

本全国民俗芸能大会は終了しました。
2024年11月23日【全国民俗芸能大会の開催】
事務局からご案内いただきましたのでご紹介します。
この大会は、大正14(1925)年10月に財団法人日本青年館の建物が竣工し、開館を記念して催された『郷土舞踊と民謡の会』に由来します。当時、柳田国男、高野辰之、小寺融吉などの民俗学者、識者の協力を得て、全国の郷土芸能や民謡を選びホールの舞台で紹介をしました。郷土芸能を学術的に位置づけ、舞台で紹介したことは日本の芸能史においてはじめてのことで画期的なことでした。以来、昭和11(1936)年まで当財団の記念事業として毎年開催されてきましたが、その翌年から昭和21(1946)年までの間、戦争によって中断されました。
戦後は、昭和22(1947)年に早くも青年たちが戦後復興を祈念して「郷土芸能大会」を開催しますが継続はできず、昭和25(1950)年に文部省芸術祭の主催公演として開催された「第1回全国郷土芸能大会」が今日に続く民俗芸能大会の出発点となります。
第2回からは日本青年館が主催に加わり、その後、国の補助事業に転換し、財団法人日本青年館主催となり、昭和53(1974)年からは全国民俗芸能保存振興市町村連盟との共催事業として今日に至っています。
第71回全国民俗芸能大会 詳細はこちらをご覧ください。
https://nippon-seinenkan.or.jp/seinenkan/minzoku-3/
今大会では、獅子頭を用いた芸能を4団体に披露していただきます。
18:00からの普及公演「獅子舞の魅力〜播磨の毛獅子と富山のむかで獅子」では、本公演では見られなかった演目に加え、演者の皆様にも獅子の演じ方、継承に関わる工夫や想いもお話いただきます。本公演に引き続きご覧いただくことも、普及公演のみをご観覧いただくことも可能です。
秋の夜長、全国各地に伝わる民俗芸能をご堪能ください。
期 日 2024年11月23日(土・祝)
時 間 開 場 12:00
本公演 13:00〜17:00
普及公演 18:00〜20:00
会 場 日本青年館ホール
出演団体 ❶高屋敷神楽保存会(岩手県一戸町)
❷箱根宮城野獅子舞保存会(神奈川県箱根町)
❸江尻青年団(富山県高岡市)
❹宇原獅子舞保存会(兵庫県宍粟市)
チケットはこちらから⇒TEKET https://teket.jp/1458/38573
★チケットについて
・本公演・普及公演通し券:1,500円
・普及公演券:1,000円
◆第71回全国民俗芸能大会チラシ
https://nippon-seinenkan.or.jp/seinenkan/wp-content/uploads/minzokugeinou71.pdf
★出演者
❶高屋敷神楽保存会 https://www.facebook.com/photo?fbid=926785292592412&set=a.169080831696199
高屋敷神楽の源流は、江戸時代中頃に上女鹿沢(一戸町)に所在した三明院という寺院の山伏神楽にあります。後に三明院の力が衰えると、三明院に近い集落である高屋敷の人々に神楽を伝えたのが、今の高屋敷神楽の形となりました。
❷箱根宮城野獅子舞保存会 https://www.facebook.com/photo?fbid=928231665781108&set=a.169080831696199
神奈川県箱根町の宮城野、仙石原両地域に伝承される湯立獅子舞は、江戸時代の安永5年(1776)に伝えられたとされ、獅子が湯立神楽を行う全国的にも希少な民俗芸能として、令和4年3月に重要無形民俗文化財に指定されました。宮城野では毎年7月15日の天王祭で、諏訪神社境内において湯立を行う釜の舞など6舞が奉納されます。
❹宇原獅子舞保存会 https://www.facebook.com/photo/?fbid=962931608977780&set=pcb.962931765644431
宇原獅子舞は、兵庫県宍粟市山崎町宇原において安政5年(1858年)から伝承されている獅子舞です。雄獅子、雌獅子がありそれぞれの毛に馬の鬣(たてがみ)を使用しており、低い姿勢で生きたように舞うのが特徴です。
❸江尻青年団 https://www.facebook.com/photo?fbid=931080988829509&set=a.169080831696199
江尻青年団(団員60名、男性40名・女性20名)では、春季、秋季の年2回の祭礼行事に加え、
地域の納涼祭の運営や中学校での上演など、獅子舞の伝統継承と発展のために活動しています。
今年は高岡獅子舞競演会への出演もあり新演目にも取り組みました。
みどころ
民俗芸能は、地域の人々の暮らしや労働の営みから湧き出た願いや想いが歌や踊りなどの表現となり継承されてきた、民衆の歴史を今日に伝える貴重な文化遺産です。日本青年館ではこれらの記録と保存、継承を支援するため、戦時中の中断や名称変更を経ながらも、100年にわたりこの事業を開催してまいりました。今年は4つの団体に、獅子頭を用いた多様な芸能を上演していただきます。
★お問い合わせ先:一般財団法人日本青年館 公益事業部 電話 03-6452-9012
Mail koueki@nippon-seinenkan.or.jp
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