今回は、都市と農山漁村双方の生活・文化を楽しむライフスタイルを実践されている方々を紹介します。
【オーライ!ニッポン ライフスタイル賞】
F 吉田(よしだ) 光(みつ)春(はる) さん(栃木県 鹿沼市(かぬまし))
東京から移住し、ブルーベリーを栽培しながら週末カフェ「里のカフェはな」を夫婦で経営。ブルーベリーと黒豆を中心にカフェで使うレタス・大根・ニンジン・さつまいも等を栽培しています。7月〜8月のブルーベリー収穫時期は早朝5時から摘み取りをはじめ、選果、加工、料理と忙しい日が続く。黒豆は6月播種、10月は枝豆の販売、12月には黒豆の収穫・乾燥・調整。カフェの営業は金・土・日曜日の三日間。2015年10月加工所の免許を取得し、ジャムの製造を開始。2016年10月菓子製造業免許取得し、マフィン等の製造を始めた。2017年3月仕出しの免許を取得して、弁当作りと多様な料理や加工品が作れる環境を創出。自家製ブルーベリーや野菜、地域の新鮮な野菜や果物を使った手作りランチやスイートを提供しています。
【オーライ!ニッポン ライフスタイル賞】
G稲垣(いながき) 信志(しんじ) さん(富山県 氷見市(ひみし))
2015年4月氷見市地域おこし協力隊に着任、同年5月に氷見市仏生寺地区脇之谷内集落にある空き家に妻と2人で移住。2017年4月に入居している家を購入。地域おこし協力隊退任後の起業準備として農業を中心した年収250万円で移住者が暮らせる環境づくりを目指し、2016年から営農組合脇之谷内に所属して、5反の水稲、2反の畑を管理している。また、地域と都市農村交流事業として、サツマイモの生産から加工・販売、民工芸品体感ツアー、サツマイモ収穫体験ツアー等3年間で32本のイベントを企画運営、地域住民・都市住民の関係人口は1,000名を超える。また、地元高齢者が活躍出来る6次産業化の取り組みや市内の福祉事業者との地域密着型農福連携も行っている。
【オーライ!ニッポン ライフスタイル賞】
H 金城(きんじょう) 愛(あい) さん(愛知県 東栄町(とうえいちょう))
3年前に「奥三河で暮らすように遊ぶ」をコンセプトに「体験型ゲストハウスだのん」を立ち上げました。「だのん」はこの地域の方言で「そうだね」の意味。5年前に縁あって訪れた東栄町。初めての田舎暮らしで慣れないことだらけの私に居場所を作ってくれた地域の皆さん。皆さんの暮らしから、「生きていくことはシンプルでいい」ということに気づかされました。田舎暮らしは手作りが基本。テーブルやイス、味噌やこんにゃくなど、すべて当たり前のように自分で作り、この価値をより多くの人に伝えたいと考えています。地域の人とかかわりながら感謝の気持ちを伝えたいと宿泊者に東栄町の「人」と「暮らし」に焦点を当てた体験メニューを提供しています。
【オーライ!ニッポン ライフスタイル賞】
I 辻本(つじもと) 京子(きょうこ) さん(愛媛県 西予(せいよ)市)
トマト栽培を始めていた知人の誘いで、2002年に遊子川を訪問。農業経験は無かったが「トマトが大好き」という思いから主人を説得して奈良県から移住しました。3年後に休耕地を買い取り、2012年には、トマト農家の女性を中心に20名で規格外トマトの加工商品開発をはじめ、『遊子川特産品開発班』の代表を努める。2014年4月から農家レストラン「食堂ゆすかわ」をオープン。同時に商品開発を進めていた自家製「トマト酢」を使った『トマトユズポン酢』の販売をスタート。仲間とともにトマトの加工作業、レストランでの調理、さらに、ご主人と一緒にトマト栽培に取り組む多忙な日々を送っています。
【オーライ!ニッポン ライフスタイル賞】
J 中川(なかがわ) 孝(たかし) (熊本県 荒尾市(あらおし))
荒尾市の農家出身、家電メーカーに勤務していた40代のとき海外出張で見たワイナリーとなだらかに続くぶどう畑を見て「いつかこんな風景を故郷に自分の手でつくりたい」と夢を抱きました。58歳の時、実家に戻り、故郷の荒廃した風景を見て何とかしたいという思いに駆られ、40代で見たあのワイナリーの景色が甦り思い浮かびオリーブ畑を作ろうと耕作放棄地を購入。オリーブの木を植え始め少しずつ植えて今では1,000本。2016年から実の収穫も始まりオイルが搾れ、2017年7月にレストラン「Omegane(まるめがね)」をオープンさせました。妻はレストランを手伝い、畑では野菜を育てている。オリーブ畑が一面に広がる最高のロケーションで、レストランを営みながらオリーブの商品開発の夢をもって夫婦で暮らし、地域の人々と交流しています。
中川孝さんは、12/5【夢見た農村風景を耕作放棄地に実現!】農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーに登壇します。
【講師】潟Iリーブファクトリー代表 中川 孝 氏(熊本県荒尾市)
【日程】2018年12月5日(水) 13:30〜16:30
【参加費】2,000円
【主催・場所】一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 会議室
詳細は、下記のサイトをご覧ください。
URL https://satomono.jp/tour-seminar/2826/
★「オーライ!ニッポン大賞」は、全国の都市と農山漁村の共生・対流に関する優れた取り組みを表彰し、もって国民への新たなライフスタイルの普及定着を図ることを目的として、オーライ!ニッポン会議(代表:養老孟司東京大学名誉教授)の主催で実施しているものです。
