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2024年08月06日

令和6年8月2日東京神田に於いて、トーク&トーク『まちに元気を!〜全国発、まちおこしに向けた都市漁村交流の可能性とあり方を探る〜』が開催されました。

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写真:ぱくたそ[ https://www.pakutaso.com
令和6年8月2日東京神田に於いて、トーク&トーク『まちに元気を!〜全国発、まちおこしに向けた都市漁村交流の可能性とあり方を探る〜』が開催されました。
テーマは、「漁村に「泊まる」で朝から晩まで地元を満喫」

漁村に宿泊することで地域の魅力を堪能できることから、渚泊の事例を紹介されました。
主催者の都市漁村交流推進協議会の会長である藤本昭夫 大分県姫島村長の開会挨拶では、水産庁が進める海業の取組なども活用して都市漁村交流をより推進していきたい。
そのために協議会の発展的改組も進めていくと話しました。

来賓挨拶の櫻井 政和 水産庁 漁港漁場整備部 防災漁村課長の来賓挨拶、続いて「海業の推進による漁村の活性化」劔崎 聖生 水産庁計画課利用調整班 課長補佐の話題提供がありました。水産庁では、海業の推進による漁村の活性化に取り組んでおり、【都市漁村交流人口は約2,000万人(令和5年度「水産白書」P13)】さらに 、200万人の都市漁村交流人口増加を目指している。水産物の直売所(例:沖縄読谷村)、魚食普及の食堂(例:千葉県房総市)、漁家民宿(例:福井県小浜市ブルーパーク阿納)、その他、兵庫県姫路市鹿漁港と家島、根室市歯舞漁協など多様な海業の推進地域が全国54地区(目標500地区)ある。
海業の最新情報については、こちらを参照ください。
https://www.jfa.maff.go.jp/j/keikaku/230718.html

また渚泊については、
https://www.jfa.maff.go.jp/j/bousai/nagisahaku/
※ 渚泊とは、漁村地域における滞在型旅行のこと

以下の3つの渚泊の取組の紹介がありました。

1.「漁村×こども の教育・観光の可能性について 〜地域の“当たり前”が、こどもたちの最高の
  学び場に〜」上野 祐一朗 (アクトインディ株式会社 子育て支援事業部)
  https://actindi.net/
  おでかけサイト「いこーよ」を運営して17年のWEB会社。
  小学校向けの漁港を活用した海洋学習プログラムの提供をしている。
  全国の海にかかわる100種類以上を体験化して2000人以上の親子が体験している。
  佐渡の漁師の暮らし体験など。

2.「渚泊魚津丸の現状とこれからの展開」
  濱住 博之(魚津漁業協同組合 代表理事組合長)
  http://nagisahaku.com/
  非接触型のチェックイン、チェックアウトや集客サイトを活用した予約管理と運営支援に
  より、宿泊業の専門的ノウハウ不足を補い人的負担の軽減を実施している。
  海を臨む陸の船として、漁協施設を農山漁村振興交付金により宿泊施設に改装し最大16人が
  宿泊できる。また倉庫を食堂にリノベーションした。
  比較的若い人、ファミリーやグループでの利用が多く、令和5年度は、1000人弱の利用者
  があった。外国人観光客の利用もある。

3.「雄勝町での渚泊の取組」
  阿部 久良(一般社団法人 Calm Style 代表理事)※渚泊Station【おがつたび】運営
  https://www.pref.miyagi.jp/site/nohaku/experience_ogatsu.html
  https://ogatsu-cho.com/ogatsu-spot/try/nagisahaku-coucil/
  既存の旅館が3軒。東日本大震災の折のボランティアの宿泊施設もなかった。
  空き家を手作業でリノベーションし新たに3軒を宿を作った。
  漁師の漁をそのまま体験プログラムとして商品開発、漁業体験を提供している。
  農山漁村振興交付金によりインバウンド向けモニターツアーをSNSから発信するなどインバウ
  ンド対策にも取り組んでいる。

※ 令和5年度水産白書(令和6年6月11日公表)には、特集として【海業による漁村の活性化】が取り上げられています。
  https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/R5/attach/pdf/240611-4.pdf

都市漁村交流推進協議会事務局(一般財団法人 漁港漁場漁村総合研究所内)
https://www.jific.or.jp/kyogikai/

オーライ!ニッポン会議
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:02| オーライ!ニッポン