• もっと見る

2024年06月19日

農林水産省は、令和5年度 食料・農業・農村白書を令和6年5月31日に公表しました。

1209-large-image-l.png

農林水産省は、令和5年度 食料・農業・農村白書を令和6年5月31日に公表しました。
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r5/index.html
取り急ぎ全文の目次を紹介します。詳細の分析は後日時間のある時に発信します。

2024_農村白書_目次

第1部 食料・農業・農村の動向
はじめに 1
特 集 食料・農業・農村基本法の検証・見直し ・・ 3
第1節 食料・農業・農村基本法見直しの経緯
(1)食料・農業・農村基本法見直しの経緯 ・・ 4
(2)食料・農業・農村基本法の制定の経緯 ・・ 6
(3)食料・農業・農村基本法の基本理念 ・・・ 8
第2節 食料・農業・農村基本法制定後の情勢の変化と今後20年を見据えた課題 ・・・ 10
(1)食料・農業・農村基本法が前提としていた状況の変化と新たな課題 ・ 10
(2)平時における食料安全保障リスク ・ 10
(3)食料安定供給に係る輸入リスク ・・・ 12
(4)合理的な価格の形成と需要に応じた生産 ・ 15
(5)農業・食品産業における国際的な持続可能性の議論 ・・・ 17
(6)海外も視野に入れた市場開拓・生産 19
(7)人口減少下においても食料の安定供給を担う農業経営体の育成・確保 20
(8)農村における地域コミュニティの維持や農業インフラの機能確保 ・・・ 21
第3節 食料・農業・農村基本法の見直しに向けて ・・・ 23
(1)食料・農業・農村政策の新たな展開方向 ・ 23
(2)食料安全保障強化政策大綱の改訂 ・ 36
(3)食料・農業・農村基本法の一部を改正する法律案の国会提出 ・ 36
トピックス 1 食料安全保障の強化に向け、構造転換対策や地域計画の策定を推進 40
トピックス 2 「物流の2024年問題」への対応を推進 ・ 44
トピックス 3 農林水産物・食品の輸出を促進 ・・・ 46
トピックス 4 農業分野におけるカーボン・クレジットの取組拡大を推進 ・・・ 48
トピックス 5 スマート農業技術の導入による生産性の高い農業を推進 ・ 50
トピックス 6 農業と福祉の課題を解決する「農福連携」を推進 ・ 52
トピックス 7 令和6年能登半島地震への対応を推進 ・・・ 54

第1章 食料安全保障の確保 ・ ・・ 59
 第1節 食料自給率と食料自給力指標 ・ 60
 (1)食料自給率・食料国産率の動向 ・・・ 60
 (2)食料自給力指標の動向 64
 第2節 国際的な食料需給と我が国における食料供給の状況 66
 (1)国際的な食料需給の動向 ・・・ 66
 (2)国際的な食料価格の動向 ・・・ 69
 (3)我が国における食料供給の状況 ・・・ 73
 (4)我が国における食料輸入の状況 ・・・ 74
 第3節 食料供給のリスクを見据えた総合的な食料安全保障の確立 ・・・ 77
 (1)サプライチェーンの状況 ・・・ 77
 (2)食料安全保障の確保を図るための体制 ・・・ 79
 第4節 円滑な食品アクセスの確保と合理的な価格の形成に向けた対応 81
 (1)円滑な食品アクセスの確保に向けた対応 ・ 81
 (2)合理的な価格の形成に向けた対応 ・ 85
 第5節 食料消費の動向 ・・・ 89
 (1)食料消費の動向 89
 (2)農産物・食品価格の動向 ・・・ 94
 (3)国産農林水産物の消費拡大 ・ 96
 第6節 新たな価値の創出による需要の開拓 ・ 100
 (1)食品産業の競争力の強化 100
 (2)食品流通の合理化 103
 (3)規格・認証の活用 105 
 第7節 グローバルマーケットの戦略的な開拓 ・・・ 106
 (1)農林水産物・食品の輸出促進に向けた環境の整備 ・ 106
 (2)主な輸出重点品目の取組状況 ・ 109
 (3)海外への商流構築、プロモーションの促進と食産業の海外展開の促進 ・ 112
 第8節 消費者と食・農とのつながりの深化 ・ 115
 (1)食育の推進 115
 (2)地産地消の推進 ・ 116
 (3)和食文化の保護・継承 ・ 119
 (4)消費者と生産者の関係強化 ・ ・ 120
 第9節 国際的な動向に対応した食品の安全確保と消費者の信頼の確保 ・ 123
 (1)科学的知見等を踏まえた食品の安全確保の取組の強化 ・ ・ 123
 (2)食品に対する消費者の信頼の確保 ・ ・ 127
 第10節 国際交渉への対応と国際協力の推進 ・ 129
 (1)国際交渉への対応 129
 (2)G7宮崎農業大臣会合の開催 ・・・ 131
 (3)国際協力の推進 ・ 133