★第16回のオーライ!ニッポン大賞は2018年11月末から2019年1月末日まで募集をいたします。審査委員会(審査委員会長:安田 喜憲 ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)で審査を行いオーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)他各賞を選考します。
応募の対象は、都市と農山漁村の共生・対流に関する活動を積極的に実施し、地域の活性化や交流の拡大などに寄与している団体・個人の方々、そして都市と農山漁村双方の生活・文化を楽しむライフスタイルを実践されている方々です。全国各地で活躍する方々から自薦・他薦を問わず応募を受けております。
★2018年度第16回のオーライ!ニッポン大賞応募に関するサイト
https://www.kouryu.or.jp/information/ohrai16th.html
★2017年度第15回オーライ!ニッポン大賞は、2018年3月26日に都内で表彰式が開催されました。表彰式では、養老 孟司代表の基調講演ほか、今回受賞した方々による取り組みの一端のご紹介もありました。 表彰式の様子や受賞者の概要は、下記のサイトをご覧ください。
https://www.kouryu.or.jp/information/20180405_404/
★平成29年度第15回オーライ!ニッポン大賞受賞者一覧
■オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)1件
株式会社 信州せいしゅん村 (長野県上田市)
■オーライ!ニッポン大賞3件
特定非営利活動法人 棚田ネットワーク(東京都新宿区)
南砺市商工会利賀村支部&慶應義塾大学牛島ゼミ利賀プロジェクト(富山県南砺市)
小浜市阿納体験民宿組合(福井県小浜市)
■オーライ!ニッポン大賞審査委員会長賞2件
WWOOFジャパン事務局(北海道札幌市)
古屋でがんばろう会(京都府綾部市)
■オーライ!ニッポンライフスタイル賞5件
吉田光春(栃木県鹿沼市)
稲垣信志(富山県氷見市)
金城愛(愛知県東栄町)
辻本京子(愛媛県西予市)
中川孝(熊本県荒尾市)
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2018年12月03日
2017年度 第15回オーライ!ニッポン大賞受賞者の紹介 ⑶
前回に引き続き、2017年度 第15回オーライ!ニッポン大賞の受賞者を紹介します。
【オーライ!ニッポン大賞】
C小浜市阿(おばましあ)納(の)体験民宿組合(福井県小浜市) 農山漁村イキイキ実践部門
県内外の小中学生を対象に、釣り堀でマダイを釣り、釣った魚をさばいて食べる体験学習を実施しています。沖合の養殖イカダや餌やりの見学等を行う漁船クルーズ、同地区の主要農産物である梅もぎ体験・梅ジュース作り、同地区のお寺での座禅体験など、地域の関係者が一体となって体験メニューを開発し毎年県外の中学校や旅行代理店等を訪問し、積極的にPR活動を展開しています。平成2014年度から新たにシーカヤックを導入して100艇体制。体験学習の利用者数は、2016年には4,851人と大幅に増加、この体験学習が牽引する形で、当地区の漁家民宿への宿泊者数は順調に増加しています。漁家経営が改善した結果、現在、組合員13戸のうち11戸は後継者が確保されています。
【オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞】
DWWOOF(ウーフ) ジャパン事務局 (北海道 札幌市)都市のチカラ部門
全国各地に440軒のWWOOF(ウーフ)ホスト農家が存在しています。ホストの家のお手伝いをする人をウーファーと呼び農家の手伝いをする代わりに、毎日の食事と寝る場所を提供してもらい、さらに、農業の技術、農の知恵を授かるシステムを1994年から運営。ホスト農家とウーファーが家族のようになって、どうしたら人はより良く暮らしていけるかなど考えながら、一緒に会話を楽しむ。農村生活の体験と有機農業農家の支援を行うなど、都会と地方、人と人との橋渡しを進めています。
【オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞】
E古屋(こや)でがんばろう会 (京都府 綾部市(あやべし)) 農山漁村イキイキ実践部門
京都府綾部市にある集落「古屋(こや)」は、平均年齢90歳のおばあちゃん達と自治会長の4名が暮らす限界集落です。住民の間で「自分たちの代で集落を終わらせたくない」という想いが高まり、10年前に一念発起し、近くの森で採れる栃の実を使って、お菓子等の開発・製造をはじめました。「古屋でがんばろう会」は、古屋の活動を支えるために設立された自主応援組織で、ボランティアを巻き込んだイベントの企画・実施をしている。交流人口は3,000人にものぼり、おばあちゃんたちの生きがいとなっています。
「オーライ!ニッポン大賞」は、全国の都市と農山漁村の共生・対流に関する優れた取り組みを表彰し、もって国民への新たなライフスタイルの普及定着を図ることを目的として、オーライ!ニッポン会議(代表:養老孟司東京大学名誉教授)の主催で実施しているものです。
第16回のオーライ!ニッポン大賞は2018年11月末から2019年1月末日まで募集をいたします。
