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2022年09月05日

令和5年度の中山間地域対策関係の概算予算要求について

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令和5年度農林水産省概算予算要求が発表されました。
農水産省の2023(令和5)年度事業予算要求は、
2兆6,808兆円(2兆2,777億円)
このうち主な中山間地域振興対策関係については、約5,439(4,722)億円。
数字の()内は、前年度の予算額
https://www.maff.go.jp/j/budget/r5yokyu.html

 農林水産省では、世界の食料需給を巡るリスクの顕在化に対応するとともに、農林水産業の成長 産業化と農山漁村の次世代への継承を実現するため、「農林水産業・地域の活力 創造プラン」等に基づき、食料安全保障の確立と農林水産業の持続可能な成長を推進するための予算を以下の重点事項で要求している。

◎令和5年度農林水産関係予算概算要求の重点事項

1 生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施、需要拡大の推進
2 2030 年輸出5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化
3 環境負荷低減に資する「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた政策の推進
4 スマート農林水産業、eMAFF等によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進
5 食の安全と消費者の信頼確保
6 農地の効率的な利用と人の確保・育成、農業農村整備
7 農山漁村の活性化
(1)デジタル技術により地域資源を活用した農山漁村の課題解決
(2)日本型直接支払の実施
(3)中山間地域の活性化
8 カーボンニュートラル実現に向けた森林・林業・木材産業によるグリーン成長
9 水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化

中山間地域対策については、
「7農山漁村の活性化」にまとめられています。

⑴デジタル技術により地域資源を活用した農山漁村の課題解決

@農山漁村振興交付金138億円(98億円)
 ・農山漁村における定住や都市と農山漁村の交流を促進するとともに、
  農山漁村に関わる関係人口の創出・拡大を図るため、地域資源を活用した
  計画策定や各種取組の実践、デジタル技術を活用した課題解決を支援
  https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r5yokyu_pr64.pdf

ア 最適土地利用総合対策
 ・中山間地域等における農用地保全を図るため、地域ぐるみの話合いによる
  最適な土地利用構想の策定、基盤整備等の条件整備、鳥獣被害防止対策、
  粗放的な土地利用等の総合的な対策を推進

イ 中山間地域等におけるデジタル技術活用の推進
 ・中山間地域等において、デジタル技術の導入・定着を後押しすることで、
  収益力向上、販売力強化、生活支援等に関する取組を支援し、
  全国の見本となる優良事例創出を推進

ウ 農村型地域運営組織(農村RMO)の形成の推進
 ・複数の集落機能を補完して、農用地保全活動や農業を核とした経済活動、
  生活支援等地域コミュニティの維持に資する取組を行う
  農村RMO(RegionManagementOrganization)の形成とともに
  デジタル技術の導入・定着等を推進

エ 「農山漁村発イノベーション」の推進
 ・農山漁村における所得や雇用の増大を実現するため、
  他分野・多様な主体との連携等により地域資源を活用した新事業や
  付加価値の創出を図る取組、デジタル技術の活用に係る
  専門人材の派遣・育成等を支援

オ 農泊の推進
 ・農泊の実施体制の整備、観光コンテンツの磨き上げ、ワーケーション対応、
  食や景観を活用した高付加価値コンテンツ開発、古民家等を活用した滞在施設、
  体験施設の整備等を一体的に支援

カ 農福・林福・水福連携の推進
 ・農林水産分野での障害者等の雇用・活躍の場を創出し、
  農山漁村の維持・発展を図るため、障害者等多様な人々が参加する
  体験農園の開設、農福連携の普及啓発、
  専門人材の育成等の取組を一体的に支援

キ 農業・農村の情報通信環境の整備
 ・農業・農村のインフラの管理の省力化・高度化、地域活性化、
  スマート農業の実装を促進するため、情報通信環境の整備を支援

ク 都市農業の多様な機能の発揮
 ・都市農業を振興するため、都市部での農業体験や交流の場の提供、
  災害時の避難地としての活用等について支援するとともに、
  都市農業者や行政機関等が連携し、都市部の空閑地を活用して
  農地や農的空間を創設する取組等を支援

A 農業農村整備事業<公共>3,933億円(3,322億円)
 ・農村地域のインフラの持続性の確保と農村の活性化を図るため、
  集落排水施設や農道の再編、強靱化、高度化等の定住条件の整備を支援
  https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r5yokyu_pr60.pdf

B 鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進127億円(101億円)
 ・鳥獣被害の防止に向け、地域ぐるみの捕獲活動、
  ICTを活用した被害対策の定着、侵入防止柵の整備及び機能強化等を
  支援するほか、森林における効率的なシカ捕獲への
  支援等を実施・捕獲鳥獣を有効活用し、ジビエの利活用を拡大するため、
  衛生管理の知識を有する捕獲者や処理加工施設の人材の育成、
  広域搬入体制の整備、プロモーション等による、ペットフード等を含む需要拡大を支援
  https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r5yokyu_pr65.pdf

⑵ 日本型直接支払の実施  https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r5yokyu_pr67.pdf

@ 多面的機能支払交付金 493億円(487億円)
 ・農業・農村の多面的機能の維持・発揮や地域全体で担い手を
  支えることを目的として、農業者等で構成される活動組織が行う農地を
  農地として維持するための地域活動や、地域資源の質的向上を図る活動を支援

A 中山間地域等直接支払交付金 265億円(261億円)
 ・中山間地域等における農業生産条件の不利を補正するため、
  棚田地域を含む中山間地域等での
  農業生産活動を継続して行う農業者等を支援 

B 環境保全型農業直接支払交付金 28億円(27億円)
 ・化学農薬・化学肥料を原則5割以上低減する取組と合わせて行う
  地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い営農活動を支援 

⑶ 中山間地域の活性化

@ 中山間地農業ルネッサンス事業<一部公共> 495億円(407億円)
 ・中山間地域等において、地域特性を活かした活動の推進や各種支援事業の
  優先採択等により、中山間地域の多様な取組を総合的に支援
  https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r5yokyu_pr68.pdf
 
A 棚田地域の振興
 ・棚田地域振興法に基づく棚田の保全・振興に向けたモデル的な取組や、
  景観保全等の環境整備を支援(農山漁村振興交付金)
  138億円の内数(98億円の内数)
 (中山間地域等直接支払交付金)265億円の内数(261億円の内数



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posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:30| 全国中山間地域振興対策協議会