東京日本橋の桜
【地域運営組織設立に臨む行政職員には、WS(ワークショップ)の経験の有無が重要】という論文です。
地域運営組織設立促進における自治体の対応と支援課題 ―大分県内の市町村を事例に―
安部梨杏 1)・中塚雅也 1)) 神戸大学大学院農学研究科
https://www.jstage.jst.go.jp/article/arfe/59/3/59_129/_pdf/-char/ja
農村RMOに限らず、今後地域住民による話し合いの機会により合意形成を得て展開する事業が益々増加します。その際、重要となるのは市町村職員のスキルアップです。
https://www.cs-oita.com/
https://www.edu.kobe-u.ac.jp/ans-agecon/nakatsuka.html
農村版、地域運営組織である農村 RMOの設立の推進にあたり、市町村職員の人材育成を進めるために、自治体の地域運営組織設立に関する体制と職員の対応能力の現状と課題を明らかにすることを目的により大分県下17市町村にアンケートし回答を分析したのものです。
その結果として、職員のWS経験有無により、組織設立に向けた手順やスケジュール管理や実際上のWS や会議の企画運営の方法、WS や会議での問い方、対話の進め方、WS や会議での意見の整理・まとめ方に大きな差が見られたということです。
また、担当職員が現場で必要と思うことや外部支援者に教えて欲しい・相談したいことでは、最も多いのは、住民の参加意欲を高める方法です。そして、設立が求められる理由や地域運営組織との望ましい協働体制が上位となっています。
なお、大分県では、中間支援組織として2019年に一般社団法人コミュニティサポートおおいたを設立して地域運営組織の設立運営を支援しています。中塚教授も本組織の理事としてかかわっておられます。
農村RMOに限らず、地域住民による話し合いの機会により合意形成を得て展開する事業において、その現場を支える市町村職員のスキルアップが極めて重要です。
行政職員は数年で異動すますが、WSの企画運営のノウハウは他部署でも十分活用・役立ちます。人事育成に必要なノウハウとして本論文は大事なことを示しています。
特に、話し合った結果何をするのか、どうするのか等々の具体的な計画づくりも同時に必要となってきます。本ブログでも常日頃紹介している「地域を元気にする寄合ワークショップ」では、地域の人々が日頃感じていることを地域の人々と話し合いながら、具体的な計画へと進めています。
【住民主体のワークショップの最新記事】
- 徳島県下で地域再生(元気になる)寄合ワー..
- 集落を元気にする寄り合いワークショップが..
- 質的統合法(KJ法)にご関心がある方にご..
- 現状把握、課題解決に向けて質的分析を用い..
- 第5回「質的統合法(KJ法)基礎講座」を..
- 質的統合法の大家 山浦晴男氏の【質的統合..
- 令和7年度の「質的統合法(KJ法)基礎講..
- 社会問題の解決に向けてより多くの若者に学..
- 頭をフル回転してバラバラの事象をまとめ上..
- 【人材育成のための】地域づくりのアイデア..
- 質的統合法による人材育成
- 10/5-6 金沢大学において第4回「質..
- 地域を元気にする寄り合いワークショップに..
- 地域資源の映像化による意識の共有化
- 探究の学習に「質的統合法(KJ法)」を取..
- 2024年度の「あわの農山漁村(ふるさと..
- 知的芸術品ともいえるKJ法による分析結果..
- 日本農業新聞に農村RMO育成支援事業の寄..
- ミライとワタシと集落の活性化 2024年..
- 令和6年度の地域再生寄り合いワークショッ..