審査委員会(審査委員会長:安田 喜憲 ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)で審査を行いオーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)他各賞を選考します。
応募の対象は、都市と農山漁村の共生・対流に関する活動を積極的に実施し、地域の活性化や交流の拡大などに寄与している団体・個人の方々、そして都市と農山漁村双方の生活・文化を楽しむライフスタイルを実践されている方々です。全国各地で活躍する方々から自薦・他薦を問わず応募を受けております。
2018年度第16回のオーライ!ニッポン大賞応募に関するサイト
https://www.kouryu.or.jp/information/ohrai16th.html
2017年度第15回オーライ!ニッポン大賞は、2018年3月26日に都内で表彰式が開催されました。
表彰式では、養老 孟司代表の基調講演ほか、今回受賞した方々による取り組みの一端のご紹介もありました。 表彰式の様子や受賞者の概要は、下記のサイトをご覧ください。
https://www.kouryu.or.jp/information/20180405_404/
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【オーライ!ニッポン大賞】
C小浜市阿(おばましあ)納(の)体験民宿組合(福井県小浜市) 農山漁村イキイキ実践部門
県内外の小中学生を対象に、釣り堀でマダイを釣り、釣った魚をさばいて食べる体験学習を実施しています。沖合の養殖イカダや餌やりの見学等を行う漁船クルーズ、同地区の主要農産物である梅もぎ体験・梅ジュース作り、同地区のお寺での座禅体験など、地域の関係者が一体となって体験メニューを開発し毎年県外の中学校や旅行代理店等を訪問し、積極的にPR活動を展開しています。平成2014年度から新たにシーカヤックを導入して100艇体制。体験学習の利用者数は、2016年には4,851人と大幅に増加、この体験学習が牽引する形で、当地区の漁家民宿への宿泊者数は順調に増加しています。漁家経営が改善した結果、現在、組合員13戸のうち11戸は後継者が確保されています。
【オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞】
DWWOOF(ウーフ) ジャパン事務局 (北海道 札幌市)都市のチカラ部門
全国各地に440軒のWWOOF(ウーフ)ホスト農家が存在しています。ホストの家のお手伝いをする人をウーファーと呼び農家の手伝いをする代わりに、毎日の食事と寝る場所を提供してもらい、さらに、農業の技術、農の知恵を授かるシステムを1994年から運営。ホスト農家とウーファーが家族のようになって、どうしたら人はより良く暮らしていけるかなど考えながら、一緒に会話を楽しむ。農村生活の体験と有機農業農家の支援を行うなど、都会と地方、人と人との橋渡しを進めています。
【オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞】
E古屋(こや)でがんばろう会 (京都府 綾部市(あやべし)) 農山漁村イキイキ実践部門
京都府綾部市にある集落「古屋(こや)」は、平均年齢90歳のおばあちゃん達と自治会長の4名が暮らす限界集落です。住民の間で「自分たちの代で集落を終わらせたくない」という想いが高まり、10年前に一念発起し、近くの森で採れる栃の実を使って、お菓子等の開発・製造をはじめました。「古屋でがんばろう会」は、古屋の活動を支えるために設立された自主応援組織で、ボランティアを巻き込んだイベントの企画・実施をしている。交流人口は3,000人にものぼり、おばあちゃんたちの生きがいとなっています。
「オーライ!ニッポン大賞」は、全国の都市と農山漁村の共生・対流に関する優れた取り組みを表彰し、もって国民への新たなライフスタイルの普及定着を図ることを目的として、オーライ!ニッポン会議(代表:養老孟司東京大学名誉教授)の主催で実施しているものです。
第16回のオーライ!ニッポン大賞は2018年11月末から2019年1月末日まで募集をいたします。
審査委員会(審査委員会長:安田 喜憲 ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)で審査を行いオーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)他各賞を選考します。
応募の対象は、都市と農山漁村の共生・対流に関する活動を積極的に実施し、地域の活性化や交流の拡大などに寄与している団体・個人の方々、そして都市と農山漁村双方の生活・文化を楽しむライフスタイルを実践されている方々です。全国各地で活躍する方々から自薦・他薦を問わず応募を受けております。
2018年度第16回のオーライ!ニッポン大賞応募に関するサイト
https://www.kouryu.or.jp/information/ohrai16th.html
2017年度第15回オーライ!ニッポン大賞は、2018年3月26日に都内で表彰式が開催されました。
表彰式では、養老 孟司代表の基調講演ほか、今回受賞した方々による取り組みの一端のご紹介もありました。 表彰式の様子や受賞者の概要は、下記のサイトをご覧ください。
https://www.kouryu.or.jp/information/20180405_404/
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:30| オーライ!ニッポン