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2023年05月27日

Fオーライ!ニッポン大賞審査委員会長賞の3件目は【農事組合法人 ながさき南部生産組合】長崎県南島原市(第19回オーライ!ニッポン大賞受賞者の紹介)

7.南島原 とうもろこし狩り.JPG

第19回オーライ!ニッポン大賞 12受賞者(概要)その7.
オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞B
長崎県南島原市【農事組合法人 ながさき南部生産組合】

 「消費者から支持される生産方法」を守り、信頼を得て47年。諫早市の住宅街に平成17年開設した直売所では、スィートコーン収穫体験等を企画・実施し、若い客層をつかんでいる。
平成30年からは長崎市内のレストランやこども食堂への食材提供を開始。
 UIターン就農希望者に対する取り組みにも力を入れており、研修施設や宿舎等環境を整備し、受け入れ農家の協力を得て、環境・自然に配慮した実践的な農業研修を通した「プロ農家育成研修プログラム」という就業支援活動と研修終了後の独立・販売支援も実施、結果、研修生から直売所販売農家も生まれている。

 南島原市内も空き家が目立つ、ながさき南部生産組合員は「空き家バンクに」先駆けて組合員が空き家を購入し、自家の空き家を活用して移住者に低額家賃で貸し出すなどの取り組みを実施(4軒)、負の財産になりそうな空き家の減少や移住者の定住にも貢献している。

 平成20年に設立された南島原市ひまわり観光協会の農家民泊に農業体験受け入れ家庭として働きかけ、約170件の受け入れ家庭の登録につながった。
 昭和50年、有機農法研究並びに有機農産物産直に取り組む二つの任意組織からスターとし、生協産直を全国的に拡げ、年間事業高は約22億円(生協等の産消提携の取引が7割)へと発展し、その取組みは、今日、重要な農政課題の柱となった「みどり戦略」の取組みをいわば先取りしてきた。
 農家の方々の自信を取り戻して自主自立の形を構築し、地域の雇用も創出するという体系的な仕組み作りは他地域への応用や波及が見込める。また、地元高校生との協業やインターンシップ、修学旅行の受け入れなど未来につながる若者へ取り組みも高く評価されました。

◎農事組合法人 ながさき南部生産組合
 webサイト https://www.tentoumusi.net/

オーライ!ニッポン会議

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posted by オーライ!ニッポン会議 at 15:23| オーライ!ニッポン