第2章 環境と調和のとれた食料システムの確立 ・ 135
 第1節 みどりの食料システム戦略の推進 ・・ 136
 (1)みどり戦略の実現に向けた施策の展開 136
 (2)みどり戦略に基づく取組の状況 138
 (3)有機農業の拡大に向けた施策の展開 ・ 141
 (4)環境保全型農業の推進 ・ 144
 (5)みどり戦略に基づく取組の世界への発信 ・ ・ 146
 第2節 気候変動への対応等の環境政策の推進 ・・・ 148
 (1)地球温暖化対策の推進 ・ 148
 (2)生物多様性の保全と利用の推進 150
 第3節 バイオマスや再生可能エネルギーの利活用の推進 ・・・ 154
 (1)バイオマスの利活用の推進 ・ ・ 154
 (2)再生可能エネルギーの利活用の推進 ・ 156
 第4節 持続可能な食品産業への転換と消費者の理解醸成の促進 ・・ 158
 (1)持続可能な食品産業への転換 ・ 158
 (2)ムリ・ムダのない持続可能な加工・流通システムの確立 ・ 159
 (3)食品ロスの削減の推進 ・ 161
 (4)消費者の環境や持続可能性への理解醸成 ・ ・ 162

第3章 農業の持続的な発展 ・ ・・・ 165
 第1節 農業生産の動向 166
 (1)農業総産出額の動向 ・ ・ 166
 (2)主要畜産物の生産動向 ・ 169
 (3)園芸作物等の生産動向 ・ 173
 (4)米の生産動向 ・ ・ 178
 (5)麦・大豆の生産動向 ・ ・ 179
 第2節 力強く持続可能な農業構造の実現に向けた担い手の育成・確保 ・ 181
 (1)農業経営体等の動向 ・ ・ 181
 (2)認定農業者制度や法人化等を通じた経営発展の後押し ・ ・ 182
 (3)経営継承や新規就農、人材育成・確保等 ・ ・ 188
 (4)女性が活躍できる環境整備 ・ ・ 191
 第3節 生産現場を支える多様な農業人材や主体の活躍 197
 (1)多様な農業人材の育成・確保 ・ 197
 (2)外国人材を始めとした労働力の確保 ・ 199
 第4節 農業経営の安定化に向けた取組の推進 ・・・ 201
 (1)農業経営の動向 ・ 201
 (2)経営所得安定対策の着実な実施 203
 (3)収入保険の普及促進・利用拡大 203
 (4)農業金融・税制 ・ 205
 第5節 担い手への農地集積・集約化と農地の確保 207
 (1)農地の動向 207
 (2)農地の集積・集約化の推進 ・ ・ 209
 (3)地域計画の策定の推進 ・ 211
 第6節 農業の成長産業化や国土強靱化に資する農業生産基盤整備 212
 (1)農業の成長産業化に向けた農業生産基盤整備 212
 (2)農業水利施設の戦略的な保全管理 ・ ・ 215
 (3)農業・農村の強靱化に向けた防災・減災対策 217
 第7節 需要構造等の変化に対応した生産基盤の強化と流通・加工構造の合理化 219
 (1)需要に応じた生産の推進と流通・加工の合理化 ・ ・ 219
 (2)畜産・酪農の経営安定を通じた生産基盤の強化 ・ ・ 220
 (3)新たな需要に応える園芸作物等の生産体制の強化 ・ 223
 (4)米政策改革の着実な推進 225
 (5)麦・大豆の需要に応じた生産の更なる拡大 ・ 229
 (6)GAP(農業生産工程管理)の推進 ・・・ 229
 (7)効果的な農作業安全対策の展開 231
 第8節 スマート農業技術等の活用による生産・流通現場のイノベーションの促進 233
 (1)スマート農業技術の活用の推進 233
 (2)イノベーションの創出・技術開発の推進 ・ ・ 236
 (3)農業施策の展開におけるデジタル化の推進 ・ 240
 第9節 知的財産の保護・活用の推進 ・・ 242
 第10節 農業生産資材の安定確保と国産化の推進 ・・ 250
 (1)肥料原料の安定確保と肥料価格高騰への対応 250
 (2)国産飼料の生産・利用の拡大と飼料価格高騰への対応 ・ ・ 254
 (3)燃料価格高騰への対応 ・ 256
 第11節 動植物防疫措置の強化 ・・・ 257
 (1)家畜防疫の推進 ・ 257
 (2)植物防疫の推進 ・ 261
 第12節 農業を支える農業関連団体 262

