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2024年05月14日

地域商品のブランド化と地域資源を活用した新たな商品開発・販売企画の検討方法を学ぶ

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地域商品のブランド化と地域資源を活用した新たな商品開発・販売企画の検討方法を学ぶ

学び直しが話題となっています。また若い人々には起業の関心も高いと言います。いままでと異なる経験を積むとか社会へも役立つ学びと生きがいにソーシャルビジネスやコミュニティ・ビジネスへの関心も定着しているように思えます。
かなり昔の話ですが、とある県で連続した研修会のある回の講師として呼ばれました。自分たちの講座の前に、元大手企業の幹部をつとめた人が講師となって、農産物を利用した商品開発・販売の手法を学ぶ講座があり、興味があったんで参加しました。本講座は、企業が商品やサービスを企画開発販売する基本的な手法を利用して、机上の演習を行うもので、初歩的なマーケティング手法を講義からチームに分かれて農産物を活用した商品化を議論しつつ企画提案発表するまで4時間30分の講座でした。

・講義 「地域ブランド商品のつくり方と販売の方法」
・演習1「地域ブランドの開発と売り方を考える」(班編成と課題提示)
・演習2「地域ブランドの開発と売り方を考える」(班別発表)

演習の班構成では、社長、発表者、生産部、営業部、マーケティング部と各員が担当してそれぞれの視点を持ちながら、商品開発会議では、ターゲットを定め、提案商品とは販売場所を考えて、提案書を皆で作成します。この時は、地域の素材を活用して、地域文化ならでは、お菓子を企画しました。こんなのが人気でるのではないか等々、やはりこんなのが欲しいよねと、議論してある程度案や方向性が固まると、今度は消費者の立場になって、類似品と比べて魅力あるか、どんな場所で売ったら便利かなど消費者目線で商品案を厳しく見つめなおします。
具体的には、以下のさまざな分析手法を利用して商品化のアイデアを整理していくのです。
〇PEST分析
〇SWOT分析
〇3C分析
〇SPT(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)
〇ポジショニング(低価格か高価格か、一般的かマニアックか)
〇4P 製品=顧客にとって価値があるか、価格=顧客コスト、流通=利便性、プロモーション=コミュニケーション)

実際の商品化に最も重要な「味」の検証や試作品づくりまでは、時間の関係上できませんでしたが、机上論としてマーケティングの方法を学び、実際に意見交換しまとめていくだけでも新たな商品やサービスを企画するには、どのように進めるのかが体験できます。
専門家のように上手にはいかなくても、自分たちで何かを考えみると、消費者として厳しく見ている点や何が売り物なのかセールスポイントの重要性が良くわかります。
農山漁村地域の資源を活用して、コミュニティ・ビジネスを展開するときにもモノづくりやサービスづくりに欠かせない視点です。
最後の発表は、商品説明として、以下の項目を簡略にまとめてプレゼンしました。大変ユニークな味のある発表でした。誰に対してのものなのか、なぜこう考えたのか、さらに商品化へ向けての課題なども提案内容に盛り込まれ、唯一無二の商品づくりの魅力と遊びにあふれていました。
先生の講評もあとは味ですね!カレーでも競争が厳しく独自の味を出すのに思考錯誤を繰り返して、名店が成り立ちます。
(発表内容)
・提案商品名
・価格
・販売箇所
・地域素材
・商品説明
・商品展開
この研修が実施されてかれこれ何年もたちますが、難しいマーケティングの仕組みをたった2日で理解し身に着けるこの講座の存在は稀有でした。井戸を掘ってあげるのではなく、井戸の掘り方を教える。そんな学びの機会でした。農山漁村コミュニティ・ビジネス・オンライン・セミナーも演習機会ができればよいのですが。

(一財)都市農山漁村交流活性化機構
農山漁村コミュニティビジネス担当
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 16:59| コミュニティビジネス