市場調査や産地の認知度向上、商品開発やプロモーションを行いつつぶどう山椒オフィシャルサイト和のスパイス・山椒 - ぶどう山椒とは|ぶどう山椒オフィシャルサイト|有田川町 (budo-sansho.com)も開設することで、都市部の企業から連絡があり、商品開発・販売至りました。所謂、農業・農山漁村のイノベーションです。
このことにより、有田川町の若手農家に火がつき、自社商品の開発による6次産業化や輸出商社との商談等販路拡大が盛んになり、ミシュラン3つ星の料亭にも採用される等、ぶどう山椒を主として生計を立てるモデルとなる経営スタイルが確立と県や町と連携して移住・就農インターンシップにも取り組み、県外からの移住就農者も誕生するなど効果を上げています。
本資料は講師の活動及び本セミナーをPRするため講演資料の一部(代表的な部分)を抜き出しまとめています。セミナーでは、より詳細、より広範囲に具体的内容を説明しています。セミナー終了後参加者限定で資料(53ページ)を配信しています。
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 農山漁村コミュニティビジネス担当
739
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:36| コミュニティビジネス