第4章 農村の振興 ・・・ 265
 第1節 農村人口の動向と地方への移住の促進 ・・・ 266
 (1)農村人口の動向 ・ 266
 (2)農業集落の動向 ・ 268
 (3)移住の促進 270
 第2節 農村における所得と雇用機会の確保 ・ 274
 (1)農山漁村発イノベーションの推進 ・ ・ 274
 (2)農泊の推進 277
 (3)農福連携の推進 ・ 279
 第3節 農村に人が住み続けるための条件整備 ・・・ 281
 (1)地域コミュニティ機能の維持・強化 ・ 281
 (2)生活インフラ等の確保 ・ 283
 第4節 農村を支える新たな動きや活力の創出 ・・・ 285
 (1)都市と農山漁村の交流の推進 ・ 285
 (2)多様な人材の活躍による地域課題の解決 ・ ・ 288
 (3)地域を支える体制・人材づくり 289
 (4)農村の魅力の発信 291
 第5節 多面的機能の発揮と末端農業インフラの保全管理 ・・・ 294
 (1)多面的機能の発揮の促進 294
 (2)末端農業インフラの保全管理 ・ 297
 第6節 中山間地域の農業の振興と都市農業の推進 299
 (1)中山間地域農業の振興 ・ 299
 (2)荒廃農地の発生防止・解消に向けた対応 ・ ・ 305
 (3)多様な機能を有する都市農業の推進 ・ 307
 第7節 鳥獣被害対策とジビエ利活用の促進 ・ 309
 (1)鳥獣被害対策等の推進 ・ 309
 (2)ジビエ利活用の拡大 ・ ・ 312

第5章 災害からの復旧・復興や防災・減災、国土強靱化等 ・ 315
 第1節 東日本大震災からの復旧・復興 316
 (1)地震・津波災害からの復旧・復興の状況 ・ ・ 316
 (2)原子力災害からの復旧・復興 ・ 318
 第2節 大規模自然災害からの復旧・復興 ・・ 322
 (1)近年の大規模自然災害からの復旧・復興の状況 ・ ・ 322
 (2)令和5(2023)年度における自然災害からの復旧 324
 第3節 防災・減災、国土強靱化と大規模自然災害への備え ・ 327
 (1)防災・減災、国土強靱化対策の推進 ・ 327
 (2)災害への備え ・ ・ 328
 農業・農村の活性化を目指して −令和5(2023)年度農林水産祭天皇杯等受賞者事例紹介− ・ 332
 利用者のために ・・ 335

第2部 令和5年度 食料・農業・農村施策概説 ・ ・ 339
 1 施策の重点 ・ 339
 2 財政措置 ・・ 339
 3 立法措置 ・・ 339
 4 税制上の措置 ・・・ 340
 5 金融措置 ・・ 340

T 食料自給率・食料自給力の維持向上に向けた施策 ・・ 340
 1 食料自給率・食料自給力の維持向上に向けた取組 ・・ 340
 2 主要品目ごとの生産努力目標の実現に向けた施策 ・・ 341

U 食料の安定供給の確保に関する施策 343
 1 新たな価値の創出による需要の開拓 ・・ 343
 2 グローバルマーケットの戦略的な開拓 ・ 345
 3 消費者と食・農とのつながりの深化 ・・ 347
 4 国際的な動向等に対応した食品の安全確保と消費者の信頼の確保 ・ 348
 5 食料供給のリスクを見据えた総合的な食料安全保障の確立 ・ 350
 6 TPP等新たな国際環境への対応、今後の国際交渉への戦略的な対応 ・ ・ 353

V 農業の持続的な発展に関する施策 ・ 353
 1 力強く持続可能な農業構造の実現に向けた担い手の育成・確保 ・・ 353
 2 農業現場を支える多様な人材や主体の活躍 ・・ 354
 3 担い手等への農地集積・集約化と農地の確保 ・ 355
 4 農業経営の安定化に向けた取組の推進 ・ 355
 5 農業の成長産業化や国土強靱化に資する農業生産基盤整備 ・ 356
 6 需要構造等の変化に対応した生産基盤の強化と流通・加工構造の合理化 ・・・ 357
 7 情報通信技術等の活用による農業生産・流通現場のイノベーションの促進 360
 8 みどりの食料システム戦略の推進 ・・・ 363
 9 気候変動への対応等環境政策の推進 ・・ 363

W 農村の振興に関する施策 365
 1 地域資源を活用した所得と雇用機会の確保 ・・ 365
 2 中山間地域等を始めとする農村に人が住み続けるための条件整備 ・ 367
 3 農村を支える新たな動きや活力の創出 ・ 370
 4 W1〜3に沿った施策を継続的に進めるための関係府省で連携した仕組みづくり ・ ・・ 371

