
令和5年度 中山間地域振興対策にかかる予算説明会を開催しました。
2月13日、永田町の全国町村会館ホールに於いて、令和5年度の事業実施に向けて、農業農村と暮らしを守る中山間地域対策や鳥獣被害対策など中山間地域に関する施策について、最新の情報を盛り込み会員自治体首長をはじめ自治体職員に向け、わかりやすくご講演いただきました。詳細は、全国中山間地域振興対策協議会の会報誌3月号にて報告いたします。
※ 会員の皆様には、見逃し配信サービス開始を登録先メールアドレス宛にご案内いたしました。
基調講演の佐藤農村政策部長からは、食料・農業・農村基本法の見直しのなかでまとめられた資料から20年後の農村社会がどうなるのか、需要を踏まえた作付け、中山間地域の仕事づくり、イノベーションで稼いでいく方向性を話されました。
冨田 地域振興課長からは、農村型RMOが27か所で取り組まれていること、耕作放棄地とならないための最適土地利用のための総合対策、これまでと違った方法で農地を活用するための農用地保全等推進委員制度のコーディネータの人件費がでる制度やテレビを活用して高齢者への道の駅からの配食や買い物の支援するシステムといったデジタル技術を活用した中山間地域対策など話していただきました。
藤河 鳥獣対策・農村環境課長からは、なぜ鳥獣被害防止対策が必要なのか、鳥獣被害の発生の背景から、なぜ鳥獣が集落に寄ってくるのか。どうやって対抗していのか、対策を打つうえでの留意すべきこと、獣種ごとの特徴と対策、さらに令和4年度新規のクマ複合対策、ニホンザル対策、令和5年度予算のGIS活用した被害の可視可定着、侵入防止柵の地際補強策、被害対策担い手育成・マッチング事業とこれまでの知見を交えて、総合的な対策の連携活用と地域の人々の理解促進について、お話をいただきました。
会場の役員・会員からの質疑では、人材育成事業や現地確認への対外人材活用などの今後のさらなる対策強化に向けて事業化の要望もありました。
■日時:2023年2月13日(月)15:00〜17:00
■開催方法:対面及びZOOMによるオンライン
■対象:全国中山間地域振興対策協議会 会員
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■プログラム
1.開会
2.挨拶 会長 舟橋貴之(富山県立山町長)
3.基調講演『農村をめぐる情勢の変化と今後の施策の方向性』
農林水産省農村振興局 佐藤一絵 農村政策部長
4.予算説明
(1)予算説明【農業農村と暮らしを守る中山間地域対策について】
農林水産省農村振興局 地域振興課 冨田晋司 課長
(2)予算説明【鳥獣被害防止対策等について】
農林水産省農村振興局 鳥獣対策・農村環境課 藤河正英 課長
※ 今後の予定としては、令和5年度総会、令和6年度予算要請活動。そして、4年ぶりに現地研究会を北海道に於いて開催する方向で準備を進めています。

※全国中山間地域振興対策協議会は、協調して中山間地域振興対策に必要な事業等の円滑な推進を図るとともに、中山間地域の自主性、創意工夫を通じて農山漁村の多面的機能の強化による地域の活性化と定住促進のための整備を推進することを目的とする市町村、県を会員にした協議会です。自治体のご参加は随時受付中です。
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