X 東日本大震災からの復旧・復興と大規模自然災害への対応に関する施策 ・ 371
 1 東日本大震災からの復旧・復興 ・ 371
 2 大規模自然災害への備え ・ 373
 3 大規模自然災害からの復旧 ・・・ 374
Y 団体に関する施策 ・ 375
Z 食と農に関する国民運動の展開等を通じた国民的合意の形成に関する施策 ・ ・・・ 375
[ 新型コロナウイルス感染症を始めとする新たな感染症への対応 375
\ 食料、農業及び農村に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項 375
 1 国民視点や地域の実態に即した施策の展開 ・・ 375
 2 EBPMと施策の進捗管理及び評価の推進 ・・・ 375
 3 効果的かつ効率的な施策の推進体制 ・・ 376
 4 行政のデジタルトランスフォーメーションの推進 ・・ 376
 5 幅広い関係者の参画と関係府省の連携による施策の推進 ・・ 376
 6 SDGsに貢献する環境に配慮した施策の展開 ・・ 376
 7 財政措置の効率的かつ重点的な運用 ・・ 376

全国中山間地域振興対策協議会事務局
727
posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:49| 全国中山間地域振興対策協議会

徳島県 つるぎ町 家賀地区 急傾斜地農業のふるさとを訪ねる

徳島県つるぎ町家賀地区.jpg

徳島県 つるぎ町 家賀地区 急傾斜地農業のふるさとを訪ねる

〇阿波の国徳島といえば、何を思い浮かべますか?

「阿波踊り」「青色発光ダイオード」「鳴門の渦潮」「かずら橋」「大塚国際美術館」「すだち」「手延べそうめん」「鳴門金時」「徳島ラーメン」「一太郎」といろいろと名物・発明品・観光資源等はありますが、近年インバウンドで徳島県に訪問する外国人は、環境や自然に関心が高く、世界農業遺産というのも注目されているポイントの一つです。

〇「にしあわ急傾斜地農業」というのを知っていますか?
 にし阿波の山間部は、平地が少なく急傾斜地そのものを耕地として耕し、作物を採り暮らしてきました。傾斜地では風雨などにより、土壌流出が起こるため、干したカヤのコエグロで畑の畝の間に敷き詰めて流出を最小限に食い止めたり、等高線に沿って畝立てしたり、サラエと呼ばれる伝統農具で土上げをするなどして土壌を守ってきたのです。
 コエグロとは、秋に収穫したカヤを束ねて円錐形に積み上げたもので、土壌流出を防ぐほか、春には土を育てる肥料として使われています。この土地に負担をかけない自然循環型の「傾斜地農耕システム」は、千年以上の太古の昔より先人から継承されてきました。
RIMG1962.JPG
 そして、この急傾斜農業のシステムが国連食糧農業機関(FAO)から「世界農業遺産」に認定されました。伝統的な農林水産業を営む地域の中で世界的に重要と認められる地域として世界から評価され認められたのです。現在、世界で26ヶ国86の地域が、国内では15地域が登録されています。徳島県のにし阿波の傾斜地農耕システムは、中四国地域では初めて世界農業遺産に認定されました。

 この家賀地区を活性化させようとしているのが、2018年4月24日に設立された忌部文化研究所です。忌部文化研究所は、古代日本におけるマツリゴトに携わり、国づくりに大きく貢献してきた忌部氏と徳島の歴史や各地方へと繋がる軌跡、そしてその精神性を研究しています。
 
 忌部氏とは、ヤマト王権の宮廷祭祀を掌った名門氏族です。弥生後期から古墳前期(3〜4世紀)にかけ、吉野川流域を中心にその勢力を展開し、海部(あまべ)と力を合わせ四国東部の阿波地域を拓き、ヤマト王権成立に大きな影響を与えて、全国に麻・榖(かぢ)を植え、農業・養蚕・織物・製紙・建築・漁業・衣食住の生活文化技術や産業技術・古墳築造技術(農業土木技術)などを伝播させた技術集団、かつ祭祀集団であったと言われています。

 家賀地区は、忌部の神領の一部でした。その家賀で行われている「家賀再生プロジェクト」をさらに盛り上げるために宿泊・交流施設として「家賀の郷 清笹」を2024年の4月にオープンしました。

家賀再生プロジェクト
https://www.awainbe.jp/projects/kekaproject/
 
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 コミュニティビジネス担当
オーライ!ニッポン会議事務局
全国中山間地域振興対策協議会事務局
地域再生寄り合いワークショップ担当
726


 
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:03| オーライ!ニッポン